2023年、トルコ共和国は建国100周年を迎えました。
100年前の1923年10月29日に共和制を宣言したそうです。
偶然にも、私がトルコに入国した日でした。
また、2023年2月6日に5万人余の人命を奪った未曾有の大震災に見舞われた年でもありました。
トルコには親日家が多く、日本人とわかるとカタコトの日本語で話しかけてくれます。
日本大好き、サムライ、忍者、あなたおしりかわいい、などなど。
街中に犬と猫がたくさんいます。
車が多くて信号が少ない。
モスクやケバブが有名で、トルコアイスを買うとおちょくられます。
物価は安く、親切な人が多い、このような国に今回研修に行きました。
ゲットイットには代表的なサービスが6つあります。
・保守
・販売
・レンタル
・買取
・データ消去
・修理
上記以外にもサービスがあります。その一つがデータ復旧サービス。
ゲットイットが行っているデータ復旧サービスとは、主にサーバやストレージ製品に使用されているRaidの故障や記憶媒体の論理障害によりOSが起動しない、またはサーバそのものが動作しないときなど、物理的に記憶媒体に障害が発生しているわけではないのに、データにアクセスできなくなってしまった。このような場合に、記憶媒体を抜き取り、専用の装置に記憶媒体を搭載しデータのみを抽出すること。
これにより、お客さまに「より詳細な障害の切り分け」「失った大切なデータの救出」といったメリットを提供できます。またデータ復旧の知見を深めることは、「データ消去」の技術向上にもつながっている点で、会社として知識を増やし、確かなものにしたい分野でした。
その研修を受けるためにトルコへ行ってきました。
研修の目的
ではなぜ海外なのかというと、このメーカーの研修では、使用する機材が用意され、個別対応に特化した内容のため対面で行う必要があり、今回の研修場所がアメリカ、トルコ、チェコの3か所だったからです。
日程などを考慮してトルコ、イスタンブールに決めました。
初心者からプロまで、データ復旧を成功させたいと思っているすべての人に知識、経験、スキルの共有を目的としています。
ゲットイットでは、学ぶチャンスがあるのなら、海外でもチャレンジできます。
社内で研修に行きたいと伝えたとき、反対する人は誰一人おらず、行って来いって力強く背中を押してもらえた気がしました。
ただ、移動手段や宿泊手配、必要備品などもすべて自分で揃える必要があり、すべてがまさにチャレンジ。
カバンいっぱいに、勇気と不安とノリを詰め込んで一路トルコ、イスタンブールへ。
遠くに海が見えて、異国感満載のこんな街角を抜けて行きます。
タクシーの運転手に教えてもらったおすすめケバブを食べて、明日からの研修に備えます。
研修会場は住宅街の一角にあるオフィスです。
研修は、私の他にマレーシアから4名の研修生と合わせて5名で行われました。
研修を受けるメリット
インストラクターは、ソフトウェアの開発者です。
研修で学ぶスキルは、メーカーで31年以上にわたるデータ復旧の研究開発と実践の成果で得た知識を提供してもらえます。
・この研修では、使用機器テクノロジーの数か月にわたる継続的な自己学習の代わりになります。
・データ復旧装置を使用した理論的知識と実際の事例の効率的な組み合わせを学べます。
・製品の新機能に関するトレーニング。
・最新のデータ復旧テクニックに関する貴重なヒントと推奨事項。
・生徒一人ひとりに個別のアプローチ。
・コース終了時の公式証明書。
上記のようなメリットがあります。
問題は言語
施設職員:トルコ語
インストラクター:英語
マレーシア研修生:マレー語
私の独り言:日本語
全員が一堂に集合するとカオスです。
インストラクターが英語なので研修は、英語で行われます。
言葉の壁で理解できるのか不安だったのですが、基礎から始めていただいたおかけで、聞きなれた用語に、「よしっ」て少しだけホッとしました。
課題はとてもシンプルなのですが、見るべきところと確認すべきところが多すぎてなかなか答えにたどり着きません。
環境と機器の違い、どうしても超えられない言葉のストレスと操作手順。
やっと自分の答えにたどり着き答え合わせをしてみることに。
私はこのように導き出したというと、
「なるほど、いいね。でもこっちの方が早くて簡単だよ。」
確かにそんな方法知らなかった!
驚きとわくわくが止まりませんでした。
新しい知識を吸収できるチャンスはたくさんあり、やるかやらないかは自分次第。
海外だから無理だろうとか、自分なんて場違いとかやらない理由はいくらでも付けられるけど、そこを乗り越えることができればその先に成長した自分がいるんです。
今後の展開
今回の研修を受けて、新しい知識アプローチの仕方を改めて知ることができました。
今までより確かに復旧可能案件が増えたと確信しています。
このように、ゲットイットには、自ら学びたいのなら背中を押してくれる環境があります。
学んだことをアウトプットできれば、技術力や知識の向上だけでなく、お客さまに安心感や信頼感も与えることができると信じています。
一つでも多くのデータを、一人でも多くの困りごとを解決できるよう、これからも精進していきたいと思わせてくれた研修でした。