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ゲットイットで働くことを検討している方へ 退職した広報担当からのメッセージ


2022年3月末でこれまでゲットイットの広報を支えてくれた担当者 川澄さんが退職しました。退職にあたり私から彼に、あるお願いをしました。

「何か最後に広報担当者の爪跡を残しませんか?」

そんな私からの無茶ぶりも快く引き受けてくれ、このブログが完成しました。「普段は感情を入れない事実に基づいた文を書く」と言っていた彼ですが、このブログは感情てんこ盛りで書いてくれました。

ありがとう!川澄さん!!!

ゲットイットに興味ある方も、広報に興味がある方も、通りすがりの皆さんもどうぞ楽しんで読んでいただけると嬉しいです。私、個人的にはこの文はSoooooo Kawasumi-san!!!!!と思って楽しみましたw


以下、川澄さん本文です↓


ゲットイットという会社は本質的には「商社」です。自社で商品を作るということは基本的にはしていません。企業で役目を終えたIT機器を買取り、それをリファービッシュ(再整備)して、ビジネスを行なっています。

メインの商材は、サーバーなどのエンタープライズ向けのIT機器です。ここ数年は、これらの機器を用いた保守(第三者保守)のビジネスが伸びており、リユース売買と並び会社の売上を支える2本柱となっています。

商材であるサーバー、ストレージ、大型のスイッチやルーターといったIT機器は、1台20kgを超える重さのものもざらにあります。そうしたものを、パレットに載せ、フォークリフトなどを使って、物流拠点で捌きます。国内出荷されるもの、海外出荷されるもの、保守用のパーツとして用いられるものなどがあり、直近のトレンドとしてはレンタルも増えています。



初めてゲットイットの倉庫に入った時の私の第一印象は「大航海時代」でした。

数えきれない台数のサーバー類が倉庫内に積まれ、フォークリフトに載せられて、あちらこちらへとよく動きます。活気のある中世の港のようです。積まれた機器の中には、リユース品であっても、1台で数百万円の値がつくものもあります。

入社して分かるのは、このビジネスは意外にも利益率が高いということです。

エンタープライズ向けの機器は、コンシューマ機器に劣らず製品の種類が多く、カスタマイズなどもされるため、管理は非常に煩雑です。中古市場の相場は先を見通すことが難しく、売買には長年の勘どころが重要で、結果的にかなり人間臭い仕事となり、多くの企業が競って参入するような業界ではないことが、こうした状況を生み出しているのだと思います。

そうした業界の中で紆余曲折を経ながら事業規模を拡大してきたゲットイットでは、独特の組織形態が形成され、今に至ります。ゲットイットは「自律分散型」と呼ばれる組織形態をとっており、中間管理職的なものがありません。ほぼ全社員が、それぞれの分野におけるプレーヤーで、マネージャー的な機能は基本的になく、会社全体としての業績、各社員の業績など、本来であれば経営層やマネージャー層向けの情報を全社員にオープンにして可視化することによって、性善説的な要素も含んだ自浄作用によって会社が動いています。

こうした環境において、社員は、自分なりのやり方で目の前の仕事と格闘し、忙しく働いています。

そして、各社員、自分がやりたいと思えば、おおよそ何にでもチャレンジすることが可能です。行動力のある人であれば、新しいことに着手して成果を出し、いつしか社内に自分なりのポジションを築きあげることもできます。


ゲットイットのビジネスの中核は商材であるIT機器の再整備と物流業務なので、現場のエンジニアと物流スタッフが主力を担っていると言えますが、その周りでは、多くの営業担当者が売上UPを目論んで足繫く客先に通い(今はオンラインでミーティングをし)、そしてさらに、人事労務、WEB担当やデザイナー、マーケター、そして3/31まで私が務めた広報といった、多様な役割を担った社員が働いています。どの役割を担うかで、仕事内容も、必要な能力も、まったく違います。

ゲットイットに入社するなら、どの職種で入社するかは、迷うとは思いますが、しっかりと考えることをお勧めします。入社後の異動も可能ですが、自ら会社を説得するくらいの気概は必要ですので甘くはないでしょう。

ざっくり、ゲットイットで働くとはどういうことか、私なりに要点をまとめてみました。ゲットイットで働くというのは、そういう環境で働く、ということです。私自身は3年で転職しましたが、ゲットイットで得た経験は貴重だったと感じます。ゲットイットで働いたことに後悔はなく、これからゲットイットで働こうという人は、あまり心配せず飛び込んだらいいと思います。3年後までには、何かしらの新しいスキルを得ていると思います。給与水準は職種によると思いますが高い方だと思います。

岐路が見えたとき、転職するか、続けていくかは、自分で決めることです。去る者追わずの社風なので、一区切りついたと感じたら、その先どうしたいかを考えればよいでしょう。

ゲットイットでの経験は無駄にはならないと思います。



川澄さんの退職は悲しいお別れではなく、私は「船出」と考えています。そして3年間、広報という情報の海の中で試行錯誤に誠実に活躍をしてくれた彼に心からの感謝と、これからの応援をしています。

最後まで読んでくださったあなた、大航海時代のような荒々しくも未知へのワクワクが止まらない船旅、ゲットイットで一緒にしてみませんか?ご応募お待ちしてます!

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