あれはコロナ前・・・そう2019年のことです。
仕事終わりに同僚と飲んでいたところいきなり、「今どこで飲んでんの?」とLINE電話。
どうしたと?聞くと「飲んでるから今からそっちに行く」と。すでに舌が回ってませんでした。
あの頃の僕達はなんでもできる気がしてました。そりゃあコロナないもん。
みんなで飲みに行ってはめちゃくちゃ泥酔して全員タクシーにぶち込んで帰らせてましたね。
でもあの日、呂律がぶっ壊れてたあなたは言いました。
何言ってるか分からなかったので一緒に飲んでた社員が通訳し、数十分後に無事に合流しました。
到着した時から何言ってもずっと瑛人の「香水」のサビをずっと歌い続けていましたね。全く会話になりませんでした。どうした。いきなり歌い始めて。いや全然大丈夫です嫌じゃないです。君が泥酔しただけだから。
とりあえずは「別に君を求めてないけど 横にいられると思い出す」[引用元:瑛人『香水』歌詞より]を少し歌詞を変えて無限に繰り返して歌ってるあの時のあなたの脳内を覗いてみたかったです。
当時僕は「香水」のことを全く知りませんでした。
ただ1時間無限ループを喰らったので無事に脳みそに刻み込まれることなりました。
その後はコロナ禍になる前に何度か飲み会が開催されたのですが、君はいい感じに酔っぱらったタイミングで歌い始めましたね。目が座ってきてそろそろ来るぞという雰囲気を感じ取れるようになり、そして僕の脳に瑛人が繰り返しインプットされていきました。
そして現在、シンプルにいい曲の「香水」を聞くときはリスペクトとしてループして聞いています。
10回くらいループしないと聞いた気がしなくなっています。
別にそれを求めてないけど 聴くと思い出す
君の泥酔した香水の、その無限ループのせいです。
この記事で伝えたいことは1ミリもありませんが、そんな楽しい人がいる会社ですということだけ覚えていっていただければありがたいです。
コロナの影響はまだまだ続き、大人数の飲み会に戻るなんてありえないかもしれません。でも僕の脳みそに叩き込まれたドルチェ&ガッバーナのその香水はあいつのせいです。
別に君とまた飲みに行きたくなるくらい君とゲットイットの飲み会はオンラインでも素敵です。
でもまた香水の繰り返しを喰らって。
何故か僕が飲まされるんだ。