もうすぐクリスマスですね。
クリスマスといえばなんでしょうか?
もちろんサンタクロースですよね。
トナカイに乗って夢を運んでくるサンタクロース。
赤い服白い髭太っているが割と恰幅がいいサンタクロース。
白い袋を背負って煙突から侵入してプレゼントを枕の元か靴下の中にいれてくれるサンタクロース。
そんなサンタクロースを皆さんはいつまで存在すると思っていましたか?
小学生?中学生?成人式?
今でも信じていますか?
小学3年生くらいの時にサンタは存在せず、プレゼントを持ってくるのは親だと聞きました。
そのくらいにクラスのやんちゃ坊主がそれを大きな声で叫ぶので
強制的にインプットされてしまいます。
その時に色々考えて合点がいってしまうのです。
サンタは煙突から来るらしいが、周りの住宅には煙突はない。
我が家には煙突はあるがボイラー用のやつなので人が入るには小さい。
サンタっていたとしても軟体生物なのか?と思いつつ過ごしていました。
そのころから我が家ではサンタへの手紙を書くコーナーが無くなりました。
ハローマックのチラシを観ながらプレゼントを選ぶイベントは残りましたが、
それを手紙にすることはなくなり、テストでいい点数を取れたらプレゼントがゲットできる
挑戦方式に変わったような気がします。
「テストでいい点数を取れたら買ってきてやっから」に自然とシフトしたね。
自然とサンタクロースという言葉は消滅していきました。
そして確信しました。
プレゼントを持って来ていたのは親だったということを。
「サンタはいない!プレゼントは親が買ってくる!」
あの時に知ってしまったのです。
残念。
残念・・・?
現在僕は30歳なのですが、今考えたらこの「残念」という考え方は間違っていると思い始めました。
サンタ=親は悪なのか?僕らは騙されていたのか?
違います。
プレゼントを運んでくるのがサンタクロース本人では無くて何が悪い。
サンタのハートを持ってて何が悪い。
サンタクロースはいない?
違います。
存在しています。サンタクロースという職業があり、公認サンタクロースという資格を持つサンタが世各地に存在します。
そんなことで
「サンタはいない!プレゼントは親が買ってくる!」という人を論破する1つの材料として
この記事が少しでも役に立てればと思います。
僕は何に誰に何のマウントを取ろうとしているかは分かりませんが、よろしくお願いいたします。
ちなみに僕の伝えたいことの9割はWikipediaのサンタクロースの記事に書いてあります。
1)サンタクロースのモデル、聖ニコラオスを知ろう。
聖ニコラオスとは?
ミラのニコラオスとも言われる、 紀元270年頃にローマ帝国リュキア属州のパタラの町、現在のトルコで生まれた司教です。
のちにミラという町で大主教となり、弱いものを助け、冤罪の人を救い人々の為に尽くしたといわれています。
数々の奇蹟を起こした彼ですが、サンタのモデルである所以となる言い伝えがあります。
「ある時ニコラウスは、貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならなくなる家族の存在を知った。ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れた。
このとき暖炉には靴下が下げられていており、金貨はその靴下の中に入ったという。この金貨のおかげで家族は娘の身売りを避けられた」
子供に暖炉に靴下にプレゼント、完全にサンタクロースじゃないですか。
これがサンタクロースの伝承の始まりです。
彼の命日である12月6日には各地で祭りが行われます。
オランダでは聖ニコラオスのオランダ語で「シンタクラース」と呼ばれ、
12月6日の「シンタクラース祭」では白髪と顔を覆う白髭の堂々とした老齢のシンタクラースが煙突
から贈り物を授けるとか。
あれ?どこかで聞いたような・・・?
現在の家族と祝うクリスマス、聖ニコラウスが現在の赤い服を着た恰幅のいいおじいさんに変化したのは
19世紀前半だそうです。
下記ナショナルジオグラフィックの記事に詳しく書いてあるのでぜひ読んでいただければと思います。
この章で何が言いたいかと言うとまずは知識でマウントを取って下さいってことです。
「あ、ガチ勢」だと思わせて怯ませる事です。
Q,サンタはいない
A,君は知っているか。ミラのニコラオスのことを知っているのか?
論点なんて後から考えればいいんだ。
2)職業としてのサンタクロースを知ろう。
1957年にグリーンランドに住む長老サンタクロースのお手伝いをするため、
グリーンランド国際サンタクロース協会が設立されました。
サンタクロース協会の理念は「すべての子供たちにサンタクロースを」
協会が認定する公認サンタクロースは世界に120人。
活動としては、主にクリスマスに家で過ごせない子供たちや親がいなかったり入院している子供たちにプレゼントを届ける福祉活動、
そして毎年7月にデンマークで行われる世界サンタクロース会議への出席。
デンマークへは自宅からサンタクロースの衣装の着用を義務付けられています。
移動中はもちろん。飛行機の中も衣装着用。
会議に出席することで公認資格の更新が行われるが、今年は新型コロナウィルスの影響で中止になったそうです。
コロナ禍でのサンタクロースの活動とクリスマスの在り方を見つめなおす、
アジアで唯一の公認サンタクロース、パラダイス山本さんのインタビューです。
公認サンタクロースになるには厳しい試験を受けなくてはならず、
合格して活動を始めてもなんと報酬は0円。
基本的に慈善活動です。
様々なサイトに書いてある通りある程度の収入が無ければ志すのが難しい職業なのです。
それでも子供たちに夢と笑顔を与えたい次の猛者はあなたかもしれません。
そんな日本人、アジア初の公認サンタクロースのパラダイス山本さん。
彼の魅力と公認サンタクロースの仕事はこのインタビューを読んでみてください。
職業としてのサンタクロースは存在する。
サンタクロースはきっちり存在する。
完全に論破しましたね。
3)サンタクロースのハートをたたきつけろ
公認サンタクロースしかサンタクロースになれないのか?
そんなことはありません。
子供たちに何を渡すべきは何か考えてみましょうよ。
銀貨ですか?お菓子ですか?PS5ですか?デモンズソウルですか?
夢です。
熱血漫画家島本和彦先生がSTVラジオ「島本和彦のマンガチックにいこう!」
のオープニングトークにてサンタクロースについての素晴らしいお言葉を僕らに送りました。
そのお言葉はおもしろFlashにまとめられ、今はYoutubeで視聴することができます。
残念ながら一応企業の採用ブログなのでこればっかりはURLを貼ることができません。
簡潔にまとめるとこの一言です。
「サンタの心を受け継いで これからは君たちがサンタになるんだよ」
サンタクロースの心とは何か?
子供たちの夢を叶えさせてあげることです。
サンタクロースがいないからなんですか?
その否定から何が生み出されるというのですか?
聖ニコラオスから何を学んだのですか?
確かに空を飛んでくる人知を超えたサンタクロースは現実的に考えていないかもしれない。
だが本質はそこではない。
年に一度クリスマスに現れる一陣の夢。
それがサンタクロースです。
それが親であってもいいじゃない。
サンタクロースの資格がなくてもいいじゃない。
誰だってサンタクロースになってもいいじゃない。
あの日の楽しかったサンタクロースの思い出が数百年積み重なって
今の人類史があると思うのですよ。
鬼滅の刃でも同じこと言ってましたよね。
永遠というのは人の想いだ
人の想いこそが永遠であり 不滅なんだよ
どんな形であれその想いに感化された人々が世界に夢を届けるのだ。
って言えばいい感じにまとまって完全にサンタクロースは存在すると納得してくれますか?
ご意見ご感想、そしてこのストーリーが気になったら、直接話を聞きに行こう!
僕はこれから島本和彦先生のオススメ漫画「タイガーマスク」を読んで伊達直人の生き方を研究しますのでここで失礼させていただきます。
後は僕のクリスマスの予定は今のところ酒ですね。酒になりたい。酒持ってこい。
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