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【インタビュー】ジーニーの全プロダクト立ち上げに携わった部長が語る、プロジェクト成功の秘訣

こんにちは。広報担当の真鍋です。

昨日、ジーニーのマーケティングオートメーション「MAJIN」と日本経済新聞社グループの老舗広告代理店である日本経済社様が、LINEを連携させた新たなMAツールを共同開発したことを発表しました。

そこで、今回はこのプロジェクトを立ち上げから主幹してきた、マーケティングオートメーション(MA)事業本部 BD(事業開発)&オペレーション部部長の青木にインタビューしました。


今回の共同開発プロジェクトに携わったメンバー
(左より、R&D本部・MA開発部 部長/柴戸純也、MA開発部・アプリケーショングループ/孫 星越、MA事業本部・BD&オペレーション部/種市 創、MA開発部・基盤技術グループ マネージャー/諏訪晴士、MA事業本部・BD&オペレーション部 部長/青木芳成)

■ 老舗大手×ベンチャーのカルチャーギャップ

Q)今回のプロジェクトが始まったきっかけは?

昨年10月、日本経済社様からジーニーへLINEを活用して何かできないか、とお問い合わせをいただいたのが始まりです。日本経済社様は、デジタル領域を一層強化されたいということに加え、学生ユーザーにもアプローチできる広告商品がほしいと考えていらっしゃいました。

実は、MAJINでもLINEを使った機能の開発を検討していたところだったので、それなら共同開発をしようという話になりました。


Q)ジーニーが老舗の広告代理店と共同開発するのは、珍しいプロジェクトなのでは?

初めてのケースだと思います。プロジェクトがスタートしてから、企画の骨子が固まるまで約2か月、その後、先方の役員承認を得て開発するまでに約2か月かかりました。

マーケティングオートメーションというプロダクトの特性上、ユーザーの方々の個人情報を取り扱うことから、商品設計を慎重に検討する必要がありました。また、新しいプロジェクトを開始するにあたり、ベンチャー企業とは違う大手企業ならではの承認フローもありました。


■ 成功の秘訣は「face to face」と「自分ゴト化」

Q)異なる企業カルチャーの中で、プロジェクトを推進していくために工夫されたことはありますか?

とにかく、毎週1~2回は直接お会いして顔と顔を合わせてコミュニケーションをとるようにしました。他のプロジェクトでは、これほどミーティングを行うことはないですね。今回はかなり特別でした。コミュニケーションをとる際も、先方のペースに合わせて、焦らず丁寧に議論を進めました。

共同開発を行う場合、プロダクトの企画や事業運営の座組など両社で決めておかなければならないことが多岐にわたります。中途半端な議論をしていると、開発や運用フェーズに入った際に問題が起こりかねません。このため、早く開発したい、提供開始したいという気持ちを抑えつつ、コミュニケーションに時間をかけました。

あと、個人的には、先方は役員の方々やベテランの方々が出席されることが多かったので、久々にスーツを着て臨みましたね(笑)


Q)開発スタートから発表まで、短期間だった印象がありますが・・・

今回、2つのフェーズに分けて開発をしたのですが、1stフェーズは1か月半、2ndフェーズは2か月と、非常に限られた時間で完成させる必要がありました。

今回のプロジェクトでは、企画ミーティングの段階からエンジニアメンバーにも同席してもらうようにしました。事業部が決めてしまったことを開発部に伝えて作ってもらうというスタイルでは、プロジェクトは成功しない。携わるメンバー全員がプロジェクトを“自分ゴト”として捉える必要がある、と思ったのです。

LINE機能を組み込んだ新しいプロダクトということもあり、限られた時間、限られた人数でありながら、エンジニアも積極的に取り組んでくれました。

おかげで、無事に6月1日から提供開始できることとなりました。


Q)無事にプレスリリースが出せて、私もホッとしました。青木さんは、2014年1月にジーニーへ入社されていますが、これまでどんな仕事に携わってこられましたか?

当時のジーニーは、六本木にオフィスがあり60名程の規模で、現在のGenieeSSPやGenieeDSPといった独自プロダクトをちょうど開発しようとしていた頃でした。

私は、当時の事業開発部に入り、SSPやDSPの開発にゼロから関わらせてもらいました。その後も、GenieeDMPのWeb版・アプリ版の開発、MAJINの開発と、現在ジーニーが提供している全プロダクトの立ち上げに携わってきました。どのプロダクトについても語れるというのは、社内でも珍しいかもしれませんね。


■ 働きやすい環境をつくるということ

Q) 現在、MA事業本部でBD&オペレーション部の部長をされています。担当領域が広いと思うのですが、日々どのような仕事をされていますか?

BD(事業開発)チームでは、主にOEMパートナーセールスや開発関連、営業方針の立案等を行っています。オペレーションチームでは、営業部門が受注してきた案件について広告運用やサポート等をしています。私自身は、実際に手を動かすというよりも、メンバーが働きやすい環境をつくり、組織として結果が上げるのがミッションですね。

私たちは、営業のように直接お客様と接する部門ではありません。どちらかというと裏方です。しかし、営業でなくても、もっと収益向上に貢献できる部門にしていきたいと考えています。例えば、営業が100万円の案件を受注してきた場合、お客様に対して100万円の価値を提供するのは当たり前です。いかにそれ以上の満足度を勝ち取り、150万200万にアップセルできるか。BDであればいかに困っている営業や開発をサポートし、課題解決できるか。まだまだやれることがあるな、と感じているところです。


Q) 4月から新卒メンバーも加わり、若手がさらに増えました。メンバー育成について、何か取り組んでいることはありますか?

若手メンバーに対しては、細かいスキルや知見はそれほど重要視していません。仕事をしていく中で、徐々に覚えていってくれればいいと思っています。

何より大切なのは、事業に対する“コミットメント”だと考えています。コミットメントするという強い気持ちがあれば、自分で勉強もするはずです。私の役割は、若手メンバーがコミットメント力を維持向上できるようサポートすることだと考えています。

「働きやすい環境=甘くする」のではなく、業務に集中できる環境をつくることです。例えば、部門間の調整や事業上の課題・トラブルなど、何か問題が発生している/しそうな場合は、率先して自分が出ていくようにしています。上手くやっているのに手伝う必要はないですから。


■ AIでMAJINを日本一へ

Q) 今後、MAJINをどんなサービスにしていきたいですか?

短期的には、まずBtoB領域で“MAJINがないと営業が上手くいかない!”というプロダクトにしていきたいです。ジーニーの営業でも使ってみて、結果が出せるようになればと思っています。

中長期では、本格的にAIを搭載し、広告の入札やクリエイティブ設定、タグ発行、請求処理までを自動化し、ジーニーのプロダクトの根幹になればと思っています。事業規模としても、GenieeSSPのように国内No.1を目指したいですね。


―青木さん、ありがとうございました。

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