会計事務所業界では、人手不足を理由に、恒常的な残業が当たり前となっている事務所が散見されます。
会計事務所業界で残業が多い理由は、繁忙期が偏っていることが挙げられます。
会計事務所の繁忙期は、具体的には、3月15日の確定申告、3月決算5月申告等です。
(繁忙期はより詳細には、以下の通りです。1月は源泉所得税納付書、償却資産税申告書、支払調書・法定調書合計表、給与支払報告書。2月は12月決算、3月は確定申告、5月は3月決算法人申告、12月は年末調整)
しかも繁忙期と閑散期では、業務量が10倍程度異なるのです。
繁忙期は多くの人手が必要ですが、閑散期はあまり人手が必要ではないことになります。
一方、会計事務所のスタッフ人件費は、事務所経営の損益計算書においては変動費ではなく、固定費となります。
事務所経営においては、繁忙期の業務をこなすための適正人員を抱えると閑散期に赤字となってしまいます。逆に、閑散期に合わせた人員体制では、繁忙期の業務をこなすことができません。
Gemstone税理士法人では、計画的に、顧問先の決算日が1年間均等になるように分散させるように調整をして、1年間を通して業務量が均等になるような工夫をしています。1年間の業務量が安定的ですと、それに対応する適正な人員数も安定化します。
(新設法人については繁忙期の決算日を回避するよう設立登記段階でお願いします。既存法人についても、決算日に特にこだわりの無いお客様に対して、可能な限り、繁忙期決算日から閑散期決算日への移行をお願いしています。)
働き方改革を根本的に進めるためには、自分達の生産性向上だけでなく顧客の協力を得ることも重要なのです。
この結果、Gemstone税理士法人では、繁忙期も業務量に応じたスタッフ体制なので、土日等出勤も無く、ワークライフバランスを取ることを可能にしているのです。
働きやすい環境を整備することで、積極的な採用活動を進めることも可能になります。
Gemstone税理士法人では設立以来、毎年新卒採用を継続しています。
会計事務所業界屈指のホワイト経営を進めるためには、このような地味で細かい取り組みを進めています。