こんにちは!株式会社ギャプライズ HR推進室の川満です!
ギャプライズで活躍しているメンバーの『One Story』をお届けします。第2回は、社歴10年以上のベテランメンバー、デジタル広告事業部広告運用グループ 樋爪 康之(ひづめ やすゆき)との対談形式のインタビューでお届けいたします。「ギャプライズの広告運用者は、クライアントにどう向き合って仕事をしているのか」をイメージしながら読んでいただけたら幸いです。
過去の社員インタビュー記事:
https://www.wantedly.com/companies/gaprise/post_articles/198978
■クライアントの成果のために、求め続けるということ
川満:樋爪さん、よろしくお願いします!
樋爪:よろしくお願いします。
川満:本日は、面談や面接でお会いする候補者の皆さんから「ギャプライズの広告運用者の人はどんな働き方をしているんですか?1日の仕事の流れを教えてください」という質問をよくいただくので、広告運用者としてもギャプライズメンバーとしてもベテランの樋爪さんのお話を聞かせてもらいたいと思います!
樋爪:"ベテラン"と言っても、私自身はまだまだだと思っていますが…。
川満:広告運用を10年もされているのは…ベテランだと思います!ぜひ樋爪さんから見た"広告運用者としてのお話"や"ギャプライズの変化"を聞かせてください!
樋爪:では、私でよろしければ協力させていただきます。
ーーまず1日の仕事の流れの前に、樋爪さんの朝の始まりを教えてください!
樋爪:朝の始まりですか…特に大きく何かをしているというわけではありませんが、新聞の代わりにFeedlyというアプリでニュースをチェックしていますね。
川満:どんなニュースを見られるんですか?
樋爪:主に広告関連のニュースですね。例えば、"広告業界の大きな動き"や"掲載仕様の細かな変更"は絶対に見落とさないようにしていて、他にもいくつかのWebサイトやアプリを通して、様々な最新の情報をキャッチアップするようにしています。
川満:すごい!朝から勉強熱心なんですね!
樋爪:時間があるときは調べものや仕事に関連することをしていることが多いですね。
川満:本当に仕事が好きなんですね!プライベートでも仕事のことを考えられるのは仕事が好きな証拠です(笑)!
樋爪:あまり自覚がないのですが…実は仕事好きなのかもしれませんね(笑)。
――では本題に入りますが、広告運用者である樋爪さんの仕事の流れを教えてください。
樋爪:私の1日の仕事の流れはこんな感じですね。もちろん、日々のクライアント対応によってスケジュールの変動はありますが。
川満:全体を見てみると意外と打ち合わせが多いんですね。
樋爪:そうですね。広告運用者といっても管理画面をモニタリングをしているだけでは成果に繋がらないので、管理画面上のデータを参考にしながら社内やクライアントと打ち合わせをおこなっています。
川満:打ち合わせではどんな話をすることが多いんですか?
樋爪:社内は事業部の打ち合わせがほとんどで、案件の情報共有をすることが多いですね。社外は広告媒体社やクライアントとの打ち合わせがメインです。
川満:なるほど、広告媒体社やクライアントとの打ち合わせは具体的にどんなことをするんですか?
樋爪:広告媒体社との打ち合わせは、広告の最新情報や技術的なサポートをしてもらう話がほとんどになります。また、クライアントとの打ち合わせはアカウントマネージャーが基本的に対応していますが、広告媒体の仕様に関するような専門性が高くフォローが必要な場合は、運用者の私たちが一緒に打ち合わせに参加していますよ。
川満:なるほど!それがアカウントマネージャーと広告運用者で業務を分担しているところなんですね!
樋爪:そうですね。アカウントマネージャーが1人でクライアントの対応をするには、顧客折衝能力だけではなく、ビジネスモデルの理解、広告媒体の仕組みの理解、法律の理解、といった幅広い知識と経験が必要なので詳細に切り分けられない部分もあります。
川満:そうなんですね、広告媒体社の"技術的なサポート"って具体的にはどんなものなんですか?
樋爪:広告媒体も最新情報が常にアップデートされていくので、アップデート内容の仕様書を送ってもらい、仕様書の説明を受けたり、詳細部分の質問に答えてもらっています。
川満:へぇ…そこまで細かくサポートしてくれるんですか?
樋爪:はい、広告代理店が広告を適切に取り扱うために必要な支援を手厚くおこなってくれる広告媒体社は多いですね。困ったときに相談に乗っていただけるのは本当にありがたいですよ。
川満:確かに!困ったときに相談に乗っていただけるのは頼りになりますね!
樋爪:広告運用者はいつも頼りにさせてもらってます!
ーーちなみに、広告運用グループでは案件の振り分けをどうやって決めているんですか?
樋爪:案件ごとに主担当と副担当をつけていまして、主担当が案件の運用全体に責任を持ち、副担当は主担当が運用できない状況の際に運用が止まらないようにサポートに入っています。運用者それぞれにも得意不得意がありますし、もちろん運用を10年間している私でもわからないことはあるので、お互いに助け合いながら運用をしていますよ。
川満:10年選手の樋爪さんでも難しいことはあるんですね…でもお互いにカバーし合いながら運用をしていて素敵なチームなんですね。
樋爪:いやー私もまだまだ勉強中ですし…よくカバーしてもらってます。
川満:カバーをし合いながらだと、業務量のコントロールが難しそうなんですが、1人あたりの案件数はどのように決めているんですか?
樋爪:運用者それぞれのスキルや役割や関わり方によって振り分けを考えていて。例えば、レポーティングが得意なメンバーは横断的に案件を見ていたり、難易度が高く様々な動きを求められる案件を担当する場合は1人あたり5社未満に絞ったりしてバランスをとるようにしているので、一概に案件数で業務量は量れないんですよね。
川満:案件数で業務量は量れないんですね。ちゃんとコントロールされているおかげで、特定の担当者だけが切羽詰まるということにはならなそうですね!
樋爪:まぁ…1人あたりの案件数を増やしてたくさん担当を持ったとしても、運用の質が担保しにくくなりますし、案件の質・難易度と案件数のコントロールは必要ですね。
■こだわりが成果へと繋がる、ひとつひとつの小さな努力
ーー樋爪さんが仕事でこだわっていることってありますか?
樋爪:とにかくクライアントの成果を出すことにこだわっています!
川満:おぉ…いきなり痺れる言葉が来ましたね(笑)。
樋爪:あはは(笑)。広告運用はあくまでも手段のひとつだと思っていて、クライアントの成果のためだったら、そこにこだわる必要はないと思いますね。成果を出すことを大前提として、限られた時間の中でできることに優先順位をつけています。クライアントに貢献できる部分が広告運用ではなかった場合、業務領域を超えた施策を提案することもありえます。例えば、ランディングページのABテストなどは広告運用の業務領域ではないかもしれませんが、積極的に提案をおこなっていたりもします。
川満:すごい!業務領域を超えてでも、クライアントの成果を出すことに尽力しているんですね!
樋爪:そうですね。クライアントの成果を出すために"ビジネス的にインパクトがあるもの"をしっかりと見つけ、限りあるリソースで尽力することを意識しています。
川満:そういう意識が成果に繋がっていくんですね…他にこだわっていることはありますか?
樋爪:こだわりとは異なるかもしれませんが、Google広告ヘルプというサイトがあって、Google広告に関する記述を擦り切れるほど読み込んで勉強しています!
川満:すごい!いつか丸暗記できちゃいそうですね!
樋爪:それが…頻繁に更新されるので丸暗記するのは難しいと思います。
川満:そんなに更新が頻繁だと厳しそうですね(笑)。
樋爪:すごく勉強にはなりますけどね。ただ読むだけでなく、読んでわからないことがあった場合は1週間分まとめてから、自分で調べて解決するということを10年間毎日おこなってます。最近では、そこで得た知見やデジタル広告やマーケティングに関わる小ネタなどをnoteで発信していますので、川満さんもぜひ見てみてください。
ーそれにしても、10年間も勉強し続けられているのはすごいですね!どうして続けられているんですか?
樋爪:私の性格的に知らないことがあるとモヤモヤするタイプなので、その日に解決したいと続けていたらあっという間に10年経っていました(笑)。今でもわからないことは、まだまだたくさんありますし、だからこそ続けることができているのかなと思います。
川満:10年間も続けられるのはすごいと思います…続ける秘訣は何かありますか?
樋爪:繰り返しになってしまうかもしれませんが、疑問に思ったことを調べたり勉強することを大事にしています。勉強し続けていくことで私自身の理解に繋がると思っていて、「探求心」や「好奇心」が続けていく秘訣なのかなと思います。
川満:10年間も勉強し続けられる樋爪さんの「探求心」や「好奇心」には驚かされますね。他にも勉強していることはありますか?
樋爪:勉強といいますか、Twitterで話題になっている書籍は片っ端から購入すると決めています。ただ、読み終える前に次々と購入してしまっているので、読んでいない本がどんどん増えていくんですよね(笑)。実は読書が苦手なので枕元に電子書籍端末を置いて、寝る前に必ず読書するというマイルールを作っています。もし読書嫌いの人がいたら、"眠くなるために本を読む"のはオススメですよ!難しい本はよく眠れます(笑)。
川満:Twitterで読む本を見つけているんですね!ただ、読むたびに寝てしまっていたら読んでいない本ばかりが増えるだけ…(笑)。
樋爪:そうですよね(笑)。ちゃんと読み終えるように頑張ります。
ーーTwitterはどのような経緯で始めましたか?
樋爪:きっかけとしては、2019年くらいから自己成長記録のためにTwitterを始めました。当時は広告運用者でTwitterをやっている人はかなり少なかったので、やっていること自体が珍しかったと思っています。その中でも、広告運用者の先輩方が積極的に情報発信しているのを見て「私の知らないことを知っているすごい人たちがいる!」と、毎日Twitterに目を通すようになりました。
川満:なるほど。自己成長の記録といっても、樋爪さんのTwitterの発信は広告運用に限らず、マーケティング全般の領域でも気づきになることが多い印象です。
樋爪:自己成長記録のためのアウトプットと、知らない情報を得るためのインプットの場として始めましたが、日々の学びや気づきを気軽にツイートするようにしているので、私の気づきが誰かの気づきとして貢献できたら嬉しいなと思っています。
川満:誰かの気づきになれると確かに嬉しいですよね!ツイートする際に気をつけていることはありますか?
樋爪:ツイートに対してフィードバックをいただけたときはとても嬉しいですね!気をつけていることでいうと、ツイートした後に間違った理解の内容をツイートしてしまっていたことに気づいた場合はすぐに訂正するようにしています。
川満:しっかりと正確な情報を発信するよう徹底されているんですね。
樋爪:ただ、正確性を過剰に気にし過ぎてしまうと何もつぶやけなくなってしまうので、適度に正確な情報を発信することを意識しています。
川満:確かに…あまり気にしてしまうと発信に制限がかかっちゃいますね。他にもTwitterを運用する際に意識していることはありますか?
樋爪:当たり前のことですが、広告媒体の非公開情報やクライアントの情報はもちろん、公表してはならない情報を漏らさないよう、情報の取り扱いに関してはとても注意をしています。
川満:情報の取り扱いは、TwitterなどのSNSをやる際は慎重にならなければいけない点ですよね。
樋爪:そうですね、これからも情報を慎重に取り扱いながら発信するように心がけていきます。
ーーTwitterを始めて3年になりますが、長く続ける秘訣はありますか?
樋爪:ツイートに対して"いいね"されたり、"フォロワー数"が増えるのはとても嬉しい半面、それが目的ではないので、"いいね"や"フォロワー数"はあまり意識しないようにしています。長く続ける秘訣としては「気の向くまま、マイペースに楽しむ」ということだと思っています。
川満:わかります、楽しむって大事なことですよね!
樋爪:そうですね。もっと話すと、Twitterを通して「仕事の面白さを伝え、業界を盛り上げたい」という気持ちをベースに「自分自身がTwitterを楽しむこと」を意識しています。楽しむことを意識しているばかり、私のTwitterはオタク気質な部分が満載で、広告や投資関連の情報に少々偏りはあるかなと思います(笑)。成長や変化を暖かく見守ってくださっているフォロワーさんには心から感謝していますし、真摯な姿勢を忘れずこれからもTwitterを楽しんでいきたいと思います。
川満:樋爪さんのTwitterは人柄が出ていて私は好きです!
樋爪:興味を持って見てくれていて、とても嬉しいです。私も優しさの塊のような川満さんのTwitter好きですよ。疲れたときによく見ています(笑)。
川満:なんだか恥ずかしいですね…でも見てくれて嬉しいです(笑)。
■求められるもの以上を提供していく、クライアントと私たちのゴール
ーークライアントはどのような業種の企業がいらっしゃいますか?
樋爪:特に絞っているわけではないので、業界問わず様々な案件があります。例えば、女性向け商材や美容業界、不動産業界やアパレルなど。最近はBtoB企業も多いですね。
川満:幅広い業界の企業がクライアントなんですね、どのぐらいの頻度でやり取りをされるんですか?
樋爪:基本的に月1回は定例での打ち合わせをおこなって、日々の細かいやり取りなどはスラックやメールでしています。定例での打ち合わせではクライアントの広告予算に応じて、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月ごとの広告予算の割り振りと、進捗報告や振り返りをおこない、広告集客上の目標を一緒に考えてKPIを作ったりもしていますね。
川満:KPIを一緒に作ることもあるんですね!クライアントからの要望はどんなものがありますか?
樋爪:ここはアカウントマネージャーの業務になってきますが、同席させていただいたケースでお話しすると、基本的には売上拡大についての要望が多いです。"商品の購入"や"問い合わせ"などを増やすことを重要視しているので、要望に応えられるように私たちが介在し、売上の貢献に繋がる運用案をクライアントと話しています。
川満:クライアントとの打ち合わせでエピソードがあれば教えてください!
樋爪:そうですね、極端な例ですが、デジタル広告ではないチラシの提案をしたことがあります。
川満:それ、広告運用とはまた別の話ですよね…?
樋爪:そうですね(笑)。でも中長期的に見て、クライアントとギャプライズが一緒に伸びていくために必要だったので提案しました。
川満:どうしてそこまでするんですか?
樋爪:クライアントの中長期的なビジネスの成長に貢献することがギャプライズメンバーのあるべき姿だと思っているので、クライアントの売上を伸ばすための施策であれば提案しますよ。「広告に限らず何でもチャレンジしたい」と言ってくれるクライアントも多いですね。
川満:クライアントも一緒に頑張ってくれる姿勢はとても励みになりますね!
樋爪:そうですね、私たちもより張り切ってしまいます(笑)。また珍しいケースですが、「クライアントの株価を上げる」という企業価値の向上がゴールとして求められたこともありますよ。
川満:株価!?そんなところまで求められたんですか!?
樋爪:そうなんです。運用といっても売上だけではないんですよ。
川満:へぇ…幅広いんですね。クライアントとのやり取りで気をつけていることはありますか?
樋爪:期初に立てた目標に対して現状が達成をしているからといって、運用が成功していると錯覚しないように意識しています。
川満:達成=成功ではないんですか?
樋爪:そうですね。クライアントには経営者やマーケティング部門の責任者、Web担当者など様々な立場の人がいます。それぞれの立場から求められているKPIは管理画面上のコンバージョンではないことがほとんどです。まずは私たち自身がクライアントに目線を合わせることを意識し、クライアントのゴールを私たちのゴールと捉えて日々運用をしています。
川満:ありがとうございます。クライアントと目線を合わせることの大切さがわかりました。
■続ける秘訣は仕事と割り切らないこと
ーー広告運用者のキャリアパスをお伺いしたいのですが、どのようなキャリアにチャレンジしていけると思いますか?
樋爪:広告運用はあくまでマーケティングの一部ですから、広告運用の経験をきっかけとしてマーケターとしてキャリアを積んでいく、広げていくのはすごく良いと思います。
川満:具体的なキャリアはどのようなものがありますか?
樋爪:広告運用を経験した人で、自ら店舗型のビジネスをしているといった話はよく聞きます。あとは、自社サービスを持っている事業会社にマーケターとして転職される人もいましたね。
川満:自分のやりたい方向に向かって、選択の幅は色々とありそうですね!広告運用者としてのキャリアを活かしていくためにも"これはおすすめしたい"というものはありますか?
樋爪:そうですね…私たちはデジタルマーケティングを扱っていますが、それ以前にデジタルではない方のマーケティングに触れておくことを強くおすすめします。
川満:デジタルマーケティングなのになぜデジタルではない方なんですか?
樋爪:デジタルマーケティングは様々な数値を見るため、色々な情報が見えてきて本来欲しかった情報が何なのかを見失ってしまうこともあります。当たり前の話ですが、デジタルではない方のマーケティングに触れて、そもそものマーケティングの基礎を学ぶからこそ、本質を見失うことのないデジタルマーケティングがおこなえるんだと思っています。
川満:なるほど。当たり前のことかもしれませんが、やはり基礎をしっかりと学んでおくことが重要なんですね。
ーー広告運用者としてこれだけは譲れない!というものはありますか?
樋爪:自分の主観を入れすぎず、趣味嗜好に囚われないよう様々なことに興味を持つようにしています。人によっては興味や趣味に偏った見方をしてしまったりしますからね。他には、広告媒体の知識を深めるために継続して、広告媒体の仕様書をしっかり読んだり、情報収集をやり続けることですね。ただ、普段は家電などの取扱説明書は全く読まないんですけどね(笑)。
川満:なるほど、主観を入れすぎないというのは難しそうだな...。広告媒体の仕様書はちゃんと読むのに、取扱説明書は読まないんですね(笑)
樋爪:広告運用となったら話は別ですから!クライアントの大切な予算を預かっているので、しっかりと成果を出せるように媒体情報のキャッチアップとクライアントのリサーチには力を入れています。
川満:クライアントのリサーチをしていると様々なことが知れそうですね、広告運用の仕事に携わるとどんな面白いことがありますか?
樋爪:私は広告運用の仕事と出会って人生が大きく変わったと思っています。
川満:え、どういうことですか?
樋爪:クライアントとの出会いによって、様々な業界や世の中に興味を持つようになり、そこからはそれ以外の色んなことに興味関心を抱くようになりました。クライアントとの出会いは人生を豊かにする側面があると思っています。
川満:樋爪さんの世界が広がっていったのは広告運用の仕事のおかげということですね!
樋爪:少し大袈裟かもしれませんが…そうですね(笑)。ただ、"どんな面白いものが世の中にあるのか"ということを知ることができるきっかけを与えられていると思うとすごく幸せだなって思います。
川満:知らないことを知れる機会があるのはとても貴重なことですよね。本当に楽しんでお仕事をされているんだなと感じました。
■ギャプライズだからこそ様々なチャレンジができた
ーーギャプライズだからこそできるチャレンジって何かありますか?
樋爪:"クライアントのためになること"は基本的には何でも提案やチャレンジできるのかなと思っています。例えば、広告運用者が集まってアイデアを出し合い、ランディングページの改善案をクライアントに提出することもあります。
川満:皆さんでアイデアを出し合うこともされるんですか?1人で黙々と運用をするイメージがありました…ギャプライズの広告運用メンバーにはどんな人がいますか?
樋爪:ギャプライズの広告運用者は単なる作業者ではなく、クライアントのビジネスを成長させるために試行錯誤ができる魅力的なメンバーが揃っています。業務領域も幅広く、様々な広告媒体に触れることが求められるため、目標のためのコミットメントが高いメンバーが多いですね。チャレンジとは異なりますが、刺激があり成長ができる点もギャプライズならではな部分ではないかなと思います。
川満:「単なる作業者ではなくクライアントのビジネスを成長させるため」がまさにポイントなんですね!
ーーギャプライズではどんなキャリアプランがあると思いますか?
樋爪:運用だけではなく、営業や自社のマーケティングにも関われるというところで、横の部署異動など幅広いキャリアを考えることはできると思います。
川満:広告運用者だから他の業務ができない、ということはないんですか?
樋爪:業務も様々なことにチャレンジできると思います。もちろん運用者として専門性を高められる環境ではありますが、他にも分析ツールを数多く取り扱っているので、他の部署にも希望を出せば、状況によっては異動できると思いますので、キャリアの幅は広げられると思います。
川満:なるほど。樋爪さんは広告運用の仕事をしていなかったとしたら、何をされていたと思いますか?
樋爪:そうですね。運用型広告の仕事に出会ってなければ、趣味に走ったオタクなライフワークをしていたかもしれませんね(笑)。
川満:オタクなライフワークも素敵そうですが、今の仕事がとても合っていると感じているということですね。広告運用以外にもチャレンジしたいことはありますか?
樋爪:はい。将来的には運用型広告領域を軸として、ビジネス全体の設計~プロモーション戦略まで手掛けるストラテジックプランナーに職能を寄せていきたいと思っています。
川満:広告運用という仕事が樋爪さんにとっては、すごく最高のものってことですね!
樋爪:この仕事をずっと続けていたら、いつか世の中の大半のビジネスを網羅してしまうかもしれないですよね。そう考えるとこの仕事ってすごく面白くないですか?
川満:確かに!ビジネス本が出版できそうですね(笑)!
樋爪:仕事と割り切らずに、仕事は自分にとっては贅沢な趣味だと思って楽しんでいます。
川満:広告運用を楽しむ樋爪さんから、とても刺激をもらっています!
ーーギャプライズで広告運用を経験してよかったことはありますか?
樋爪:未経験からの入社だったので広告はもちろん、それ以外にも勉強になったことがたくさんありますよ。入社当時のギャプライズはランディングページの制作事業に力を入れていたため、ランディングページについても学ぶ機会がありました。2012年頃からは海外のマーケティングツールの取り扱いを始めて今もどんどん増えているので、ギャプライズで広告運用を経験していたからこそ、様々な変化や学びも経験できたなと思っています。
川満:働く環境についてはどうですか?
樋爪:応援してくれる温かい人たちが集まっているなと感じています。やりたいと手を挙げたことを、"なぜやりたいのか"という想いや考えをしっかりと伝えることができれば、どんどんチャレンジさせてくれる風土なので、広告運用者の一歩としてギャプライズを選んで良かったなと思っています。
川満:逆にまだまだだなって思うところはありますか?
樋爪:中長期戦略としての、"事業として社会にどのような価値を提供していくのか"ということは既にありますが、まだまだ会社全体に浸透していないと感じている部分はあります、これからもっと浸透させていくために社内発信をすることももちろんですが、この戦略を加速させるメンバーを増やしていくことも必要だと思っています。人事の採用の強化のおかげで目先の事業はうまく回ってきていると思うので、これから戦略の部分をもっと浸透させていく時間が増えたらなという期待をしています。
川満:ありがとうございます。樋爪さん個人としてはいかがですか?
樋爪:私個人としては、広告運用を突き詰めていく中で広告単体での限界を感じることが増えてきました。広告をいくら頑張っても、ユーザーが必要ないと判断したものを売ることはできませんからね。
川満:確かに"ユーザーが必要なものだけを売る"ではすぐ限界が来てしまいそうですね…。
樋爪:はい、ユーザーに伝え方や見せ方を工夫したり、モノを売るための作法を1から学ぶことで、自分の介在価値を高めていき、魅力的な人材になっていけるように精進していきたいと思っています。
川満:個人としての成長が、会社の成長に繋がっていくんだと改めて感じました。
■クライアントを通じて数々の学びを得たこと
ーーこれまでの10年間を振り返ってみて、「成長した」と感じる部分はありますか?
樋爪:思い返すとたくさんあるなぁ…。
川満:そうですよね、10年という歳月がありますもんね。
樋爪:感慨深くなりますね(笑)。大きな変化としては、"利己的な考えから利他的な考え"になって、人間的にも広告運用者としても成長できているのかなと思っています。
川満:どのように変わっていったんですか?
樋爪:クライアントの商材を通して社会と接点をもつことで、社会の仕組みを理解することができるようになっていったと思っています。他にも、クライアントのお金を預かって広告を運用をすることで、お金や物の流れをイメージできるようになりました。
川満:"変化"していったきっかけは何ですか?
樋爪:クライアントの期待する成果が出せず、悔しい思いをしたり失敗はたくさんしてきましたね。その度に諦めず、成果を出すためにやり続けた結果が今の自分を作っていると思っています。
川満:先ほども勉強をし続けていくことが大事だと言っていましたもんね。
樋爪:そうですね。仕事はメンバーとおこなうものですし、伝えたいことはコミュニケーションを取らないと伝わらないですよね。私自身が少しずつ努力をして変えていけたところだと思っていますが、そんな私に色々な仕事を任せてくれたギャプライズだからこそ変われた部分ではあります。
川満:ギャプライズの環境が樋爪さんの大きな成長へと導いてくれたんですね。
ーー樋爪さんにとって「成長」に繋がることはなんですか?
樋爪:"自己から他者へ、明日から来年へ"と向いている方向が、より外により遠くに広がってゆく視点を養うことが成長に繋がると思っています。
川満:実際に視点が広がったと感じるエピソードはありますか?
樋爪:そうですね、覚えていないくらい昔のことですが、頑張っていても成果が出ないと悩んでいた時期がありました。今思えば、他者の評価を気にし過ぎていた部分もあったんだと思います。きっかけは覚えてないんですが、10年後には自分の想像を超えるような成長をして社会により大きな価値を還元したい、誰かの役に立つ人になりたいと、志を高く持つようになりました。その志を見失わずに今までやってきたら、何倍もダイナミックに動けるようになっていたんです。その結果、周りからも嬉しい言葉をかけてもらえるようになりましたね。
川満:今、過去の自分に何かを伝えるとしたら何を伝えますか?
樋爪:「毎日定時ピッタリに帰るんじゃないよ!」って言いたいですね(笑)。
川満:あはは(笑)、定時でも良いじゃないですか!ちなみにそれは何でですか?
樋爪:「新人時代は絶対に残業をしない」をモットーにしていたんです。今では笑い話ですが、こんなことに命をかけていた新人時期がありました(笑)。
川満:何のために定時に帰りたかったんですか?
樋爪:翌日も120%の力を出し切るために早く帰って早く寝たり、プライベートを充実させるためでした。なので当時の自分に「それって定時に帰ることで達成できるの?」と聞いてみたいですね(笑)。
川満:それを聞きたいということは何か気持ちの変化があったということですよね?
樋爪:そうですね。10年間仕事をしてきて、気分が乗って調子が良いときはガンガン残業しても良いし、気分が乗らない時は早退しても良いと、自分でコントロールをすることの方が大事だと思うようになりました。
川満:なるほど。あ、でも残業はほどほどにしてくださいね(笑)。
樋爪:もちろんです(笑)。今では稼働をコントロールできていると思ってますよ!
ーー未来のメンバーへコメントをお願いします。
樋爪:コメントですか…。
川満:皆さんここ絶対戸惑うんですよ(笑)。仲間として迎えたい人はどんな人ですか?
樋爪:あ!それならありますよ。クライアントのビジネスの成長に喜びを感じられる人です。必要であれば広告運用の枠を超えてクライアントのビジネスの成長に貢献していく、目的意識が高い人ですね。
川満:クライアントに寄り添う意識の高いギャプライズならではですね。逆に向いてない人はどんな人ですか?
樋爪:広告運用はあくまで手段なので、それに固執する人はギャプライズではないのかなと思いますね。ギャプライズの人たちは自分が関わることで、クライアントの目標達成に貢献できるなら手段に囚われない人が多いですからね。
川満:樋爪さんから見て、ギャプライズにはどんなメンバーがいると思いますか?
樋爪:「クライアントの求める成果を出すために何でもやるよ。」という意識を持つメンバーが多いです。
川満:何でも…ですか?
樋爪:もちろんできる範囲ではありますが、最大限にクライアントのためにできることをしていると思います。例えば、私たちがクライアントと制作会社の間に入り、ランディングぺ―ジの改善提案や分析ツールを活用したランディングページの最適化をセットでおこなっている点ですね。2007年頃に"ランディングページといったらギャプライズ"という時代がありましたが、ランディングページの制作事業がなくなった今でも、当時の文化が色濃く残っているなと思います。
川満:クライアントのためならどんなことでも取り組んでいるギャプライズメンバーですが、ギャプライズで広告運用をするならどんな動きをしてくれたら嬉しいですか?
樋爪:そうですね、変化の早い仕事をしているため、「何のためにやるのか」という目的意識を持って、あっという間にあらゆる点で私を追い越してほしいです。私は10年かけて広告運用をめちゃくちゃ頑張ってきましたが、それでもまだ広告運用のレベルは浅いと感じています。私を追い抜いてくれるためなら、どんどん私に質問していただければ全力で支援していきたいと思っています!
川満:ありがとうございます。これから熱意あるメンバーがどんどん増えていくのが楽しみですね!バッチリスーツの樋爪さんをお目にかかれてレアな対談のお時間になりました(笑)。
樋爪:久々に上下でスーツ着ましたが、もう今すぐ着替えたいです!リモート会議のときは上半身スーツ、下半身だけゆったりユニクロパンツなのは内緒です(笑)。
川満:私の胸の内にそっと閉まっておきますね(笑)。樋爪さんの魅力あふれるエピソードが聞けました!ありがとうございました!