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NPOリーダーたちが目指す姿とは? 交流研修NEXT、全課程修了!

“何のために働くのか” ”自分の仕事は社会のどこに繋がっているのか”

会社の知名度や規模、安定性を重視した職業観は過去のものとなりつつあり、この数年は、20代のファーストキャリア・セカンドキャリアにNPOを選ぶ若者も少なくありません。

私たちフローレンスも、2015年から毎年新卒採用を行っていますが、興味を持つ学生が増えていることを実感しています。一方で「社会起業家」が切り拓いた荒野を耕し肥やしていく彼らを、どのように育むのかがNPO業界の大きな課題でもあります。

NPOが社会インフラとして普通のもの、当然のものになっていく中で、道なき道を進む次世代リーダーをサポートすべく『交流研修NEXT』を実施し、全4回の課程を修了しました。

今回は、第2回から最終回までの研修の様子と、参加したリーダーたちが何を感じ、どう行動していくのか(宣言)をご紹介します!(※第1回の研修の様子はこちら)

6つのNPO団体からリーダー層が集結! NPO交流研修NEXT、はじまりました!1998年のNPO法の施行から20年が経ち「「NPOで働く」ことが特別ではない時代になってきました。フローレンスでは、2016年度に新規学卒の職員を受け入れはじめたことをきっかけに...2019-12-05


※NPO交流研修NEXT:NPOで働くリーダー層向けの研修プログラム。参加希望の団体からリーダー、プレリーダーが集まり、数回の集合研修とグループコーチングをベースに2ヶ月間の研修を実施してきました。


自分を知り、内省し、活かす~リーダーに必要なスキル~

交流研修NEXTでは、全4回の集合研修に加えて、各回の間に3回のグループコーチングを実施しました。

第1回の研修は『リーダーとしてのセルフアウェアネス』(講師:立教大学経営学部教授 中原淳氏)。リーダーとして「自分の職場の現実」と「自分の影響力」を見える化し向き合いました。

中原先生からの「リーダーになること生まれ変わりである」という言葉で、自分の課題を深堀り、変えていかなければというマインドが醸成されました。


(写真)第1回講師:中原淳氏(立教大学経営学部教授)

自己認知や他者理解を深める

第2回の研修は『リーダーのためのリフレクション』(講師:一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 代表理事 熊平美香氏)。

自己認知や他者理解を深めるフレームワークを学びました。同じフレームワークを使っていくつかのパターンのリフレクションを実践的に繰り返すことで理解が深まりました。

(写真右2)第2回講師:熊平美香氏(一般財団法人クマヒラセキュリティ財団 代表理事)

参加者からは、

”認知の4点セットというフレームワークのおかげで考えを整理しやすく、自分を客観的に捉えることができるようになった”
”「感情に注目する」ことで自分の行動特性を客観的に見つめることができ、行動を改善しやすくなった”

との声が聞かれ、研修での学びを早速業務に活用しているようでした。

自分独自の強みとは

第3回の研修は『強みを見出し、活かす方法』(講師:BeMoved足立裕亮氏)。

自分独自の強みは何かを見出し、それを深掘って活かす方法について学びました。

自分が優先順位高く保っていた価値観を見つけ出すには、自分のこれまでの人生を掘り下げる必要もあり、研修は和やかでありながらも密度の濃いハードな時間となりました。


(写真右)第3回講師:足立裕亮氏(BeMoved)

研修の数日後、参加者からは、

”自分の最高価値について、貪欲に深く掘り下げることができ、その後仕事で大変な状況になったが、研修での学びがあったからこそ冷静に対応することができた”

と、この研修で自分に正面から深く向き合ったからこそ、業務に活用できている声が聞かれました。


最終回、そして修了へ

最終回の第4回は、少しテイストを変えてゲストリーダーのキャリア対談。

場所も、フローレンスオフィスから飛び出し、Salesforce社のおしゃれオフィスでの研修となりました!(Salesforceさん、場所のご提供ありがとうございました!


ご協力いただいたゲストリーダー3名はこちら!


写真右から、李 炯植 氏(特定非営利活動法人 Learning for All 代表理事)、日暮 芙美 氏、低引 稔 氏(バンガシラ代表)。

ゲストは、プレーヤーからリーダーへ移行したときの悩みや葛藤、やりがいについて自身の経験を語ったり、参加者が直面しているリアルな課題にも寄り添って答えていたりと、参加者にとって刺激や励みの多い貴重な対話の時間となりました。

リーダー初心者として悩む参加者はからは、

”どのリーダーたちも、プレーヤーからの移行期は悩みもがいていたことが聞けて、自分だけじゃないんだと安心したし、リーダーになると新たな葛藤が生まれることも再確認できて覚悟ができた”

と強い意思を感じる言葉が聞かれました。

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これで、2019年度のNPO交流研修NEXTは全課程が修了しました。どの研修も、自分やチームと真正面から向き合う必要があり、苦しい時間もあったかもしれません。しかし、グループコーチングや研修内ワークを通じて、同じ境遇の仲間と率直に話し合うことができて勇気をもらえたり、団体の枠を超えて助け合える関係が築けたことは大きな財産になるのではないでしょうか。

研修終了後、参加者のみなさんからは力強く頼もしい言葉が出てきました。

”今回のインプットをしっかりと発揮できるよう、自身の研鑽はもちろん、チームにも良い影響があるような行動をしていきます”
”研修中に自分の成長を感じられた。内省し、チームで対話していくことでこの学びを自団体に還元していきます”

 研修は修了しましたが、団体の垣根を超えて築いた新しいネットワークは、今後の活動の糧となるはずです。

修了書授与後の集合写真

次世代のNPOリーダーたちに大いに期待しています!

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