本の要約サービスを運営している株式会社フライヤーでは、楽しむ、スピード、Self-Starter、挑戦、三方良し、Respectという6つのバリューを掲げています。
バリューは、働き方の指針となる大切なもの。そんなバリューへの理解を深めるべく、バリューを最も体現しているメンバーを投票で選び、全員が見守る前でインタビューしました!
〈プロフィール〉
松尾美里(まつお みさと)
コンテンツDiv ゼネラルマネジャー/日本インタビュアー協会認定インタビュアー
京都大学文学部にて社会学を学び、インタビュー調査を通じて「聴く」ことの奥深さに気づく。株式会社Z会を経て、2015年より株式会社フライヤーに参画。フライヤーのほか、経営者、人・組織に関する専門家へのインタビューを行う。ライフワークは、新たな挑戦をしている方の生き様をお聴きすること。教育×キャリアインタビュー
http://edu-serendipity.seesaa.net/
「Respect」を体現しているメンバー:松尾美里さん
今回取り上げるバリューは、「Respect」。
「Respectを体現しているメンバー」に選ばれたのは、コンテンツを企画・制作するチームのゼネラルマネジャー、松尾美里さん(以下、松尾さん)です。
松尾さんは2015年4月にフライヤーに入社し、編集者・ライター・インタビュアーとしてサービスを支えてきました。
アンケートでは、チーム内外から「常に相手ファーストで、気持ちよく仕事ができる雰囲気をつくってくれている」「相手への感謝を忘れず、それをきちんと伝えている」などといったコメントが寄せられました。
「多様性を受け入れること」と「多様性を尊重して生かすこと」を大切にしたい
――Respectといえば松尾さん! アンケートでも、やはりたくさんのコメントが集まっていましたね。バリューの「Respect」をどんなふうに解釈されていますか。
いただいたコメントを見て、「こんなふうに受け取ってくださっていたんだ」と心動かされました。感激のあまり10秒くらい動けなくなったほどです(笑)。
Respectは、尊敬、尊重……いろいろな意味合いのある言葉だと思います。
私にとってしっくりくるのは、「すべての人には価値があり、傷つけられたり、無礼に扱われたりするものではないと信じること」という解釈です。その人にはありのままで価値があり、それを大事にしていくという考え方が「Respect」なのかなと。
――常に相手を見つめ、尊重している松尾さんらしい解釈だと感じました。チームのゼネラルマネジャーでもある松尾さんですが、「Respectが体現できているチーム・状態」とはどのようなものだと思われますか。
「Respectが体現できているチーム・状態」を実現するには、2つのフェーズがあると考えています。まず、多様性を受け入れるフェーズ。その次が、多様性を尊重して生かすフェーズです。
――まずは「受け入れる」。すごく難しいことだと思います。もし、誰かや何かのことを受け入れがたく感じたら、松尾さんはどうしますか?
そうですね、すごく難しいことですよね。
大事なのは、「自分と相手は全然違う」と認識することでしょうか。人々の価値観は多様化していますし、時代も変化していく中で、誰もがいろいろな背景、価値観を持っており、得意・不得意もさまざまです。
そんな中では、「これくらいやってくれて当然だろう」と思っていても、その期待が裏切られてしまうこともあるでしょう。でも「当然だろう」というのは、自分の価値観にすぎません。そのことを認識したうえで、「こういう価値観もあるんだ」と思えるようになればいいなと思うのです。
――自分の常識にとらわれず、相手の価値観を受け入れることですね。それでもモヤモヤしたときはどうすればいいでしょうか。
私の場合、「自分は何に対してモヤモヤしたんだろう」と自問したあと、「相手はどういう行動原理で動いていたのかな」と想像します。
相手の気持ちや考えを想像してみると、相手を受け入れられるかもしれません。もちろん、モヤモヤをぶつけてしまうこともあるし、日々修業なのですが(笑)。
――相手の気持ちや立場を想像してみると、新たな気づきがありそうです。「多様性を尊重して生かすフェーズ」についてもお聞かせください。
仕事など、目標に向かって動くことが求められるチームにおいては、多様性を尊重して生かすという考え方が必要だと思います。「多様だよね」「いろいろあるよね」だけでは、なかなか目標達成に近づけませんから。
「才能豊かなお互いのことを知っていこう」「相手がもっと才能を開花できるようにするには?」と考えられると、Respectの体現につながるのではないでしょうか。
フライヤーでは誰もが「相手のことを知りたい」「お互いの才能を生かそう」というスタンスなので、仕事が進めやすいですよね。
Respectの気持ちは、その都度伝えるようにする
――アンケートに「slackの返信ひとつとっても、行動の端々からRespectを感じる」というコメントがありました。Respectの気持ちをどんどん表現されているのが松尾さんらしいと感じます!
フライヤーのメンバーはすばらしいところばかりなので、表現せずにはいられないんです(笑)。
ただ、Respectの気持ちを具体的に表現することは、常に意識しています。「相手はどんな思いで行動してくれたんだろう」「あの人のこんな才能が生きているんだろうなぁ」などと考えながら、気持ちを率直に伝えます。
――「すごい」「ありがとう」と思っても、伝えるのをちょっと面倒に思ったり、恥ずかしがったりして、躊躇してしまうこともあります……。
ありますよね。ただ、それでも思いきって伝えたほうがいいと思っています。そのときにはコミュニケーションコストがかかるけれど、長く一緒に仕事をしていくのなら、結果として仕事がスムーズに進むようになりますから。
「相手が何を意識して行動しているのか」「どんな価値観を大事にしているのか」を観察して、感じ取るセンサーは、日々磨いていきたいですね。
――松尾さんはそのセンサーが研ぎ澄まされているんですね! 最後に、「Respect」に関して、今後の意気込みをお聞かせください。
ユーザーや、いっしょに仕事をしているみなさんの価値観は多様です。そうしたさまざまな価値観を深く理解して、提供すべきコンテンツや業務の進め方について話し合い、反映できるチームにしたいですね。また、コンテンツの力を活用して、「Respect」を言語化し、浸透させていくところにも取り組みたいです。
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過去のインタビューはこちら!
「楽しむ」を体現しているメンバーのインタビュー
https://www.wantedly.com/companies/flierinc/post_articles/329539
「スピード」を体現しているメンバーのインタビュー
https://www.wantedly.com/companies/flierinc/post_articles/333649
「Self-Starter」を体現しているメンバーのインタビュー
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「挑戦」を体現しているメンバーのインタビュー
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