本の要約サービスを運営している株式会社フライヤーでは、楽しむ、スピード、Self-Starter、挑戦、三方良し、Respectという6つのバリューを掲げています。
バリューは、働き方の指針となる大切なもの。そんなバリューへの理解を深めるべく、バリューを最も体現しているメンバーを投票で選び、全員が見守る前でインタビューしました!
〈プロフィール〉
高橋悠紀(たかはし ゆき)
昭和女子大学卒業後、大手物流事業にかかわる人材ビジネス企業でビジネスブレイン職に従事。2020年2月に株式会社フライヤーに参画。営業企画にて営業アシスタント及び営業推進を担当。
「Self-Starter」を体現しているメンバー:高橋悠紀さん
今回取り上げるバリューは、「Self-Starter」。
「『Self-Starter』を体現しているメンバー」として選ばれたのは、営業チームの営業推進&営業アシスタント、高橋悠紀さん(以下、高橋さん)です。
高橋さんは2020年2月に入社し、営業推進&営業アシスタントとして、フライヤーの営業チームを支えてきました。売り上げの管理などにとどまらず、チームの枠を越えて活躍していることから、今回の受賞となりました。
アンケートでは、チーム内外から「いつも穏やかに、粛々と仕事を進めている姿は、Self-Starterを体現している」「自ら行動を始めることや、チャレンジする部分をとてもリスペクトします」などといったコメントが寄せられました。
チーム内外から絶賛された、高橋さんのちょっと意外な行動
――営業推進&営業アシスタントとして、さまざまな業務を広く担当している高橋さん。メンバーへのアンケートではたくさん票が集まりましたね! 特に多かったのは、「HRアワード」に関するコメントでした。
推薦いただきありがとうございます! 「HRアワード」に応募することを上長に提案しましたが、「時期尚早ではないか」という返答でした。ですがその返事を聞いても、やはり応募したいという気持ちが勝ったのです。そこで実行に移したところ、賞をいただくことができました。
この経験を通して、フライヤーではSelf-Starterへの障壁が少なく、ありがたい環境で働かせてもらっていると感じました。前職の大手企業で働いていたときは、上長の承認を経たとしても、稟議を何度もやり直し、費用対効果などを示さないと、自分の意見や行動に移すことが難しい場面もあったので……。
――たしかに、その行動が「すごい」と評価されるのも、フライヤーらしいところかもしれません……! 上司に却下されても行動に移した、その理由を教えていただけますか。
「コスト面でマイナスが発生しないのだから、応募してみてもよいのではないか」と考えたからです。
また「フライヤーが現在のHR市場でどのようにみられているのか、確認する良い機会になるはず」とも考えました。また「もし今年受賞できなくても、その結果を踏まえて来年また挑戦すればいい」という思いもありました。
誠実に「信頼残高」を積み上げていく
――アンケートでは、「こぼれ球を必ず拾ってくれる」「チームの垣根を越え、ジャンル問わずいろいろチャレンジしている」などといったコメントも集まりました。課題発見力と実行力を発揮するために、どのようなことを意識していますか。
優等生な回答をしますと、抜け漏れなく皆さんの業務がスムーズに遂行できるようアシスタントとしてサポートできたらという気持ちです。
少し利己的な面からお伝えすると……できることばかりやっていても成長しないと思っているので、こぼれ球は私にとって成長の宝庫なんです。
――こぼれ球は成長の宝庫……! こぼれ球を拾うことが、チームメンバーを助けているだけでなく、高橋さんご自身の成長にもつながっているんですね。
そう言うと「営業チームには抜け漏れが多いってこと?」と思われるかもしれませんが……(笑)。一人ひとりの強みを生かすチームでありたいので、その過程でこぼれ球が生じるのは決して悪いことではないと捉えています。
――具体的にどのようなこぼれ球をキャッチしているのでしょうか?
最初は「あったらいいな」「もっとこうだったらよさそうだ」と思うことに手をつけるようにしていました。
たとえば今、毎週、全社に売上表を共有していますよね。でも私が入社した当初、そのような表はありませんでした。「今月の売り上げはいくらだった?」と聞かれても、どこに書いてある数字を集計していいのかわからなかった。だから売上表を作って、売り上げを一元管理する仕組みをつくりました。
小さいことの積み重ねかもしれませんが、かゆいけど手が届かない、そんなところに少しずつ手を伸ばしてみています。
――今では、売上表がないことなんて想像できないですよね!
とはいえ、こぼれ球の存在に気づけない人もいるし、気づいていても動けない人もいると思います。どうすれば高橋さんのように、気づけて、動ける人になれると思いますか?
意識的に余裕をつくることだと思います。たとえば、今抱えている別の仕事の納期まで5日あるとしましょう。この仕事を3日で完了させることができれば、違う球がやってきても拾えるはず。
一方で、こぼれ球ばかり追いかけすぎないことも大切ですよね。本来やるべき仕事をおろそかにせず、誠実に信頼残高を積み上げることが重要だと思っています。
「Self-Starter」を意識すれば、昨日よりも成長できる
――高橋さんにとって、「Self-Starter」というバリューが大切だと感じる理由はどのようなものですか。
以前、フライヤーのアドバイザー兼エバンジェリストである荒木博行さんが「昨日より今日成長した差分を挙げてみて」とおっしゃっていたことが、Self-Starterの考え方に通ずると実感しています。
大人になるほど、昨日よりできるようになったことって意外と見つにくいもの。でもSelf-Starterを意識すると、昨日の自分との差分を生み出す機会へとつながるのではないでしょうか。
――自分ができること/できそうなことをどんどん拾うことで、成長できる。そして高橋さんがこぼれ球を拾ってくださることで、チームに余白が生まれていろいろなチャレンジができ、成長していけるのだと思いました。高橋さんのそのSelf-Starter力は、いつごろ身についたものなのでしょうか?
今回の 「HRアワード」に関して言うと、「人事系コンテンツとして地位を引き上げる」という、チームで立てた目標が役立っています。この抽象度の高い目標は、2021年上半期の目標として掲げてあったものでした。ですがその半年間ではまったくアクションを起こせず、下半期にまた同じ目標を掲げることになってしまったのです。
そのような状況だったので、「目標達成のために何かアクションしなければならない」という焦りが常に頭の中にありました。そこで「HRアワード」の募集を知り、目標達成のための手段として、自然と頭の中で結びついたのです。
――「Self-Starter」に関して、今後の意気込みなどをお聞かせください。
ロールプレイングをしたり、商談を録画したり、商談で使える質問を共有したり……フライヤーをより多くの方に使っていただけるよう、この半年間、営業チームではさまざまな取り組みを行ってきました。そして今年の9月に、ある大きな壁を越えることができました。
この取り組みの中で、多くのSelf-starterを見てきました。そうしたすばらしい行動に学び、これからもチームとしてパワーアップできるよう、気を引き締めて取り組んでいければと思います。
――ありがとうございました! オンライン・オフラインでインタビューを見守っていたメンバーからも、「高橋さんは、こぼれ球どころか剛速球も確実に拾ってくれる」「高橋さんがいないと、営業チームは成立しません!」といったコメントが寄せられました。
次回は「挑戦」を体現しているメンバーにインタビュー予定です!
過去のインタビューはこちら!
「楽しむ」を体現しているメンバーのインタビュー
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「スピード」を体現しているメンバーのインタビュー
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