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「本を通した学びを豊かにしたい」エンジニア発の新規プロジェクト "学びメモ" の開発ストーリー

ビジネス書の要約サービス「flier」に、新機能「学びメモ」が追加されました!
この機能はエンジニアである牧瀬さんが社長にプレゼンをして始まり、そこから旗振り役になり半年間進めてきたものです。一番の功労者の牧瀬さん、プロジェクトを引き継ぐ岸本さんに、開発の裏話を聞きました!

左:牧瀬 奈緒美(まきせ なおみ)
PwCコンサルティングにて、コンサルタントとして、新規事業の立案、オペレーションの改善など、様々なプロジェクトを経験後、リクルートライフスタイルに転職。旅行領域の事業で、データ分析や営業推進業務に携わる。2018年、フライヤーにエンジニアとして入社。
右:岸本 晃平(きしもと こうへい)
早稲田大学を卒業後に、友人と起業し、営業やサービス開発を担当。アクトタンク(現 リヴァンプグループ)では、サービス開発を経験。Progateではコンテンツ企画として、様々な教育コンテンツ作成に携わる。2019年、フライヤーにエンジニアとして入社。


ーーー「学びメモ」は、どのような機能なのでしょうか?

岸本:ビジネス書の要約を読んで気がついたこと、学んだことをメモして、他の人とシェアすることができる機能です。他の人のメモには、「なるほど!」を押したり、気に入ったメモは、「クリップ」して、保存しておくことができます。

牧瀬:要約を読み、自分の体験と結びつけてメモをとることで、学びを自分のものとして深めてほしいと思っています。さらに、それを他の人とシェアすることで、より読後の体験を豊かにしてもらえるようなサービスになればと思っています。


「学びメモ」で多角的に本を理解する

ーーーどのようなきっかけで、「学びメモ」を開発したいと思ったのでしょうか?

牧瀬:本は人によって解釈が違うので、他の人がどう思ったのか、どんな場面で役に立ったのかを知ったほうが、より本に対して興味が湧くのではと考えていました。興味を持てなかった本も、他の人の見方を知ることで、「そんな見方をすれば、こんな学びがあるんだ!」という発見につながります。自分のバックグランドだけでは、理解できることが限られていますが、他の人の学びに触れることで、多角的に本を理解し、自分の学びを広げることはできないかと思っていました。
また、一人で学んだことをただメモしていくのは大変ですが、周りからの反応があったり、つながりを感じたりすると、読書がもっと楽しくなるのではと考えていました。

ーーー他の人が、その本からどのような学びを得たのかを知ることで、色々な見方を知り、学びが広がりますよね。自分一人ではなく、周りとの繋がりがあることで、読書が楽しくなるというのも共感できます。「学びメモ」のオススメの使い方はありますか?

岸本:気になる人をフォローすると、その人のお気に入りの要約や、「学びメモ」を見ることができます。似たようなプロジェクトをしたことがある人は、どんな本を読んで、どんな事を学んで、そのプロジェクトにどう活かしたのか、学びを追体験するのに使ってほしいですね。

牧瀬:社内のコミュニケーションにも使ってほしいですね。例えば、後輩とのコミュニケーションにつかえると思います。オススメする機能もあるので、後輩が何かに悩んでいたら、「こんな本あるよ。私はこの本からこんなことを学んだよ」と、コメントつきでオススメしてもらえると嬉しいですよね。勧められた後輩も、最初から、数百ページもある本を読むのは大変かもしれません。ですが、要約を読んで要点を掴んで、気になる本は購入して深堀りする、という方法なら取り入れやすいのではないでしょうか。

ーーー自分より少し先の経験をしている人の思考の追体験や、社内のコミュニケーションに使えそうですね!「学びメモ」のプロジェクトはどのように始まったのですか?

牧瀬:フライヤーでは、年に1度、合宿を行なっています。そこで、今後どのようなことをしたいか話し合った際にでてきたアイデアが「学びメモ」です。
その後、社長に提案しプロジェクトマネージャーになりました。各チームから、メンバーがアサインされて、プロジェクトが始まりました。

プロジェクトは、「方針」を合意する!

ーーープロジェクトを進める上で意識していたことはありますか?

牧瀬:大切にしたい方針を最初に合意しておくことですね。何を方針とするかは、プロジェクトメンバーで熱く議論しました。
最終的には、「要約を通して、良質なインプットをし、学びをアウトプットしたい。」「建設的な学びや気づきをシェアする場所にしたい。」といった方針にまとまりました。
ユーザーの導線を考えるときに、この方針は役に立ちました。例えば、インプットをしっかりしてもらうため、要約を最後まで読まないと、「学びメモ」は公開できないようになっているんです。要約を最後まで読んでもらうことによって、メモの質が高まり、他の人の学びにつながるコンテンツになります。

ーーー方針を合意しておくことは大事ですね。他にも、「学びメモ」の開発を通して学んだことはありますか?

牧瀬:たくさんのものを作ったので、エンジニアとしての学びも多かったです。フォローするフォローされるなど、細かい動作の決定やテストは大変でしたが、周りが使って楽しんでいる様子をみると嬉しいですね。あと、プロジェクトは、大方針を決めておくと、進めるのが楽だと思ったので、次からもやろうと思います!

岸本:スムーズに進むプロジェクトはこんな風に進むんだなというのが学びでした。なんでスムーズに進んだのか、今わかりました。笑。方針大事ですね。
方針を決めておくことに加えて、牧瀬さんは、毎回方向を示してくれて、叩きも作ってくれていました。まるで、舗装された道を走っているようにプロジェクトが進みましたね。いざ自分がプロジェクトマネージャーになると、舗装するのが間に合わなくって…。笑
牧瀬さんがどんな事を考えて、プロジェクトをまわしていたのか聞けて勉強になります。

ーーープロジェクトを通して、色々な学びがありますよね!今後、チャレンジしたいことはありますか?

牧瀬:flierはインプットにはいいツールですが、もっとアウトプットを楽しんでもらえるような仕掛けをしたいですね。趣味に合う人同士のグループを作ったりとか、対話が生まれるような設計とか…。

岸本:そうですね!レコメンド機能などもチャレンジしていきたいですね。やりたいことはたくさんあります。


<インタビュアー>
松尾 美里(まつお みさと)
教育出版系の企業にて、教材の編集、新規事業の運営などを経験。2015年にフライヤーに入社。コンテンツ企画、記事のインタビューなどを担当。ライフミッションは「キャリアインタビューサービス」の活動。面白い生き方の実践者に話を聞き、その魅力を発信している。 70名の生き方をまとめたブログ「教育×キャリアインタビュー」の著者。経営者、著者、各界のプロフェッショナル400名以上のインタビュー実績を持つ。

「学びメモ」開発の裏話いかがでしたでしょうか?一緒に、読書体験を豊かにするようなサービスを開発していきたいと思った方は、フライヤーに遊びにきてくださいね!

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