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運動は辛くてストイックなものではなく、楽しくて人生を確実に豊かにしてくれるもの

フィットネス業界に飛び込み、トレーナーとしての道を歩みながら、常に新しい挑戦を続けてきた山本さん。これまでのキャリアの軌跡と仕事に対する想いを伺いました。

山本さんのフィットネス業界でのキャリアは、パーソナルトレーナーから始まったとのことですが、その原点にはどのような思いがあったのでしょうか?また、数あるトレーニング方法の中から、なぜピラティスに着目されたのか、その理由について詳しくお聞かせください。

私のキャリアは2010年頃にパーソナルトレーナーとしてスタートし、主にダイエット指導を行っていました。

しかし、ダイエットの成果を出すためには、運動指導よりも食事指導の重要度が高いように感じました。

「運動の仕事をしているのに、運動指導の必要性が低い」というジレンマを抱え、もっと体の機能そのものを変えるような仕事がしたいと考えるようになったのが原点です。

そこで出会ったのがピラティスでした。ピラティスは、体の深層部の筋肉を意識し正しい姿勢や動作を身につけることで、体の機能改善を目指すメソッドです。

運動の本質を学べるのではないかと考えピラティスを取り入れた猫背改善専門スタジオへと転職しました。そこでは、体の本質的な動きを改善するという考え方が根付いており、より深く学ぶことができました。

猫背改善専門スタジオでは、アメリカでの解剖実習など、非常に貴重な経験をされたと伺いました。

その経験を通じて、トレーナーとしてどのような学びや気づきを得ることができましたか?また、その後のキャリアにおいて、どのように活かされているのでしょうか?

猫背改善専門スタジオではアメリカでの解剖実習に参加させていただきました。

冷凍保存された人体の検体を使って1週間かけて筋肉や骨の構造を学ぶという貴重な機会でした。

実際に人体を解剖することで教科書だけでは理解できなかった体の構造を深く理解することができました。

解剖実習を通じて、体の構造を深く理解した上で指導することの重要性を再認識しました。

筋肉や骨のつながり関節の動きなどを理解することで、より的確な指導ができるようになったと感じています。

この経験は、その後のキャリアにおいてお客様の体の状態を正確に把握し最適なトレーニングプランを提案することに役立っています。

その後、フィットネス系のスタートアップに転職しビジネスの世界に足を踏み入れたとのことですが、そのきっかけや理由は何だったのでしょうか?

また、トレーナーとしての経験が、事業企画やマーケティングの仕事にどのように活かされたのか具体的なエピソードを交えてお聞かせください。

猫背改善専門スタジオで2年間勤務した後、2016年頃にフィットネス系のスタートアップに転職しました。

当時、アプリでトレーニングや食事管理をサポートするような新しいサービスが次々と登場しており、そこに可能性を感じたのがきっかけです。

スタートアップでは、トレーナーの専門性を活かしながらPdMとしてアプリの企画やマーケティングにも携わるようになりました。

例えば、AIチャットや姿勢分析機能の企画開発などです。

初めてビジネスサイドの仕事を経験し、「サービスを作るって面白いな」と思うようになりました。トレーナーとしての経験は、お客様のニーズを理解しより効果的なサービスを開発することに役立ちました。

スタートアップでの経験は、ご自身にとって大きな学びがあった一方で非常に大変な日々だったそうですね。

その経験を通じて、どのようなことを学び、それが後のキャリアにどのように影響したのでしょうか?

また、会計事務所が母体のスタートアップでヘルスケア事業を立ち上げたとのことですが、その経緯やどのようなサービスを提供していたのか詳しく教えてください。

スタートアップでは、朝から晩まで働き毎日終電という生活でした。経営陣とのミーティングでは厳しいフィードバックが飛び交う日々で、メンタル的にも体力的にも限界を感じてしまいました。

しかし、その経験を通じてビジネスの厳しさやチームで目標を達成することの重要性を学ぶことができました。

その後、自分が納得できるサービスを作りたいと思っていたタイミングで会計事務所が母体のスタートアップから「ヘルスケア事業を立ち上げる責任者を探している」という話をもらいました。

会計事務所のお客様であるスタートアップの経営者やベンチャー企業の方々に向けて、健康パフォーマンスを向上させるサービスを開発しました。具体的には、針治療とパーソナルトレーニングを組み合わせた、新しいスタイルのフィットネスを提供していました。

針治療とパーソナルトレーニングを組み合わせるという、非常にユニークな発想はどのようにして生まれたのでしょうか?また、そのサービスは、お客様からどのような評価を受け、事業はどのように成長していったのでしょうか?

針治療とパーソナルトレーニングを組み合わせるという発想は、お客様の体の状態をより効果的に改善したいという思いから生まれました。

まず針治療で体の緊張をほぐしその後にピラティス的なアプローチで動作を改善することで、通常のジムのように単純な筋力トレーニングではなく、体の使い方を最適化し姿勢や痛みの改善を目指しました。

このサービスは、フィットネスに関心の高い経営者の方々から非常に好評でした。

おかげさまで事業も順調に成長し5年で会員数300人のビジネスにまで拡大しました。お客様からは、「体の調子が良くなった」「仕事のパフォーマンスが向上した」といった声を多くいただきました。

そして現在、フリックフィットでご活躍されていますが、フリックフィットを選んだ理由や、今後フリックフィットでどのようなことを実現したいと考えているのか、教えてください。また、今後の展望についてもお聞かせください。

6年間ヘルスケア事業を運営し、自分なりにやり切ったと感じたタイミングで、よりチャレンジできる機会のあるフリックフィットと出会いました。

フリックフィットは、フィットネス事業の運営やサービス企画に力を入れており、これまでの経験を活かせるのではないかと考えました。

フリックフィットでは、より多くの人に体を動かす楽しさを届けられるようなサービスを作りたいと考えています。

これまで培ってきた「体の本質を理解し、改善する」という考え方を、より多くの人に広めていきたいですね。

フィットネスは「辛いもの」「ストイックなもの」と思われがちですが、本当は楽しくて、人生を豊かにしてくれるもの。そんな価値を伝えられるように、これからも挑戦を続けていきたいです。



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