VRデートサービスが「Memoria」になるまで
こんにちは!VRデートサービス「Memoria」を開発しているFlamers代表の佐藤と申します。
本日は、Memoriaの由来や、名前が決まる前の経緯についてお話ししたいと思います。
最初は猫の名前が候補だった
サービスとしては「メタバース空間で恋人を探したり、恋人とデートをすることができるVRアプリ」というのは決まっていて「サービス名をそろそろ決めないとね~」という会話がちょくちょく出ていました。
↓世界で一番テキトーにつけられたSlackのチェンネル名
そんな中、半分ネタで僕の実家の猫「ちゃっぴぃ」って響きかわいいな~と思ってロゴを作ってみたり。
(もはや落書き)
ただ、やっぱりサービス名は何年も使っていく大切なもの。改めて要素を抜き出して考えてみることにしました。
名前を決めるときの基準を洗い出した
まずは、具体的なサービスの名前を出す前に、「どんなサービス名だったらいいか」をチームで洗い出しました。
そこで出たのが3つ
1. ユーザーが一度見たら意味を覚えやすいサービス名
恋愛サービスだと「Pairs」「with」「Tapple」とかって、一回見たらなんとなーく「このサービスは恋愛サービスだな」とわかると思うんですよね。
「NewsPicks」とか「cookpad」とかは初見でもなんとなくサービス内容が想像できると思います。
そこまでストレートではなくても、一回見たら覚える、くらいの名前にしたいよね、という話になりました。
2. Flamersとして誇りを持てるようなサービス名
いろいろなサービスの名前の由来を調べる中で、「Pococha」のサービス名の由来が素敵だなと思いました。
- Po(polychrome/polygon/polyphony):多色/多角形/多様な音色
- co(community/communication):共同体・集まり・仲間/交信・交流・疎通
- cha(challenge/chance/channel):挑戦・やりがい/機会・好機/経路・道標
この3つから「Pococha」になったらしいんですが、(僕の予想ですが)この由来を知っててサービスを利用されているユーザーの方ってそこまで多くないと思うんです。
でも、ユーザーが認知するかどうかは別として、サービスを作ってる自分たちが誇りをもって由来を話せるようなサービス名にしたいと感じました。
3. 語感がよくて口に出したくなるようなサービス名
特にC向けサービスなので、親しみやすさって大事ですよね。
特に僕たちはVR×恋愛のドメインなので、女性に刺さるようなキレイ・かわいい名前がいいと思いました。
余談ですが、「ポカリ」って特に意味のない言葉で、響きだけで決まったらしいですよ。すごい!
ちなみに、今までの名前の決め方おさらい
VRのサービス名を決めるにあたって、今までFlamersで名前を決めたときのことを思い出しました。
社名の「Flamers」は、「Flamer」(燃えてる人、造語です)を複数形にして、「ワクワクして熱く燃えてる集団」という意味です。
既存事業の長期インターンの口コミ求人サービス「Voil」は「Voice」+「Boil」になっていて、ユーザーからの声(Voice)と、インターンを通じてワクワクしてほしい(ワクワクの語源は「湧く」:boil)という願いが込められています。
VRデートの良さって何だろう?
それから、いろんな角度からサービス名を考えてみました。
自転車に乗りながら考えたり、近くのカフェでノートを広げたり。
そんな中、ある日「VRデートの良さをもう一回言語化してみるか」と思った日があったんです。
今まで電話やZoomは基本的に過去の話を共有することが多いと思うんです。
「今日こんなことがあってさ~」とか「この前のあれ楽しかったね」みたいな。
それが、VRのデートだと、例えば遊園地に行くとか、海に行くとか、新しい「体験」ができるので、「過去を振り返る」のではなく「新しい思い出を作る」ことができる、というのが違いだと思います。
思い出に残ってる電話、とかってそこまで多くないと思うんですが、実際思い出に残ってるVRデートって結構いっぱいあるんですよ。
家にいながらも、電話とかと違って「思い出」を作ることができる、というのがVRデートの素敵なところだと思いました。
ということで、思い出は英語で「Memory」、そしてその語源の「Memoria」がサービス名になりました!
これを思いついたのは駒沢大学駅のドトールだったんですが、テンションが上がってすぐ店を出て、自転車で30分くらい爆走してしまいました笑
「メモリア」「めもりあ」って日本語表記にしても、柔らかくておしゃれな感じになりますね。
というわけで、数カ月にわたりサービス名を考えてきましたが、Flamers一同気に入ってるサービス名になりました!
今後もMemoriaの開発秘話を不定期にお伝えしていこうと思うので、ぜひお楽しみに!