こんにちは、株式会社FiNC、CTOの南野です。
弊社にも新卒エンジニアが1人入社しました!(インターンのときから約1.5年くらい育成してきたので感無量です。)
そういった節目でもあるので、新卒の方に絶対にして欲しいことを今日は伝えたいと思います!
人間、成長するためには目標が必要で、ぎりぎり達成できるくらいの目標を設定することが大事です。さらに、その目標が自分の将来のなりたい像と重なっているとき最大の成長曲線を描けると私は考えています。
エンジニアも然りで、「将来どのような人物になっていたい」のかを逆算して考えていくことが大切です。
「本日は、弊社でも行っているOKRという仕組みを、皆さんへご紹介したいと思います。」
この方法は1人でやっても効果はありますが、ぜひ2人以上でレビューしながら行ってください。1人より効果は倍増すると思います。上長とやるのもありです。
主に2つのことを行います。
(たった2つで自分のやるべきことが見えてくるのでぜひお試しください。)
# キャリアマップを描く
5-10年後のなりたい自分の像をイメージし、実現するためには、各年でどのようなことを行えばいいのかをイメージします。
①フリーフォーマットでいいので、5-10年後にどのような人物になっていたいかを書きます。できれば具体的がいいですが、抽象的でも大丈夫です。
例)
「フロントからサーバー、インフラまで触れるフルスタックエンジニアになりたい」
「Rubyのコミッターになりたい」
「大規模サービスを支えるリードエンジニアになりたい」
② ①のなりたい人物像を逆算して、3年後、1年後、半年後までブレークダウンしていきます。各フェーズにおいて大体このような感じでいたいといったイメージです。
ぜひ複数人で行っているならば、お互いで見せ合って、この目標が果たして妥当か?もっとはやくできるのではないか?等を議論してみてください。他の人の感覚を共有することでより、具体的なキャリアマップが作成できますし、お互いに目標を認識することで、情報交換等で助けあいやすくなります。
# OKRを作る(Object, Key, Result)
1で作ったキャリアプランを検討しつつ、直近3ヶ月のOKRを作成します。OKRは以下も参考にしていただくといいと思います。
http://hiromaeda.com/2015/01/19/okr/
基本的に、OKRは3ヶ月で達成したい目的をリスト化し、それぞれのKPIを策定し、3ヶ月後に振り返るというプロセスです。Googleでも評価制度に取り入れられています。
例えば、「Rubyでオープンソースのコミッターになりたい」というキャリアマップがあり、まだRubyの経験があまりない人であれば例えば以下のような事象が考えられます。
例)
ここでのポイントは、できるだけ「定量的に目標をブレークダウン」し、達成度を評価しやすくすることです。
目標一つに対して、KPIを1.0 [よくできた]、0.7[普通にできた]、0.5[できなかった]で予め設定しておきます。また、中間振り返りを行うと、自分の努力が足りていないのか足りているのか、目標が適正だったのか?を調整することも可能です。
1、2を行うことによって、自分の目標はそもそもなにで、今その目標に対してどの程度近づいているのかを日々実感することができますし、複数人でやった場合、他の人にいわゆる宣言をしているわけですから、いいプレッシャーとなり、自分の目標に爆速で向かっていくことが可能となります。
上記の手法は、一定の期間ごとに自分の業務を俯瞰して見ることによって、目的と乖離していないかを確認するプロセスにもなるので、とても有効であると思いますし、新卒でまだ自分がどのような人材になりたいか漠然過ぎてイメージが湧かない人にとってもまずは置いてみるということができるので、自分の成長を改めて振り返りやすい状況を作ることができるのでおすすめです。
この手法を弊社が取り入れることによって個人の定期的な成長度合いを格段にわかりやすくできたと私は思っています。
ぜひ、目標を立てて、日々の業務に望んで下さい!
1年ってあっという間にすぎてしまうので、1日1日を大切に。
適切な目標設定と成長を求める方!
ぜひFiNCでお話ししましょう。