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【社長インタビューPart2】希望と変革:社長が目指す未来

みなさん、こんにちは!フィルターバンクの採用担当です。

私たちフィルターバンク株式会社は、個人・法人の信用や評価を調査し、誠実さに基づく情報を提供する企業です。新社名と共に、企業の採用ミスマッチ防止や機会損失の緩和に貢献することを目指しています。

フィルターバンク - FilterBank, Inc. - ひとの「誠実さ」が活きる社会にする
フィルターバンクは、組織が抱える課題を「情報」を活用することで解決いたします。採用支援・コンプライアンスチェック・リスクマネジメントサービスを提供し、誠実な組織であるための「新たな出会い」を生み出すことが、私たちの存在意義です。2024年5月に株式会社企業情報センターから、フィルターバンク株式会社(FilterBank, Inc.)に社名変更いたしました。
https://filterbank.co.jp/

Part1では、社長のご経歴についてお話しいただきました!

セールスのお仕事をされていたことや音楽活動についてなど、私たちも初めてお聞きすることが多く、非常に新鮮でした!
今回は、事業承継からリブランディングに至った経緯や、事業内容についてもお伺いしました。
ぜひ最後までご一読ください。

【社長インタビューPart1】挑戦と経験:社長が辿った経歴 | フィルターバンク株式会社
はじめまして!フィルターバンクの採用担当です。私たちフィルターバンク株式会社(旧:株式会社企業情報センター)は、個人・法人の信用や評価を調査し、誠実さに基づく情報を提供する企業です。新社名と共に...
https://www.wantedly.com/companies/filterbank/post_articles/911838


プロフィール

フィルターバンク株式会社 代表取締役
大宗 順/Jun Omune

大阪府出身。高校卒業後に大学へ進学。学生時代のアルバイトを通じて仕事のやりがいを感じ、仕事をする道に進むため一年で中退。金融商品を取り扱う上場企業に中途入社し、営業職として20代前半ながらも成果を上げる。その後、学生時代から興味を持っていた音楽活動に専念するために退職し、大阪と東京でイベント企画・立ち上げなどに積極的に関わる。3年の活動を経て、再びビジネスの世界に戻ることを決意し、大手通信会社のコールセンターにてカスタマーサポート、チームマネジメント、テストマーケティングや新規事業の立ち上げを経験した後、2016年に企業情報センター(現:フィルターバンク)に入社。営業、調査、管理といった全部門にて経験を積み、2018年11月に代表取締役に就任。2022年4月に事業承継を経て、第二創業としてスタートを切る。


変革の必要性と現実のギャップ


_それでは、第二弾のインタビューをさせていただきます!よろしくお願いいたします。

前回のインタビューでは、社長が企業情報センター(現:フィルターバンク)に入社されるまでのご経歴についてお話しいただきましたが、入社から事業承継に至るまでに難しかったことなどを聞かせてください。

そうですね。Part1のインタビューでもお話した通り、親族経営で25年くらいの成功体験がある会社だったので、過去の話から学ぶべきことが非常に多く感じていた反面、時代にあったサービス設計などの「新しい価値観」を受け入れてもらうのは非常に難しかったです。

そもそも入社して知ったことですが調査会社って、創業者のマンパワーで成立している節があるので「個人事業」の域を越える会社は、私が知る範囲ではほとんどありませんでした。
また、取り扱いサービスが無形商材であり、属人的なオペレーションが中心といった難易度が高い業務なので、企業情報センターも例外なく「信頼してくれるお客様と付き合えばいい」「会社を大きくすると苦労が絶えない」「人に業務を教えるのが難しい」といった様々な理由から、現状維持を求められていました。

なので、今まで上手くいっていたことを変える必要性に直面しなければ、「今のままでいいよね」という意見が出てくるのは当たり前で。まぁ、入社当時を思い返せば、私の考えが浅かったという点が大きいですが...。意見がぶつかることは日常茶飯事でした。

サービスは魅力的なのにこのままでは時代に埋もれてしまう。
その時に、私自身が経験と実績を積むことで新しい価値観の必要性を顕在化しなければ「話にならない」と感じましたね。


下積みからのスタートと挑戦の意思が実を結ぶ

_そんな状況から、どうやって「新しい価値観」を受け入れられたのですか?

まずは下積みだと思いました。持ち前の熱中する性格、挑戦したいという想いで実績を積みながらですが、少しずつ改善を進めましたね。

初めは無形商材を属人的に拡販するセールスの難しさを感じたので、調査業務を希望して、まずは調査マスターになろうと努力しましたね。調査の価値がなにかどう伝えることが出来ればベストなのかを模索しながら、既定のオペレーションをひたすら行い、経験を積みました。その中で、今後の障壁になると感じたレポート表現を見直し、より読み易くするためにフォーマット変更を行いました。

その経験から私自身のサービス理解も深まり、1年経過した時期に「提案資料・販促ツール」を不慣れなパワーポイントでゼロから手作りし、調査業務をしながらセールス活動も並行して実施しました。
そこで現在も取引のある大手企業(当時では考えられない大手)との商談に巡り合いました。情報取り扱いに関する体制が理由で契約が難しい流れでしたが、前職でのコールセンターでの経験から「セキュリティ」に対して無知ではなかったので、急ピッチで情報取り扱いレベルを上げる等の努力を行い、契約いただけることに。それをキッカケに会社は大きく変わりました。

その実績が認められ給与アップの話をいただいたのですが、その給与分を「東京での活動費に使わせてほしい」と打診をして、挑戦することの合意を得ることができました。
すぐにマンションを契約し、月の半分ほどを東京で過ごし、東京での顧客開拓を精力的に行いましたね。知り合いがほとんどいない状態なので孤独との闘いでした。

一人で営業をする中で「拡販スピードを上げたい」と思っていましたが、「取り扱いサービスが無形商材であり、属人的なオペレーション」の壁が高く、営業マンの採用・育成イメージが湧かなかったので、どうやってスピードを上げるかを一人で悶々と考えていましたね。

そんな時、調査業界では「非開示・秘密裡」な風習から外部企業と提携するのはタブーな印象はありましたが、独断で販売パートナー契約を行うことで、さらに拡販スピードを上げることが出来ました。
正直、勝手に話を進めて契約した節はありました。(笑)

私が入社して約3年、顧客数・依頼数が増加するのと比例して、調査工数・管理工数の増加もしたので、調査員の採用と育成、法人の管理業務を並行して行いました。そのタイミングには会社の全てを把握・管理している状態だったのもあり、創業者から話をいただき、2018年11月に代表取締役として就任する運びとなりました。

ただ、この段階でも親族経営の壁があり、執行役員レベルの権限だったかなと思います。その頃は5人の従業員がいたんですけど、みなさん創業者の考え方に賛同していたので、僕以外は新しいチャレンジに反対していました。
反発も結構起きていましたね。(笑)


仲間との奇跡的な出会い


_反対意見も多かった中で、どうやって事業承継に至ったのですか?

ずばり、仲間との出会いですね!

2018年11月、代表取締役の名刺を引っ提げて営業活動をした時に出会ったのが、現取締役の大熊さん。そして、年明けの2019年1月、大熊さんの前職で財務顧問をしていた現取締役の関口さんと出会いましたね。
私は当時、東京を中心に活動していたので大阪へのアプローチは担当してなかったのですが、たまたま私が商談に行くことになり、そこにいたのが大熊さんだったので、今考えても奇跡的な出会いだったなって。

2019年は精力的に東京での活動を行い、2020年はコロナの影響で耐え忍ぶ時期でした。そして、2021年2月に販売パートナーの役員だった大熊さんからLINEメッセージがきました。



大熊さんはビジネスパートナーであり、飲み友達でした。その販売パートナーの会社が倒産することになったときに、うちの会社に興味があると言って入ってきてくれて。「新しい価値観」への挑戦への共感、僕が一人で悶々と我慢していた状況を理解したうえで大熊さんが一緒になってくれたので、大熊さんの想いを汲んで戦おうと思いましたね。

最終的には、大熊さんが入社して約1年が経過しても親族経営の壁は変わらなかったので、2021年12月に創業者へ世代交代をするか、私が大熊さんと独立するかっていう話し合いをする場をいただき、結果として引き継ぐことになりました。そして3ヵ月の準備期間を経て、2022年4月より第二創業スタートといった感じです。



_そこで大熊さんがキーパーソンになっていたんですね!
様々な難しい問題があったかと思いますが、失敗や苦労したことがあれば教えてください。

そうですね、失敗から学ぶことは多いです。スピード感をもって会社を拡大している状況が続いている時ほど、当初と比較すると従業員やお客様との接点は減ってしまっていました。
同じ温度感を提供できていないという不安も多少ありましたし、特に従業員の方に対しては自分の想いが伝えきれなかったことが多いかなと思います。


社名変更に至った経緯について

_設立30年の節目となる2024年5月16日に「フィルターバンク株式会社」に社名変更しましたが、どのようなことがきっかけで社名変更をするに至ったのでしょうか?

社名変更をする前に話は戻りますが、僕もセールスを始めたとき、創業期からお付き合いがある会社とかも次の世代に移り変わってきていて。コミュニケーションを取る相手が変わったときに、【企業情報センター】だと「何をやっている会社なのかよくわからない」と言われることが多くなったんです。

調査会社って「〇〇センター」や「〇〇サービス」、「企業〇〇」という社名が多いんですよ。なので、僕たちは「他と違うぞ!」っていう想いでやってはいたんですけど、もっと会社の価値をより多くの方に伝えていくためには、ブランド名やビジョンを変えた方がいいなというのは、入社当時からずっと思っていました。



とはいえ、昔からのお客様もいらっしゃいますし、不用意に変えるのもどうかなと。創業者が想いを込めて28年やってきたことに対して、説明するのも結構難しいと思っていましたし…。予算もかかることから、当然最初はすぐに変更しようとは思いませんでした。

なので社名は一先ず後で、セールスの仕方やサービスのクオリティを上げるというところに着目していました。
そして、第二創業でバトンタッチして、結果を出して今のオフィスに移転して…っていう段階を経たこのタイミングがベストかなというところで、社名変更に至ったのが経緯ですね。

_社名変更から1カ月が経過しますが、私たちももう既に新社名が浸透しています。(笑)
周りから社名に対する反響などはありましたか?

嬉しいことに、お客様や営業マンからも「こっちの方がいいね!」という声をいただくことは多いですね。個人的に僕も気に入っています!!

今後も誠実さを大切にし、お客様に信頼されるサービスを提供していくことが目標です。

我々は“ひとの「誠実さ」が活きる社会”の実現をビジョンとして掲げています。
誠実なひと・誠実な組織のアンマッチを防ぐ「見極め機能(Filter)」として研鑽を続ける姿勢、30年以上の調査実績と今後の実績を紡ぐことで新たな価値創造ができる「信用機関(Bank)」でありたいという想いをこの新社名に込めています。


先進的、誠実さを感じられるイメージカラーへ

_ブランドのイメージカラーも赤から青に一変されましたが、この色を選ばれた理由などもあれば教えていただきたいです。

カラーについては、ネガティブチェックをする調査会社として、これまでコンセプトとして【熱を帯びる】という意味を持ってキーカラーを赤にしていました。
今後は、IT技術をかけ合わせてより可能性を広げていくといった、時代に沿った柔軟さや先進性を表現できること、そして従業員の方が調査会社で働いてるっているところに対して、怪しさ・後ろめたさなどのネガティブを払拭し、オープンでクリーンなイメージをもっと表現していきたいなと。

安心感が得られて先進的、誠実さを感じられるカラーとして青を選んだというところが理由です。



フィルターバンクの事業内容と強み

_ありがとうございます。
それではここで、改めてフィルターバンクの事業内容について教えてください!

事業は大きく分けて3つあります。メイン事業は「バックグラウンドチェック」で、面接では知り得ない候補者の多面的な情報を集め、今回のブランドコンセプトでもある「誠実さ」をしっかり見つける採用支援サービスです。
あとは商取引前の「企業信用調査」や、社会的責任を担っている企業の社会的信用を維持するための「反社チェック」の3つの事業を展開してます。

_メイン事業のバックグラウンドチェックにおいて、フィルターバンクの強みは何ですか?

長年やってる実績もあり、情報収集の仕方や情報の取り扱い方法の見せ方やこだわりは自負を持ってやってます。調査範囲が拡充しているところプラン展開も他社と比較して強いポイントだなと思います。
あとは、海外のチェックは対応していない企業もあるので、他社と比較して対応範囲を拡充しているというところも強みですね。
プライスのプランワークもしっかりしているというところが、他社と違うところでもあるのかなと思います。


ひとの誠実さが報われる社会を目指して


_これから社会に対して提供していきたい価値があれば教えてください。

僕が提唱している「誠実さ」という部分の認知度や提供価値を上げて、表面的な情報以外で頼れる判断基準を提供するのが僕の目指しているところです。
学歴がよくないとか、勤めていた会社をすぐに辞めたことがあるような人でも、誠実な対応をしていたらチャンスが芽吹く世の中が良いなと僕は思っています。誠実にやってきた人が損しない、信用っていうところの積み上げを価値観として、ひとの誠実さが報われる社会になればいいなと。そう考えて活動しています。

_これから直面する最も難しいと感じられている課題はどのようなことでしょうか?

認知度やサービスの普及の仕方、ユーザビリティを上げるためにはどうあるべきかっていうところで、既存のビジネスモデルの転換が今の一番の課題ですね。いろんなことに着手していくリスクを抱えながらやっていくっていうところで、今が結構大きな山かなと思っています。

そのために必要なのは人との出会いですね。いろんな仲間が増えればやりたいことも絶対に叶うと思っているので。5人だったところから2年目でおよそ40人まで従業員が増えてきていて、未知の領域まで来てるので、みんなの知恵と工夫が集まっていくとうまくいくはずなんです。
僕は、法人としても個人としても、人との出会いってすごく大事だと思っています。

_それでは最後に、一緒に価値を提供していく従業員に対してコメントがあればお願いします!

もっとみんなチャレンジしまくろう!ということですね。
いろんなアウトプット・インプットを積極的にやらないと言葉にしていることが実現しないので、もっと動き回っていろんなことにチャレンジして、その中でヒントを得ようっていう感覚です。
一緒に頑張っていきましょう!


_ありがとうございました。
Part1に続き、さらに会社や事業について深く知ることが出来たので、私たちにとっても非常に有意義な時間でした。
現取締役の大熊さんや関口さんとの出会いなど、普段はあまり聞くことができない内容についても触れていただきありがとうございます!

今後も社員インタビューを実施しますので、是非お楽しみに!



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