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地域のため、大雨の時に命がけで水門を守っている人を応援したいと思った。水門の自動化で現場の省力化へ。

皆さんこんにちは。
今回は、水門の開閉操作を遠隔で制御できる製品を開発したので、よろしければご覧ください!

そもそも、水門ってどんなもの?
って思われる方も多いんじゃないでしょうか。
私たちが開発したのは、こんな感じの水門を開閉できます。

小さい水門から、大きな水門までたくさんあるんですけど、基本的には人力で回しているような水門のハンドルであれば回すことができる設計にしています。
田園風景が広がっていて綺麗な場所に見えますが、こんなに素敵な場所にあるとは限りません。
ここも、道路に面しているし、コンクリートブロックを登った先に水門のハンドルがついていたり…
しかも天気のいい日には来ることは無くて、大抵来るとしたら大雨が降っている最中。
なんてことが当たり前です。
夜間だろうが休日だろうが、関係ありません。
地域を守るために、命を懸けて作業している人たちがいます。

こちらは先ほどの場所とは別の場所で、岩手県の一関市にある山奥の水門です。
雪が降った場合には、車では入っていけないので雪がシンシンと降り積もる中、1時間程歩いて水門にたどり着くのだそうです。

雪が降った後の水門付近。

普段は水路が見える斜面も、この時は雪で埋もれてしまっています。
私たちがお邪魔した時には、既に雪が解けていましたが普段歩いて水門まで行くような道では、タイヤが滑りながら帰りました。道も狭いので、ハンドルが完全に制御できなくなったら崖から落ちてしまいそうでした。

高齢化していて、水門管理も出来なくなってきている場所が増えてきているなんて、将来の事を考えると何とかしなくちゃという気持ちになりますね。

そこで開発したのが「アクアドライブ」です。

👆アクアドライブ

ソーラー、バッテリー、モーター、基盤、手動スイッチのパーツで構成されていて、それを固定できそうなポイントにバンド等で設置して利用できます。
操作はもちろんスマホやPCから📱

実際に、岩手県で実証等にお付き合いいただいている現場で、一度設置をしてお披露目会を行ってきました。

👆正面から

👆後ろ側

※デモのための仮設置なので、ごちゃごちゃしているのはご了承下さい。

この場所は、大雨が降ると来ることになる場所なので、遠隔で早く監視できるようにしておきたいというご要望があって、この日購入いただくことになりました。

突然ですが、ここを歩くの想像できますか?
「道がないじゃん!」そう思った方、正解です。

こんな感じで、梯子を下りて一応歩ける水位の時はここを渡って川岸まで行くか、山の中を数キロ歩いてこの場所に来るしかなく、結構大変💦
サーカスの綱渡りばりに頑張りましたけど、写真の左側は崖になっているので落ちたらひとたまりもありません。
ロープを掴んで歩くんですけど、歩いていてバランスを崩した時にロープも一緒に伸びたので、このまま落ちるしかないかと思いました😣
危険な場所だけでも、遠隔で出来たらいいんだろうなと、ひしひしと感じました。

渡り終えてからは、現場を少し見て先ほど同様問題なく設置が出来そうだったので、その場を後にしました。

場所を移動🚙💨
次の日は、別の地域でデモをしました。

お次は場所を移動して、別の改良区さんでこちらの水門を監視したいということで、デモ設置してきました。
この場所は、ハンドルの形状が先ほどの場所と違います。

それでも、問題なく設置ができました。
現場に合わせて工夫をしながら設置ができるので、いろんなパターンのハンドルに取付ができちゃうのも魅力の1つです。
実は、同じ仕組みの水門が後ろ側にもう1基あり、1エリアで2ヵ所の水門を自動化したいということでした。
そこに、カメラも複数台おいて実際に機械の動きを監視したり、水路の監視もしておきたいといったご要望をいただきました。

その他にもご要望をいただいているので、それも考慮して提供を進めていきたいと思います。

完成するまでを少しご紹介すると、

打ち合わせを行ったり…

何度か試作を重ね

設置を行ったり…

ようやくカタチになって、使っていただけるときの喜びはひとしおですが、使う方のニーズに合うかどうかというところはドキドキですね。
でも、現場の方といっしょに地域のためにできるのは本当にやりがいがあります。
いっしょにできる仲間を絶賛募集中なので、エンジニアの方、営業の方お気軽にエントリーください😌🍀

未来の仲間からのエントリーをお待ちしております!





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