こんにちは、株式会社EXIDEAの採用広報担当です。
現在当社では、日本の製造業の世界進出をサポートする新規事業「Jet Global」を進めています。日本の誇りと言える製造業がなぜ世界に遅れを見せたのか、私達が何をすれば改善できるのか。今回はそんな想いを胸に秘めた、2人の事業担当者にインタビューしました。
・JetGlobalとはなにか
・EXIDEAが描く未来とは
・事業担当者2人はどこを目指しているか
など、新規事業と当社が目指す先を紹介するコンテンツとなっています。
「製造業を変えたい」「新規事業で世界と戦いたい」、そんな想いが少しでもある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
【インタビュイー】
■取締役・瀬田(29歳)
EXIDEA創立3期目のインターンとしてジョイン。大学3年時に「世界を知れば友達が70億人できる可能性がある」と思いアメリカへ渡米。帰国後大学3年時に、インターン生としてジョインし、1億円規模のWebメディア事業の立ち上げを経験。新卒入社後マネージャーを経て新卒3年目から執行役員、4年目に取締役に就任。しかしマネジメントが思うようにいかず自ら執行役員へ降りる道を選択。現在は再び取締役としてWebメディア事業部をリードしている。
■マーケター・杉山(28歳)
新規事業Jet Globalにおける1人目の担当者として2023年5月にEXIDEAにジョイン。外資系メーカーを含む4社での経験があり、海外志向と語学力を武器に活躍。同時に自身でブログも運営中。本業終了後の深夜に執筆をし、ブログを立ち上げてすぐに記事総数200本を突破。そのバイタリティとブログ運営の実績に加え、3歳から9歳までオランダで過ごした経験をもとに現在新規事業を成長させている。
技術力なら世界トップクラス。その事実を世界へ発信することがJet Globalのミッション。
--現在進めている新規事業、Jet Globalとはどのようなサービスですか? 杉山
製造業に向けたBtoBのWebメディアで、海外の企業が日本の商品を選択する際、商品をジャンルごとに比較できるWebメディアです。商品を紹介するのではなく、比較対象の軸や他の商品を並べ、よりユーザーが最良の選択をできるようサポートすることが主な役割と言えます。
瀬田
もともと4年前から構想にあったプロジェクトですが、5月に杉山が入社して再度本格稼働しました。Webメディアは英語対応のため、SEOの対策次第で全世界へ日本のプロダクトを発信できます。
--具体的にはどのようなプロダクトを発信するのですか? 杉山
半導体や検査装置、金属を削る装置など、海外の製造業やメーカーが製造を行う際に必要なプロダクトを取り扱う予定です。同じジャンルでも製造工程や使用用途により判断基準が異なるため、「何を購入すればよいのか」、Jet Globalを使用したユーザーが最善の選択をできるようになるといいなと思っています。
瀬田
日本のプロダクトの品質は言うまでもなくトップクラスで、私としてはユーザーにMade in Japanをおすすめしたいです。しかし、海外はまだまだコストのみで判断するユーザーが多いことも事実。いくら品質が良くても、価格勝負で海外プロダクトに勝てないと、そもそも日本のプロダクトが支持を集めることは難しいでしょう。そのためにも、日本プロダクトのマーケットインをサポートし、値段以上の品質の高さを海外に発信する必要があります
--Jet Globalが浸透することで、どのようなインパクトを世界に与えられるのでしょうか? 瀬田
Jet Globalで変えられることは3段階あると思います。
・日本のプロダクトを世界へ発信する
・世界中のニーズを日本メーカーへ伝える
・オンライン上で日本メーカーと海外企業を直接つなぐ
Jet Globalを通して日本のプロダクトを世界へ発信できることがこの事業の根底です。その過程で次は、海外ではどのような需要があるかを私達がJet Globalを通じてキャッチアップします。そうすることで今まで海外の市場や需要が分からずに製造を行っていた日本企業に対し、適切なニーズを伝えることで、より効果的なマーケットインの実現へ繋がります。
日本企業が海外のニーズを把握できれば、最終的には商社を挟まずとも企業同士がオンラインで直接繋がり、スピーディーな商談を実現できると思います。未来像としては、VRで日本メーカーと海外企業を繋げ、バーチャル空間でやり取りできるようなプラットフォームを目指しています。
杉山
結果的に顧客との接点を持つことで、正しいニーズを把握した上でのマーケットインが実現可能です。リアクションがわからないまま、何を作ればよいのか知らずにプロダクトアウトを続けていれば、日本の製造業が世界で勝つことは難しいでしょう。
瀬田
だからこそ、Jet Globalは単なる商品紹介のWebメディアにとどまらず、正しいマーケットインを実行するため、「ニーズを知る」Webメディアへと育て上げる必要があります。
グロースハックの起源は製造業。だからこそ、日本の製造業を世界へ届けたい
--Jet Globalの対象が製造業なのはなぜでしょうか? 瀬田
日本が誇る製造業を、もう一度世界へ轟かせたいと思ったからです。その代表格としてトヨタが挙げられますが、同社の競争力の源泉にグロースハックありと私は思っています。グロースハックは元々、トヨタのリーン生産方式や主査制度がアメリカに持ち込まれ研究されたのが由来です。シリコンバレーにてリーン・スタートアップというフレームへと転換され、Facebookをはじめ多くのユニコーンが生まれました。すなわち、海外トップクラスの企業も元をたどるとトヨタ、さらに言うなら日本の製造業の生産方式が由来となっているというのが私の見解です。トヨタの生産方式は、当社が創業から注力してきたグロースハックの発祥であり、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われるほどの経済的繁栄を支えたのは基幹産業である製造業でした。まさに日本のプライドでもある製造業を、世界に冠たる製造業としてもう一度復活させたいと思い、この業界を選びました。Jet Globalを通し一社でも多くの海外進出を叶えることで、それがモデルとなり他の企業にも希望を持たせられれば、日本の製造業の未来にも貢献できるのではないかと思います。
杉山
確かに、グロースハックについてインプットしようとするとトヨタの情報が多く出てきます。ただ、いずれも洋書や海外サイトの情報ばかりで、日本が誇るトヨタのグロースハックは国内で浸透していないと思います。
瀬田
つまり、グロースハックの起源をたどり、日本の製造業をもう一度世界に轟かせたい。これが私達の掲げているビジョンです。
--そのビジョンをもとに、日本のプロダクトを世界に発信できる未来は見えていますか?
瀬田
過去の実績からしても、自信はあります。EXIDEAでは過去に「急速冷凍機」「寿司マシン」の2つを海外へ発信し、両方で成果を上げました。最終的に70カ国から数千件の問い合わせを獲得し、小規模ながらも成功させた事例があります。成功要因はいくつかありますが、他社との違いでお話すると、創業から海外最先端のマーケティング情報を常にキャッチアップしてきたことです。数多くの海外カンファレンスに参加するほか、アメリカにある支社とも情報連携を密に行い、いま最も効果的なマーケティングは何かを日本で一番追究してきた自負があります。その他にも、国内には製造部品を海外へ発信するサービスはありますが、当社が過去行ったように「完成したプロダクト」を届けるサービスはまだ多くありません。そのあたりも、Jet Globalに勝算があると見込んでいる理由です。
--この事業が成功すれば、EXIDEAのビジョンも大きく達成できそうですね。 瀬田
まさにそう思います。EXIDEAはExcellent Idea(卓越したアイディア)から成り立つ造語です。つまり日本の製造業が誇る卓越したアイディアも、グロースハックによって加速させることができるでしょう。これはEXIDEAが掲げている3本柱の一つ「Go Global」にも繋がります。代表の小川自身「日本のイノベーションをもっと海外に発信したい」と言った想いもあり、創業当初から海外志向はありました。卓越したアイディアも重要ですが、もっと重要なことはそれを世界に知れ渡らせること。Jet Globalは製造業の未来、そして当社が掲げるビジョンを両翼に進行しています。
杉山
事実、日本製品の寿命は長く、質の高さは世界中で認められているはずです。大手企業であればそのブランドで世界進出も簡単ですが、中小企業ではそうもいきません。Jet Globalを通し、一社でも多くのメーカーを世界へ輩出することで、他の企業に「自分たちにもできるのかも」そんな希望を持ってもらえたら嬉しいです。
目指すは日本製造業の再生。小さなベンチャー企業が本気で描く未来
--現状Jet Globalは何名で開発していますか? 瀬田
私と杉山、そして日本在住のインド系カナダ人のロンの3人です。そもそもJet Globalを再始動させたい想いがありましたが、「海外折衝の経験」「英語力」「Webメディアの知識」を備えている人が見つからなかったときに、杉山がプロジェクトに加入してくれました。
杉山
私は外資系メーカーでの勤務経験がありますが、よくよく考えてみると、自分の成果によって成長するのは海外の企業だとある時思いました。日本の製造業が遅れを取っている今、このままでよいのかと考え、この現状をどうにかしたい。ただブログのように個人単位だとできることに限界がある。そう考えていて時に、ちょうどEXIDEAの存在を知り応募、そして今に至ります。
--今回はメンバークラスの採用を考えているようですが、最終的にはどのようなチーム構成を目指していますか?
瀬田
まずは、30億円規模の売上を、50名体制で作りたいと思っています。そこから、先ほどお話したバーチャル上でやり取りが直接できるプラットフォームへと昇華させます。何十兆とある当市場の中で、ユニコーン企業も多数存在するので、そういったサービスと並ぶぐらい日本発のグローバルWebメディアプラットフォームを目指します。日本の製造業を引っ張ってきた天才たちがいても、なお衰退しているこの業界。そこに対して「こんな小さなベンチャー企業が」と笑われるかもしれませんが、私たちは本気です。明確な前例やモデルもない。でも世界にはマーケットが、日本には質の高いプロダクトが確かにあります。この双方を繋ぐWebメディアがない今、「技術者とマーケットを直接繋ぐ」そんなモデルが確立されれば、面白いと思いませんか?
杉山
担当者としてジョインした私からしても、新メンバーを募集することにとてもワクワクしています。私たちが実現したい世界への道のりはとても険しく、チャレンジングなものであると理解していますが、それ以上にJet Globalが秘めている可能性やこの事業をやる意義が明確のため、やりがいはひとしおです。仕事に対して強い想いや、信念を持って取り組んでいる方、ここでお話した内容が少しでも心に触れた方にジョインいただいたら嬉しいですし、より強固なチームができる未来が楽しみです。
--最後に、この記事の読者へメッセージをお願いします。
瀬田
ここまで話したEXIDEAの掲げるビジョンに賛同してくれる人を望んでいます。もちろん仕事でお金を稼ぐことは大切なことです。ただそれにとらわれず「なぜ働くのか」といった、意義をもう一度考えてほしい。せっかく日本人に産まれたのであれば、既存のレールを走るのではなく、未知のフィールドで日本のプライドを世界に発信していきたいです。
杉山
日本のプロダクトを世界に発信したいという思いが強い方と働きたいですね。私が思うに、まだまだインターナショナリズムが色濃いため、1つの国として世界に発信・主張できる媒体を作っていきたいです。今回で言えば製造業という一つのジャンルに対して、世界全体が共通の認識を持つことが理想です。
いかがでしたでしょうか。新規事業立ち上げフェーズでのポジション募集。
少しでもご興味がある方は下記からご応募をお待ちしております!