ビジネス職
24卒ビジネス職|経営陣のそばで新規事業創出をしたい学生募集!
「デジタルネイティブ発想で心躍る未来を創る。」
これは、エキサイトが新たに掲げるミッションです。
このミッションを実現していくため、私たちは3つの事業を推進してまいります。
・スキルシェア関連事業(カウンセリングサービス、スキルアップメディア)
・インキュベーション事業(D2C、SaaS、iXIT)
・ブロードバンド事業
エキサイトホールディングス株式会社
「エキサイトで働く人は何をしているの?」「どんな人がいるの?」など、エキサイトで活躍するメンバーのリアルをお届けする連載「Exciter」。
第9回は、ママ向けメディア「ウーマンエキサイト」編集担当で、今月部内MVPを受賞した石上さんにインタビュー。これまでのキャリアや、ウーマンエキサイトが行っている「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」について話を伺いました。
プロフィール 石上有理
2005年に中日新聞社発行の週刊紙の記者として新卒入社後、株式会社ライノで大手アパレルブランドのウェブコンテンツ、紙制作物の編集に携わる。2012年にエキサイト入社後は、エキサイトニュースの運営、エキサイトコネタ、ローリエプレスの編集・広告を担当。2015年に育休復帰後は、ウーマンエキサイトのリブランディングプロジェクトに参画し、2016年にはWEラブ赤ちゃんプロジェクトを立ち上げ、現在もウーマンエキサイトのコンテンツ制作、広告ディレクションを行う。
ーーキャリアのスタートは記者だったのですね。メディア業界に興味を持ったきっかけを教えてください。
きっかけは大学時代、アメリカ同時多発テロ事件(9.11)の1年後に訪れたニューヨーク旅行でした。実際に足を運んでみると、行方不明者を探す張り紙やグラウンド・ゼロで祈る人など、悲惨なテロの悲劇は未だに続いていると感じました。対照的に、マンハッタンの五番街は数十メートルごとに警官が立ち、厳重体制の中追悼コンサートなどが行われる賑わいで、そのギャップが印象的でした。そこから漠然と、実際に自分の目で見たものを、誰かに伝えるメディア業界って面白そうだなと考えるようになって、情報を世の中に届ける仕事に興味を持ちました。
大学卒業後は、新聞社に入社して6年間ほど記者をしていましたが、元々ファッションが好きだったのと、次はWebにチャレンジしたいという想いがあり、フイナムというメディアを運営する株式会社ライノに転職しました。大手アパレルブランドの広告やオウンドメディアの制作などのコンテンツディレクションを1年ほど務めた後、2012年にエキサイトに入社しました。
ーー数多くあるメディア運営企業の中でなぜ、エキサイトを選ばれたのでしょうか?
実は私、大学生の頃からエキサイトユーザーだったんです(笑)。当時使っていたMacBookでSafariを立ち上げると、エキサイトのトップページがデフォルト表示になっていたりして、自分のなかではとても身近で馴染みのある会社でした。中でもエキサイトニュースは比較的早くから動画ニュースの配信にも取り組んでいて、よく見ていました。
それに私の同級生がエキサイトの新卒社員で、現在ワンメディア株式会社という会社を経営している“明石ガクト”だったということも大きかったですね。「エキサイトでメディア編集者、募集していないかな?」という話の流れから、リファラル採用でエキサイトに入社しました。
ーー入社の決め手になったポイントは何でしたか?
エキサイトニュースを管轄していた方が、とてもサブカルチャーが好きな方で、幅広く情報をキャッチアップしつつも、尖ったコンテンツ作りをされているところが面白そうだと感じたんです。また当時、エキサイトは私が好きな音楽アーティストの公式ホームページを運営していて、社内の「人」も運営している「サービス」も、自分の好きなことに通じているという点が決め手でしたね。
ーー入社されてからどんなことを経験されてきましたか?
エキサイトニュースが管掌しているオリジナルメディアの編集に2年間ほど携わりました。その後、産休明けで復帰した際に、ウーマンエキサイトというメディアがママ向けにリブランディングするということで、ウーマンエキサイト編集部に参画し、今に至ります。
ーー現在の業務で苦労している点や、やりがいを感じられている点はありますか?
世の中に向けてコンテンツを作り続けるということは、やはり大変だと感じます。時代によっても、言葉の選び方によっても、読み手の捉えかたは変わるので非常に神経を使います。正解がない難しさがあり、コンテンツの先にいる読み手のことを考えながら日々試行錯誤をしています。
例えば、「パパが子育てを手伝う」と表現すると、パパも参加するのが当たり前なのに、そもそも手伝うという表現に違和感を覚える方が多いと感じています。文化や風土、世の中の空気感を読むのはいつまで経っても難しいですね。
やりがいは、やはり読者の方からの反響が何より嬉しいです。記事下にあるアンケートやSNSでの反応、閲覧数などから、どんな風に読み手が感じているのかを知ることができます。新聞記者時代には経験できなかったWebメディアならではのやりがいだと思います。
ーー現在ウーマンエキサイトで取り組まれているWEラブ赤ちゃんプロジェクト(※)は、石上さんをはじめとする編集部中心に立ち上げられたとのことですが、どういった経緯で始まったのでしょうか?
当時ウーマンエキサイトが、ママをターゲットにフルリニューアルするタイミングだったこともあり、新しいコンセプトに合ったコンテンツを作りたいと考えていました。「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」は、そんな時にお会いしたエッセイストの柴原明子さんとの出会いがきっかけで始まりました。
ある日、紫原さんがカフェで原稿の執筆をされていたそうなんですが、目の前に座っていた子連れの赤ちゃんが突然泣き出してしまって、お母さんが慌ててあやしていたそうなんです。紫原さんは「かわいいな」と思ってその様子を見ていたのに、申し訳なさそうに周りの方に謝るお母さんの様子に「周りの人たちが温かく見守っていることを言葉に出さずにステッカーで表現できないか」と、エキサイトに相談をいただいたんです。
ーープロジェクトの立ち上げで、そんなストーリーがあったんですね。
当時、私も1歳だった息子の子育てに必死で、その慌てていたお母さんの気持ちが痛いほどわかったので、周りに温かく見守ってくれている方がいると考える余裕すらありませんでした。だからこそ余計に、ママ・パパたちにとってはありがたい想いでしたし、凄く新しい発想だなと思い、すぐに当時の上司に相談しました。
ママやパパだけでなく、社会全体が赤ちゃんに“愛”を向けることによって、よりよい環境が生まれるのかもしれない。 そんな願いを込めて、赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たちが居ることを可視化する「WEラブ赤ちゃん -泣いてもいいよ!-」のステッカーを作ることにしました。
早速、制作したステッカーのプレゼントページを媒体上で告知したところ、30名へのプレゼント企画に1,000人近くのご応募をいただいて……。とてもありがたいことに好意的な声が多かったので、世の中の声を可視化する特設ページを作り、ステッカーも増刷しました。
WEラブ赤ちゃんプロジェクトのホームページ
ーーホームページを見ると自治体からの賛同も多いですよね。
取り組みを開始した2年後ぐらいに、三重県さんが自治体で初めて賛同してくださいました。それをきっかけに、徐々に自治体のみなさんからの賛同の意向を頂けるようになって、今年は京都府を中心とした52の団体で構成される「京都府子育て環境日本一推進会議」さんと一緒に大規模な取り組みをさせていただきました。ただ賛同して終わりでなく、街全体に広げていきたいという想いで賛同いただいていて、京都府の駅一帯や交通広告、郵便局など「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」を大々的に発信してくださっています。
今年9月にはビオフェルミン製薬株式会社さんが賛同してくださり、初めて広告企画としてTwitterキャンペーンを実施しました。ビオフェルミン製薬さんは、生後3ヶ月の赤ちゃんから飲める商品を販売されていることもあり、赤ちゃんに優しい企業さんとコラボができてとても嬉しかったですね。
子育てに優しい取り組みをされている企業さんや商品って実はたくさんあるんですよね。今後も「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」とコラボすることが、プロダクトの中の人の気持ちを伝えたい、制度はあるけど風土がないといった方々にとって「WEラブ赤ちゃん」な気持ちを伝えるきっかけになってくれれば嬉しいなと思います。
ーーエキサイトで働く環境はいかがですか?
私が所属しているメディアプラットフォーム事業部の中でも、ウーマンエキサイト編集部は半数以上が女性で、学校行事や子供のお迎えなどのイベントがある度にお互いに助け合いながら働いています。部署によって若干の違いはあるかもしれませんが、現在は週1〜2回の出社でリモート勤務が中心なので、働くママ・パパ社員にとっては有難く、働きやすい環境だと思います。
ーーどんな方と一緒に働きたいですか?
仕事はもちろん大変なこともあると思いますが、楽しく働けるのが一番だと思います。どんな仕事の中でも楽しさを見出せる人って素敵ですよね。
特にメディアプラットフォーム事業部は、常に仮説を立てながらコンテンツを創り続けていますが、読み手からの反響があると楽しく、やりがいを感じます。そういったことが面白いと思える方だと、きっとエキサイトで楽しく仕事ができるんじゃないかと思っています。
ーー最後に、部内のMVP受賞おめでとうございます!今後ウーマンエキサイトで、どんなことを発信していきたいですか?
ありがとうございます!ウーマンエキサイトの編集者として思うのは、現代のママは「働かなきゃ」「産まなきゃ」「子育てしなきゃ」などの重圧が多すぎるように思うんです。だからこそ、周囲にとらわれすぎず、「自分らしく、これでいいんだ」と思ってもらえるようなコンテンツを発信していきたいです。
私たちが取り組んでいる「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」をはじめ、子育てに対してもっと前向きな声が広がる世の中になっていくといいなと思っています。
※「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」とは(https://woman.excite.co.jp/welovebaby/)
「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」は、ママ向けメディア「ウーマンエキサイト」が発足したプロジェクトです。意思表示もままならない、1歳前後の小さな赤ちゃんが公共の場で泣きやまず、慌てるママ・パパに「その泣き声、わたしは気にしませんよ」というポジティブな思いを可視化して伝えることで、ママ・パパの気持ちが少しでも楽になるのではないかと考え、スマートフォンやパソコンに貼れる「WEラブ赤ちゃん-泣いてもいいよ!-」ステッカーを作成。現在、賛同企業・団体の施設・店舗などでステッカーの無料配布を行っています。
ワンクリックで賛同できる公式サイトでは、現在賛同数(個人賛同者)は77,238件、賛同企業・団体数は272、プロジェクトへの応援や賛同コメントは9,714件と、賛同の輪が広がり続けています。
取材・執筆=小町ヒロキ(@komachi_writing) 編集=今井菜津子(@mchupchu3u)
少しでも興味を持っていただけたら、下記リンクよりエントリーをお待ちしています。