ミッション「デジタルネイティブ発想で心躍る未来を創る」を目指すため、エキサイトホールディングスで取り組んでいること、経営陣の想いをお届けする連載「心躍る未来」。
第3回は、エキサイト執行役員 兼 iXIT取締役の大熊に、入社の経緯や、2022年7月にローンチしたウェビナーPDCAクラウド「FanGrowth」を通して実現したいことについてインタビューしました!
大熊 勇樹 プロフィール
1983年生まれ。デザイン会社、ベンチャー企業での管理職を経て大手ITグループ企業の統括マネージャーを経験。2017年株式会社ギブリーに社長室付入社。執行役員として新規事業開発、商材開発に携わり、WEB接客ツール「SYNALIO(シナリオ)」開発の指揮を取る。2021年4月、当社に入社し、執行役員就任。クラウド経営管理ソフト「KUROTEN.(クロテン)」、ファクタリングサービス「セゾンインボイス」を中心としたSaaS・DX事業部を管掌。同年10月にはグループ企業iXITの取締役兼執行役員に就任。
飛び込み営業から新規事業開発まで経験した20代
ーー 本日はありがとうございます!これまでデジタルマーケティングや新規事業開発を経験されたと伺っていますが、改めてご経歴について教えてください。
20代で起業を考えていたので、営業力や突破力を身に付ける目的で上智大学卒業後に有限会社に就職しました。先輩はみんな忙しくて……自分で飛び込み営業して学んでいくしかなかったので営業力は相当身につきました。当時は今ほど起業家が多い時代ではなかったですが、今考えると完全にスタートアップ環境ですね。
2年経って、同年代の人達と働きたいという気持ちがずっとあったので「20代でぶっちぎれ」という標語を掲げる企業に入社して朝7時から夜24時までテレアポをしていました。会社に長くいるのでメンバーの中で一体感はありました(笑)。
その後はデジタルマーケティング事業を行うIT企業で8年間、新規事業の立ち上げ責任者を経験しました。20名の時に入社して、退職する頃には100名くらいの規模になっていました。
ーー そこからずっとデジタルマーケティングに携わっているんですか?
そうですね。そこからもっと経営に関わる挑戦をしたくて複数領域でSaaSを展開するベンチャー企業に入りました。
入社して担当したのがLINE公式アカウントの受託運用事業だったので、強みを活かしつつも自分たちのプロダクトを作っていこう、とWeb接客ツールの「SYNALIO(シナリオ)」を開発しました。その後もともと蓄積していたLINEのノウハウをプロダクトにしたLINEアカウント運用ツールである「LIBERO(リベロ)」や、コロナ禍以後にオンライン接客ツール「VirtualStore(バーチャルストア)」のリリース、とデジタルマーケティング周りのSaaSリリースに携わりました。
勝てた理由は、デジタルマーケティングが好きだったこと、PDCAを回してピボットをかなりの速さで実行してニーズを掴んだことだと自負しています。
ただ、自分一人ではできなかったことなので、当時のメンバーには本当に感謝しています。
起業する予定が一転、エキサイトに入社
ーーエキサイトに入社したのはどんな経緯だったんですか?
プロダクトも落ち着いてきたということと、自分の年齢も考えて独立するつもりで退職したんです。ところが知り合いのエージェントから連絡をもらって、代表の西條と会うことになりました。
エキサイトはインターネットの老舗企業なので面白い経験ができるのではないか、というのと、ベンチャーキャピタリストとしても多くの事業を見てきた西條の視点が興味深くて、起業のつもりが西條との1時間の会話で一転して入社を決めました。
ーーSaaS事業の立ち上げについても伺いたいです!
まず2021年6月にローンチしたクラウド経営管理ソフト 「KUROTEN.(クロテン)」のプロダクト名を決めました。せっかくプロダクトも出来上がって売り出して行きたいタイミングだったので、営業資料の精査やLP作成、ストーリー設計など必要なことは全て取り組みました。
「KUROTEN.」の営業を通して経営者の方の課題を伺うと、デジタルマーケティングに関する相談が多かったんです。これまでもウェビナーや2000名規模のカンファレンスを企画運営していたのでノウハウはありましたし、実際にウェビナーの共催先を繋いでいくと感謝していただくことが増えて、共通のフレームワークを作ってウェビナー開催のノウハウをSaaSに落とし込んだら使ってもらえるんじゃないかと思い「FanGrowth」を立案しました。
FanGrowthを通して実現したいこと
ーーローンチおめでとうございます!改めてプロダクトについて教えてください。
「FanGrowth」はウェビナー施策管理とコミュニティ機能をメインとしたプロダクトで、将来的には全てのイベントに関わる企画工程を自動化していきたいと思っています。
理想は「企業版ネットフリックス」を作るイメージです。
それぞれの企業が持つノウハウをアーカイブしてオンデマンド配信する仕組みを作ることで、企業にとっては自社の発信から信頼を寄せてもらうことができ、クライアントにとっては「本質的なTIPS」でソリューションを選ぶことができる様になる。
見込み顧客を作っていく上で、BtoBマーケティングのあり方は今までと変わってきています。
今までは企業がターゲットを囲い込むことが普通でしたが、今はインターネットで多くの情報が手に入るようになり、クライアントから選ばれる企業になるために第一想起を獲得していくことが重要になってきます。
第一想起を獲得するにはウェビナーとSNSを連動して影響を大きくすること、継続的にコンテンツを発信するスキームを作っていくことが必要なので、そこを「FanGrowth」で叶えていきたいです。
ーー勝ち筋についてお聞きしたいです!
今回参入するイベントテック領域は配信管理に特化したプロダクトが多いですが、「FanGrowth」は上流の「企画立案やイベントタスク管理、効果測定」に特化したSaaSとして展開します。弊社のもう1つのSaaSプロダクト「KUROTEN.」もそうですが、スペシャリスト人材が属人的に手がけていた領域はなかなか汎用化しにくい。そこを自分自身の経験を活かしつつプロダクトにしていることで差別化を測っていければと考えています。
また、配信管理プラットフォームではないので、既存のプロダクトと連携しながらお互いの得意分野でアライアンスも結んでいく予定です。
あと、この領域については手触り感がありますし自分が体験してきた経験が活きると感じています。
「FanGrowth」はマーケターが朝一番最初に開くツールにしたいんです。だからこそ、施策管理だけでなくマーケターコミュニティの運用機能も実装しました。様々な企業のマーケティング担当者の方々に、ワクワクしながらログインしていただけることを想像すると嬉しいですよね。
デジタルネイティブ世代が活躍するSaaS・DX事業部
ーー社内でも特に事業部の平均年齢が若いですよね。
年齢には拘りませんが、デジタルネイティブ世代に活躍して欲しいと思っていて、最新のサービスやツールを自然と使っている世代の感覚は大事にしたいです。
若いメンバーが活躍する一方で、エキサイトという老舗企業の基盤を活用しながら経験を生かして組織をスケールさせたい人にとってもうってつけの環境であると思っています。
ーー最後に大熊さん率いるSaaS・DX事業部で働く魅力を教えてください!
一緒に働くメンバーと、今のタイミングがとにかく良いです!
若手は積極的に仕事を取りに来て抜擢される場面が多いですし、組織としてはゼロイチの立ち上がりを経験できる絶好のタイミングです。メンバーにはどんどんノウハウと人脈を渡していきたいと考えているので、人脈を増やす機会にもなります。
あと、マーケティングが好きな人は大歓迎です!「FanGrowth」を通じて企業のマーケティングをより活性化させることで、自社のマーケティングだけでは届かない層の人たちにも影響を与えられます。これは間接的に日本を良くしていくことに繋がりますし、プロダクトの立ち上げ期から携わることができるのでやりがいは大きいと思います。
SaaS・DX事業部で一緒に働いてくれる方、お待ちしています!
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