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【男性の育休】「絶対育休取った方がいいよ。」上司からの言葉に背中を押され、1ヶ月間の育休を取得して得たもの

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2022年1月11日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20220111/

中司 佳吾
データソリューション本部 MAMADAYSマーケティングソリューションズ事業部 マーケティングソリューションズ事業戦略グループ マネージャー
大学在学中にママ・パパ向けサービスを提供する会社を起業し、その後エブリーに入社。2020年11月から、『MAMADAYS』のWeb・SNSのユーザーグロースの領域でプロダクトマネージャーの役割を担う。2021年12月からは『MAMADAYS』のマーケティングソリューションズ事業部 事業戦略グループとサービスグロース部 ビジネス企画グループにて、マネージャーとしてビジネス領域・サービスグロース領域を担当。

『MAMADAYS』の事業戦略グループとサービスグロース部 ビジネス企画グループにてマネージャーを務める男性メンバーに、エブリーで育児休業(育休)を取得した体験について聞きました。育休取得のきっかけや、上司・チームの雰囲気、復帰後の現在についても深堀り。求人票には書かれていない生の情報をお届けします!


ー育休前まではどんな仕事をしていましたか?簡単に教えてください!

中司:育休を取得するまでは、『MAMADAYS』ユーザグロース部で主にWebとSNSグループのマネージャーとして従事していました。PdMとしてデザイナーやエンジニアと連携しながら、プロダクト改善のための複数のプロジェクト管理や、ユーザーへ届けるコンテンツの方針決めなどを行っていました。

▼過去の記事

・子育てを通じて喜びと幸せを感じられる社会に!『MAMADAYS』ユーザーグロース部のプロダクトマネージャーのやりがいとは | every.thing(エブリシング)| エブリーのこと、ぜんぶ

・徹底的にユーザー目線で考え、ママ・パパの毎日の不安や悩みを解消 できるサービスへ!『MAMADAYS』メンバーの挑戦! | every.thing(エブリシング)| エブリーのこと、ぜんぶ

育休は、自分にとって当たり前で身近な存在だった

ー結婚前は、結婚・出産・子育てと仕事の両立についてどのように考えていましたか?

中司:20代前半の頃は、20代は仕事にコミットして結婚や子育てはある程度仕事が落ち着いてからかなと、漠然と思っていました。パートナーの働き方や考え方によって両立の仕方は大きく変わると思っていたので、事前に考えることはあまりしていなかったのですが、仕事も育児も大変な面はありつつ、向き合う中での「楽しさ」は常に大事にしたいという考えがありましたね。

ー男性で育休を取得されている方は社会的にもまだ少ないかと思うのですが、取得しようと思ったきっかけは何でしたか?

中司:男性で育休を取得する人は確かにまだ社会的には少ないですが、エブリーや情報収集としてよく利用するメディアでは当たり前で、自分にとって身近な存在ではありました。そのため、子どもを授かった際は自然と「生まれたら育休を取りたい」と思いました。

また、自分が『MAMADAYS』というママ・パパ向けのメディアを担当しているからこそ、主体的に育児に関わる経験をしてみたいという思いもありました。最後は上司や先輩の後押しもあり、育休を取得することを決めました。


上司からの強い後押しが決め手に

ーエブリーでの育休取得の流れを教えて下さい。

中司:2020年11月頃、マネージャーに就任したのと同時期くらいにパートナーの妊娠が判明し、上司へ相談して2021年1月頃から人事の方と期間など詳細を相談し始めました。7月2日に子どもが誕生し、パートナーが退院する7月7日から1ヶ月間育休を取得して8月10日に復職しています。


ーマネージャーという責任ある立場を担っていらっしゃいますが、育休取得する際に不安はありましたか?

中司:実際に育休を取得しようと思った際、自分の中で「みんな忙しい中、育休を取っても良いのかな?」という問いはありましたね。この点は上長との1on1で相談させてもらい、背中を押していただいたことで育休の取得に踏み切ることができました。

ー上長の方からはどんな言葉をかけられましたか?

中司:その当時の上長に「子どもができました」と報告すると、最初に「おめでとう」という言葉を返されたのが嬉しくて、印象的でしたね。その後、組織変更で上長が変わったのですが、お2人ともお子さんが産まれた時は仕事がとても忙しかったそうで、その経験から、「絶対取ったほうが良いよ」と後押ししてくださいました。

また、結婚や子育ては自分がしたいと思った時にできるものではないし、若いうちに子育てすることは、脂が乗った30代後半や40代とかでしっかり仕事にコミットできるという利点もあるよと教えていただき、すごく安心しましたね。

上長や先輩だけではなく、チームのみんなも育休取得の後押しをしてくれて、子どもが生まれた時もZoomでお祝いしてくれました!


子どもの成長を直近で見られる喜び

ーメンバーからのお祝いは嬉しいですね。育休中はどんなふうに過ごされましたか?

中司:授乳以外できる限りのことをしていました。頻繁に授乳が必要だったこともあり、料理などの家事全般を引き受け、徐々にミルクをあげたり、オムツ替え、入浴などを行いました。また、空いた時間で赤ちゃんとの思い出を『MAMADAYS』のアプリに記録し、パートナーと共有していました。生まれた時のこと、お風呂デビューの時のことなど、印象に残ったことを記録することでパートナーとのコミュニケーションにもなりました。

▼参考記事

・パパの育休でMAMADAYSアプリを活用 日記の活用術って?


ー育児記録、とても素敵ですね。育休を取得してみて、率直にいかがですか?

中司:育休を取得して良かったと思っています。オムツを変えたり、夜泣きしたりなど大変さはありますが、赤ちゃんの笑顔やはしゃぐ姿を見ると一気に癒されて、辛さなんて吹き飛ぶくらいの楽しさが育児にはあると思っています。そんな子どもと触れ合うことで自分自身の父性が養われたり、大変な時期の育児に全力投球することでパートナーとの信頼関係が深まったりと、ポジティブな面ばかりでした。

また、子どもが生まれて5ヶ月しか経っていませんが、成長の早さに日々驚いています。今振り返っても、新生児の貴重な時期に育児に集中することができたのは、この先の人生の中でもかけがえのない経験になったと思います。

ー育休中に純粋なユーザーとして『MAMADAYS』を使用されたことで、何か業務への気づきはありましたか?

中司:ありましたね。今のWebやAppで不便だなと思う改善点も1ユーザーとして気付くことができました。また、過去に行った施策で、ユーザーがあまり負担に感じていないことを「課題」として強く意識しすぎてしまったなと反省することもありました。今後も、育児をする父親としての視点を施策や業務に生かしていければいいなと思います。


活躍の場が広がった復帰後。仕事との両立方法を模索中

ーより深くユーザーへ寄り添うことができそうですね。復帰後はどんな仕事をしていますか?

中司:育休で業務をメンバーへ引き継いだことによって業務の余裕ができ、より広い領域の課題解決に向けて動くことが出来るようになりました。新規で立ち上がった事業のPdMとしての業務や、「toB」向き合いのマーケティングソリューションズ(以下、MS)事業部と「toC」向き合いのサービスグロース(以下、SG)部での方向性の一致など、部署横断の課題を解決するための橋渡しの役割などを担当します。

さらにビジネス側へ職域を広げ、2021年1月からは、データソリューション本部における『MAMADAYS』の MS事業部 MS事業戦略グループのマネージャーと、SG部 ビジネス企画グループのマネージャーを兼務しています。

ー開発やプロダクト面を見るPdMから、PMMのようなビジネスの領域へ活躍の場を広げていらっしゃるんですね。復帰後も育児は続きますが、平日はどんなスケジュールで仕事と育児をしていらっしゃるんですか?

中司:19時頃に仕事を切り上げて、その後21時30分ごろまでは家族と食事をしたり子どもの入浴や寝かしつけの時間にしています。仕事が残っているときは子どもが寝た後の時間を使うか、翌日朝7時ごろから業務を開始して個人のタスクを消化しています。

ー現在のワークライフバランスは満足していますか?

中司:子どもが生まれる以前の自分であれば「もっと仕事へ費やす時間が欲しい」と思ったかもしれません。ただ、現在は核となる部分の優先順位が結婚・子育てを通して「自分」から「パートナーと子ども」へと変わりつつあるので、現状をポジティブに捉えています。

子育てと両立しながら仕事のパフォーマンスを上げることが個人的な課題なので、今後試行錯誤を繰り返しながらやり方を見つけていきたいと思います。

ー仕事と子育てを両立させるために工夫している点はありますか?

中司:MAMADAYSカンパニー内には自分と同じように働きながら育児をしている先輩パパ・ママが多くいらっしゃいます。そういった方からいただいたアドバイスや意見の内容を「まずやってみる」ということを意識していますね。やってみる中で、継続したいことや、我が家では当てはまらないことなど分かってきて、自分なりの方法ができてくるんじゃないかなと思っています。

ー最後に、これからエブリーで働くことを考えているママやパパへ向けて、メッセージをお願いします。

中司:私が育休を取得する際に「忙しい中、育休を取っても良いのかな?」と感じたように、復帰後も、子育てによって仕事に時間的な制限がつくのが申し訳ない、と感じることがあるかもしれません。

ただ、今回の育休を通して、他のメンバーにもできるタスクは積極的に任せていくことで属人化が解消され、組織が強くなっていることに気づかされました。なので「自分が抜けて組織を強くする良い機会」ぐらいのポジティブな考えを持っても良いのかなと思いました。前の自分と比較してマイナス思考に陥ってしまうこともありますが、自分を責めすぎずに周りを頼ることが大事かなと思っています。

最後に、子どもがいらっしゃる家庭だけではなく、全ての方に様々な事情があり、柔軟な働き方が求められていると思っています。そういった方にとって、より働きやすい会社にしていければと思います。

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