※こちらのストーリーは2021年6月に公式noteで公開した内容を転載しています。
いつもご機嫌に働いているなぁというメンバーがいます。それが、営業部唯一の女性メンバーである、池田春菜さん。
よく笑い、やわらかい雰囲気のはるなさんですが、驚くほど行動力があってパワフルで、そのギャップもとても魅力的なメンバーです。プライベートでは3人のお子さんのママ。昨年のコロナ禍真っ只中だった5月に、エバーセンスにジョインしてくれました。
エバーセンスとしても変化の多い1年でしたが、実際に働いてみてこの1年どうだったのか、あらためて聞いてみました。
話し手:池田春菜(営業部)
聞き手:真辺藍(コーポレート)
目次
- 子育ての楽しさを広めたい。これまでの人生を振り返って気がついたこと。
- 自分ができることから始めてみたら、たくさんの人とつながった。
- 自分のママ目線をあてにしない。営業部と編集部、それぞれの強みをいかしたものづくり。
- やってみないとわからないから。7割うまくいかなくても、試行錯誤し続ければいい。
- 思い描いたことは、すぐ着手。常にチャレンジャーでいたい。
- インタビューを終えて
子育ての楽しさを広めたい。これまでの人生を振り返って気がついたこと。
真辺 はるなさん、入社してまだ1年ちょっとなんですよね…!エバーセンスに入る前はどんなお仕事だったんですか?
池田 15年間リクルートに勤めていました。最初の5年はHR領域で営業をしていたんですが、残りの10年はずっとSUUMO(住まい領域)を担当していて、不動産広告の仕事をしていました。
真辺 10年間も!同じ領域を長く担当していたんですね。
池田 自分の中でもだいぶやり切った感がありましたね。それで3人目の育休中に、他にどんなことがしたいかな?と考えてみたんです。
あらためて、これまでの人生において何が嬉しかったのか?何が悲しかったのか?を振り返ってみました。一番嬉しかったのは、長女が誕生した瞬間。仕事でもたくさん嬉しいことはあったけど、長女の出産が一番でした。一方で、一番悲しかったのは、長女の前に経験した流産です。あんなに何日も泣き続けて、悲しい思いをした出来事は他にありませんでした。
そうしてこれから先、自分が社会に貢献できることを考えたときに、出産や子育ては自分にとって大事なテーマ、価値観なんだなってあらためて気がついて。そういう方向に人生の舵を切りたいなって思ったんです。
真辺 はるなさんが入社時に書いてくれたブログにも、「子育ての楽しさを広めたい」って書いてありましたよね。すごくはるなさんっぽいなぁって思ったんです。
子育ての楽しさを広めたい!3児の母になってからのキャリアチェンジ - 株式会社エバーセンスこんにちは!5月にエバーセンスに仲間入りしました。営業部の池田春菜です。 幼い頃からの夢は「幸せな家庭を築くこと」。 就職eversense.co.jp
▲はるなさんの入社ブログ
はるなさんはいつも前向きに子育てを楽しんでいる印象があって。1人目のお子さんが生まれたときからそうだったんですか?
池田 1人目の時はすごく苦労しましたね…。当時いた部署で私は初めてのワーママで、まわりも独身の方や、子どもがいない方が多かったんです。だから、私もそもそも子育てについての予備知識が少ない状態でした。子どもが熱を出した時も、5日間も熱出すの?とか、熱が下がったと思ったらすぐに次の病気をもらってきちゃったり、病児保育ってどこに連絡したらいいの?とか。当時は家事代行サービスや時短グッズなども少なくて、復職してからは仕事も育児もギリギリの状態で日々過ごしていましたね。こんなに子育てが大変なことも、どうやって乗り越えていったらいいかも誰にも教わらなかったし、自分でも情報を取りに行けていなかったなと思います。
真辺 1人目のときって私も圧倒的に情報が足りていなかったなって思います。そういう経験も踏まえた上で、今は子育てしていてどうですか?
池田 今は子どもたちを見ているのがすごくおもしろいんです。自分とは違う人間なんだなってよく思います。私、家では子どもたちに”忘れるくん”って呼ばれるくらい、学校への連絡事項や提出物など、やらないといけないことをうっかり忘れてしまうのですが、子どもは「ママ、また忘れるくんだったよ」って言って、笑って済ませてくれるんです。私が逆の立場だったらきっとすごく怒ってますね(笑)この子はそういう風に捉えるんだなって、自分と違う反応をみたり、自分と違う生き方を見るのがとてもおもしろいです。
真辺 はるなさんにもそんな一面が(笑)たしかに、子育ては大変なことももちろんたくさんあるけど、いろんな視点でおもしろがれると、自分自身も楽になりますよね。
池田 どうしても子育て情報って、「ワンオペ」とか「しんどい」とか、ネガティブな情報が多くなりがちなので、そこを変えられたらいいなって思います。もちろん大前提として、子どもがいなくても幸せになれる時代ですが、だからこそ産む選択をした人も幸せになってほしい。子育て=つらい、自分の時間がない、外出先で嫌な思いをする、というイメージが先行してしまうのはすごく悲しいですよね。
真辺 そうですね。大変なことを共感して欲しいときもあるけど、子育ての楽しい部分をもっと共有しあえたらいいですよね。
自分ができることから始めてみたら、たくさんの人とつながった。
真辺 はるなさんは3人目の育休中に、いろいろな活動をされていたと聞いてます。育休はどのくらい取得したんですか?
池田 1人目は7ヶ月、2人目は1年間の育休だったんですが、3人目は1年半取得したので時間にすごく余裕があったんです。自分にとって出産や子育ては大事なテーマだと気がついてから、何か困っているママたちをサポートできることはないかなと思って、まずは地域のママたちをサポートする活動から始めてみました。その後育休中のママが集まる「MIRAIS」というコミュニティに所属して、復職に不安があるママ向けに座談会を開催したり、ベビーシッターの会社でインターンシップをしたりしました。
真辺 その行動力さすがです…!はるなさんはかなり人脈も広いですよね。社内でもはるなさんつながりで紹介してもらう、ということが何度もあった気がします。
池田 やはり3人目の育休中につながった人は多いですね。それに、エバーセンスに転職してSNSで発信するようになってから、子育てや仕事に悩んでいる知人から相談を受けたり、人を紹介してもらうことも増えました。ママ向けに何か一緒にできないかなとか、お仕事に関して声をかけてもらうことも増えましたね。
真辺 エバーセンスのサービスが、妊娠・出産・子育てとママたちに直結していますもんね。ちなみに、「子育ての楽しさを広めたい」という思いからさまざまな活動をしてみて、最終的にエバーセンスで働こうと決めた理由はなんだったんですか?
池田 前職のリクルートにも同じ領域はあるので異動も含めて考えたのですが、私自身妊娠中は「ninaru」を使っていて、プロダクトを信頼していたのは大きかったですね。
【ninaru-ニナル- 妊娠アプリ】妊娠〜出産まで毎日更新 - 株式会社エバーセンス『 ninaru [ニナル] 』は、妊娠から出産まで、妊婦さんへの情報提供を目的に作られた無料アプリです。 出産予定日を入eversense.co.jp
また、もともとリクルート時代に牧野さんとは同じフロアで仕事をしていて知っていましたし、自由にチャレンジしていけそうな雰囲気を感じました。「子育ての楽しさを広めたい」とは思っていたけど、具体的に自分でもどうやったらいいかはわかっていなかったので、エバーセンスならみんなでいっしょに模索していけそうだなって思ったんです。
自分のママ目線をあてにしない。営業部と編集部、それぞれの強みをいかしたものづくり。
真辺 実際に入ってみてどうでしたか?
池田 ギャップは本当になくて、自由にいろいろとチャレンジさせてもらっています。今は幼児教育のクライアントをメインで担当していて、当初から受注が7倍に増えたクライアントもいますね。広告のクリエイティブも、エンジニアやデザイナーと試行錯誤しながら改善できることがたくさんあって、まだまだ伸びしろがあるなと思っています。
特にユーザーの気持ちに寄り添うということを徹底的にできるのがうちの強みですね。クライアントの商品の伝え方も、ただ機能訴求をするだけではなく、ちゃんとママたちの気持ちに寄り添ってあげたいなと思っています。それを見た人が、少しでも子育てをプラスに捉えられるきっかけになったらいいですね。
真辺 ユーザーの気持ちに寄り添う、というのはエバーセンスのものづくりにおいてすごく大事にしている視点ですよね。
池田 そうですね。その視点がないとユーザーにも本当の良さが伝わらないし、最終的にクライアントのためにもならない。だからその設計をすごく大事にしています。
たとえばお風呂掃除グッズのクライアントとの仕事では、生後6ヶ月以上の子どもを持つママに、子どもがお風呂のお湯を飲んでしまう子育てあるあるを漫画にして、商品を紹介しました。
真辺 子どもがお風呂のお湯を口にして、その都度「ダメ」って言ったり怒ったりするのはストレスになったりしますよね。私にも経験があります。
池田 そういうママたちの気持ちに寄り添って提案することで、ママたちが心の余裕を持つきっかけになったらいいなと思っています。それに、生後6ヶ月以上など、ピンポイントでユーザーに届けることができるので、まさにいま悩んでいるママにぴったりの提案ができるんですよね。
真辺 ユーザーさんからも、「知りたいと思ったタイミングで情報が届いてびっくりした」という感想をいただくことがありますよね。はるなさん自身のママとしての経験も生かされていそうですね。
池田 そうですね。ただ、入社前はもっと自分のママ目線を生かせると思っていました(笑)実際に編集部と一緒に仕事をしていると、ママ目線に関してはまったく敵わないなと思います!逆に、自分の経験や感覚をあてにしなくなりましたね。
真辺 なるほど…たしかに編集部はユーザーであるママたちの気持ちに寄り添う、ということをずっとやってきているプロですよね。自分のママ目線をあてにしなくなったというのはおもしろいです(笑)
池田 実際に育児はしていますが、たかだかその中での経験でしかないんですよね。たとえばオムツのことなら、トラブルがなければ1つのメーカーのオムツしか使わない。でも編集部は、いろんな視点でオムツのことを考えられます。編集部にはもちろんパパもいるし、独身のメンバーもいるけれど、私よりもよっぽどママのことをよくわかってると思う。だから本当に信頼してます。
真辺 以前のnoteでも、お互いにリスペクトしあってチームとして仕事しているんだなと感じましたね。
池田 一方で私が生かせるとしたら、子育てをしながら自分が見てきたたくさんの広告やクリエイティブかな。どんな企業がどんな風にコミュニケーションを取ってきたのか、は割と明確に覚えているから、それを生かしていることはすごくあります。
真辺 広告を覚えているっていうのは、もはや職業病みたいな感じですね(笑)営業部と編集部、それぞれの強みを生かしてタッグを組んでいる感じは社内でもよく伝わってきます。
やってみないとわからないから。7割うまくいかなくても、試行錯誤し続ければいい。
真辺 入社して1年、思い入れのある仕事って何かありましたか?
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