BIコラボイベント第一弾『Eureka BI×RLS Meetup』Event Report! | eureka Engineer Telegraph
こんにちは!エウレカのBIチームで分析担当をしている田中です! 美少女か最強主人公が登場しているアニメはだいたい好きです。新卒です。先日、エウレカでは、社外交流の一環として株式会社リクルートライ...
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こんにちは!エウレカBIチームで分析担当をしている田中です!エウレカBIチームでは、前回のリクルートライフスタイルさんとの合同Meetupに続き、新たに3/29にもMeetupを開催しました。
当日はエウレカBIチームのメンバー以外に、株式会社トレタ(以下、トレタ)の山口さん、株式会社リクルートライフスタイル(以下、RLS)の前田さんにご登壇いただき、参加者は50名を超える人数となる大盛況のイベントとなりました。今回も、そんな大盛況だったイベントの様子を、お届けしていきたいと思います。
最初の登壇者、エウレカBIチームの鈴木からは、エウレカにおけるTableau導入事例についての発表がありました。
エウレカでは、これまで施策を実施するたびに、BIチームが分析クエリを作成し、ダッシュボード(SpreadSheet×GAS×redash)を用意していました。しかしこのやり方では、PMがスピーディーな意思決定をおこなっていくうえで、BIチームのリソース問題がボトルネックになってしまったり、SpreadSheetやredashのメンテナンスがつらいという課題感がありました。
鈴木からの発表では、BIチームがTableauを導入することで、どのように上記の課題の解決を図っていったのかをご紹介しました。
実際に同じチームで働く僕としても、鈴木がゴリゴリ推し進めているTableau導入プロジェクトにはワクワクが止まらず、また社内からの期待感もとても高いものがあります。Tableau導入プロジェクトがこれだけ社内でも期待されている理由は、やはりTableauの導入が「ただ流行りのツールに飛びつくのではなく、課題解決のために必要だから使う」という納得感のあるものだからではないでしょうか。
また、スライド中には、「実際にどういう課題を感じていたのか」や「どういうシステム構成でTableauを使っているのか」についても記載があり、同じチームの僕にとっても面白い内容だったので、ぜひスライド資料もご覧になってみてください。Tableauに少しでも興味がある方や、かつての僕たちと同じような課題を感じている方にとって、参考になる情報であること間違いなしです!
次の登壇者は、トレタの山口さんです。山口さんには「changelogと戦う」というタイトルで、DBに登録されているマスタデータの変更ログをいかに分析用途で取得していったか、について発表していただきました。
データ分析に携わる人間にとっては、マスタ系データの時系列変化のログを取る重要性は、痛いほど理解できると思います。
エウレカ BIチームでもdigdagを活用することで、一部そのような仕組みを実現してはいるのですが、トレタさんの取り組みは、さらにその先を行っているなと感じました。特に、Cloud Dataflowとdigdagを組み合わせて使うという構成には、すごく良さみを感じました。悔しい…!
上記の資料では、トレタさんの実際のデータ周りインフラ構成などについてもガッツリと記載してくださっているので、ぜひこちらもご覧になってみてください。僕はもう5周ぐらいしました!
両名からの発表があった後は、エウレカ BIチームのリーダー 鉄本、トレタの山口さん、RLSの前田さんの3名によるパネルディスカッションが行われました。モデレーターは、エウレカCTOの金子が務めました。
ここからは、パネルディスカッションの中で気になったテーマについて、一部ピックアップしてご紹介していきたいと思います。
今もっとも力を入れているプロジェクト
金子(エウレカ)「チームとして、あるいは会社として一番力を入れているプロジェクトについて、普段の業務と絡めて教えてください。」
鉄本(エウレカ)「今、一番力を入れているのはTableau導入プロジェクトですね。いかに速く正確に分析ができるかというところ、意思決定に携われるかというところを重視しています。併せて、分析依頼の窓口を整備していて、Tableauの方にそれらの要望を反映させていくということも進めています。」
山口(トレタ)「一番力を入れているのは、データを使ったプロダクトの部分ですね。サーバーサイドは全社的にも力を入れてはいるが、いくつも並列で動いているものがあるので、データ周りに割けるリソースも限られる。なので、“山口くん書けるんでしょー、書くの好きでしょ?” “はい、好きです!”みたいな感じで、そこ(データに関わる部分のエンジニアリング)に結構力を入れてやっています。」
金子「山口さんのように、“分析×エンジニアリング”両方やっちゃうよーっていう方います?(会場に向けて)」
会場「…(ちらほらいた印象。ぜひエウレカに来てほしいですw)」
前田(RLS)「私たちは、データを整備したり作ったりというフェーズから、そのデータを使って利益を出しなさいというフェーズに来ているので、利益を出すための施策に注力しています。具体的には、レコメンデーションをやったり、営業に対して“こういう風にクライアント様に提案すべきだ”とデータ分析の側からサポートしたり、といったことをやっています。最近、特に力を入れているのは、レコメンデーションの中でもよりリアルタイムなデータを使ったものですね。」
御社のデータの闇について教えてください(赤裸々に教えてください)
金子「闇がある(カオス)だからこそ、そこから結果を出せるということもあるのかなと思うのですが、みなさんが取り扱っているデータの闇について、赤裸々に教えてください。」
鉄本「昔、0/1で管理していたステータス系のカラムがStringになっていて、意図せずon/offという文字列データが一部に入っていました。PHPからGoに移行する際の大規模マイグレーションの時に、とても辛い思いをしました。ここでは言えないような文字列が入っていることもありました(知りたい方は鉄本に直接聞いてみてください)。」
前田「もう闇だらけです。闇を見つけてそっと閉じて帰ってくるなんてことも(笑)。やはり10年以上やっているサービスもあるので、カラムがどんどん追加されていたり欠損があったりということがつらいですね。他には、分析専門外の方がデータを出す時に、ユニークネスの担保などを注意しなければいけないのは難しいなと思いますね。」
山口「闇は死ぬほどあって、僕が全部吸収して綺麗に吐き出すという浄水槽のような役割をしていました(笑)。電話番号が入るはずのところに日本語が入っていたりとか。バリデーションが効いてないのが辛かったです。」
組織内でのデータチームの位置付けは?
金子「組織内でのデータチームの位置付けって、どういったものになっているのでしょうか?」
山口「組織としては、ここ(データに関わるチーム)からプロダクトをつくっていけるような位置付けでいたいな、と。社長がデータイケイケな感じになってくれているので、今のうちにどんどん火をつけていきたいなと思ってやっているところですね。」
前田「今ようやく会社の中で人数も増えてきて、社内でも重要視されているのかなと思っています。インパクトを出せるインサイトをどれだけ出せるか、というところは意識してやっています。最近はチームが社内で信頼を得てきたので、メンバーの知的欲求を満たすような様々な試みも許されている雰囲気がありますね。“何かわからないけど、ここはGPUを使ってみたい!”とか“強化学習やってみたい!”とか。今後もよりそういう試みの割合を増やしていきたいとは思いますね。」
鉄本「データに関わることすべて、というところですね。スタートはレポーティング整備が多かったのですが、段々とマーケティング周り、プロダクト周りの数字を見るようになってきて、社内でも存在感が出てくるようになりました。ユーザーインタビューやアンケートにも関わっているので、本当にすべてですね。」
その他のテーマ
上記のテーマ以外にも、当日のパネルディスカッションで話題に上がったテーマやパネラーの方に、事前回答いただいたテーマに以下のようなものがありました。
以上、簡単にではありますが、BI Meetupの様子をご紹介させていただきました。
パネルディスカッション終了後には、参加者同士の交流会が開催され、みなさんそれぞれに情報交換などされていたようです。僕自身もデータ分析に関する話やRの話ができて、とても楽しかったです(社内は圧倒的にPython派なので… )。データ分析界隈の情報交換の場として、今後もエウレカBIチームではどんどんイベントを開催していきたいと思います!
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最後までお読みいただき、ありがとうございます!
田中が所属するエウレカ BIチームの組織における取り組みや、BIに関する新たな知見をお伝えできていれば幸いです。
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