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外国語の学習はもはや不要?:エッジAIのSyntiant社によるKnowles社買収に思うこと

エッジAIチップをヘッドセットなどのウェアラブルデバイスに組み込めば、全く遅延のない同時通訳が実現出来き、フランス人がのフランス語での質問内容が、ごく自然に日本語に訳され、こちらの耳に聞こえ、その返事も自然に相手に伝わるというシーンがいよいよ現実的になってきた気がします。

Syntiant社 (本社米国カリフォルニア州)とは、弊社クライアントであるEatron Technologies社 (英国) との協業を通じて出会い、日本市場への進出を支援して参りました。同社のエッジAI半導体で特に消費電力面で優位性に着目しており、ウェアラブルデバイスへの適用でその威力をしています。

今回のKnowles社の買収は、MEMSマイクロフォーンに強いKnowles社のコンシューマ部門の今回の買収は、今後すべてのマイクはAI対応になるとの同社の信念のもと進められたプレスリリースでも発表していますが、我々もその考えに大いに賛同するところです。

Ref. Syntiant Buys Knowles Consumer MEMS Mic Division For $150m

同社の超低消費電力AI技術を活用すれば、ウェアラブルにLLM(大規模言語モデル)を組み込んでクラウドではなくデバイス側でAI推論の実行、しかもその機能を途中中でなく一日連続使用が可能という可能性があります。そうなれば冒頭のような利用シーンがいよいよ現実になってくるはずです。

ここでは、弊社が日本市場進出を支援させていただいている企業の最新動向と、特にその中で弊社がどこに着目して支援をさせていただいているかなどのストーリを今後も順次提供させていただく予定です。ご注目下さい。

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