今回は、コロナ禍の海外出張~タイ編~の第二弾(続報)として、6月に当社常務がタイを訪れた際のお話を、私今野が常務にインタビューをする形でお届けしたいと思います。
今野:昨年11月に当社エンプラスがタイの企業、THE ESTATEとの業務提携契約を締結し、12月に雲下社長が契約締結の調印式のため現地を訪れていますが、今回、湯浅さんがタイを訪れたのはどういった目的だったのでしょうか。
(THE ESTATEとの業務提携に関するリリース、及び、昨年12月に当社代表がタイを訪れた際のストーリー(Vol.1)についても、以下をあわせてご覧ください)
湯浅さん:今回は、THE ESTATE社及び親会社であるMagnolia Quality Development Corporation Limited(以下「MQDC」)の視察訪問やMQDCグループ傘下の研究センターも視察をさせていただきました。
研究センターでは、社会課題解決のために「サステナブルで回復力のある環境の維持に貢献すること」や「MQDCグループが目指す未来のコンセプトを社会全体に提供していくこと」を目的として研究し、このコンセプトを実現していくプロセスを構築しているのは素晴らしいなと感じました。
今野:本当にコンセプトが素晴らしいですね。現地では、MQDCグループが所有する物件もご覧になったと伺いました。
湯浅さん:そうなんです。バンコクの一等地に建つ物件、郊外の大規模開発、MQDCグループのビジョンやコンセプトに触れた上で物件も内覧出来たことはとても良かったですね。
今野:日本はまだまだこのコロナ禍での人の往来やビジネスの往来が停止している部分が多いですが、タイでの現状についてはMQDCグループの皆さんとお話はされましたか。
湯浅さん:タイでは2020年に外国人事業法が新たに施行され、外国企業の参入には制限があるのですが、コロナ禍で更に外国企業の参入が止まってしまった事もあり、やはり日本同様人の往来やビジネスの往来が長らく停止していたというのはおっしゃっていましたね。ですが、私が訪れた6月辺りから、徐々に止まっていたものが動き始め、ここから再度盛り上げていこうという雰囲気が感じられました。MQDCグループの皆さんも、国内の不動産市場が再度動き始め、海外からの投資が戻ってくる気配がある、と話されていました。
今野:タイも快方に向かっている雰囲気があるのですね。バンコク市内の様子や出張のハードルなどはどのように感じられましたか。
湯浅さん:行きかえりの飛行機が満席だったのは少し驚きました。バンコク市内は皆さんマスクはしていましたが、思ったよりは普段通りというか、開放的な印象がありました。塞ぎこんで暗い雰囲気ではないな、と。ただ、観光客は日本と同じであまり戻っていない印象でしたね。タイ政府は観光客を戻そうとしているし、入国の規制も緩和されてきているので、早く観光客が戻って気軽に往来が出来るようになると、経済もまた活発化し、我々としても非常に有難いですね。
ちなみに、日本人にとっては海外出張のハードルがまだまだ高いと感じました。というのも、ご存じの通り(2022年7月時点で)日本への入国は72時間以内のPCR検査陰性証明書を提出しなければいけないので、私も結果が出るまでドキドキでした・・・!なかなかそういった規制が緩和されないと気軽に往来は出来ないので、早く状況が良くなることを祈るばかりです。
今野:そうですね。THE ESTATEの皆さんや、MQDCグループの皆さんにも是非日本にお越しいただきたいですしね!
湯浅さん:次は是非日本でお会いできますように!と言ってお別れをしてきました。今回いろいろなお話を伺い、THE ESTATE 社やMQDCグループがこれからどういったことをしていきたいと考えているのか、またそのビジョンやコンセプトに具体的に触れる事が出来て、これから一緒にビジネスを発展していける事が私自身非常に楽しみになりました。「人の移動」とそれに付随して「住まい」をご提供しているという共通の事業からまずは具体的に動いていき、将来的にMQDCグループが日本に新たなビジネスを展開する際にも、当社が是非パートナーとしてシナジーを発揮していければと思っていますし、当社としては、親会社であるリコーリースグループ全体でビジネスを発展してきたいと思っています。
今野:ありがとうございました!今後の双方のビジネスの発展が楽しみですし、当社も引き続き、「日本のグローバル化に貢献する」というミッションのもと、外国人人材受け入れ国内No.1企業となるべく提携企業様やグループのシナジー、パートナーシップを発揮していければと思います。
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