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【社員インタビュー】自分たちが創造したものがどんどん形になっていく、それが実現できるのがエンプラス

写真左:井高 裕善(2018年入社) / 好きなVALUE「Take Responsibility」

写真右:Jiang Fakun(2010年入社) / 好きなVALUE「Think Creative」


〇それぞれの入社のきっかけ

―おふたりの入社のきっかけは?

Jiang:「語学を活かしたい」「外国に関わる仕事がしたい」と思いながら始めた新卒の就職活動の中で、「従業員の9割がバイリンガルで国際色豊かな社風」に惹かれてエンプラスの会社説明会に参加しました。ちなみに、説明会に遅れてしまって、急いで入ったら気温によって色が変わるタイプのメガネで思いっきりサングラスの状態でちょっとした注目を浴びたのを思い出します(笑) その後、説明会の後に受けた筆記テストの裏面に気付かず表面だけ記入して、誰よりも先に提出するハプニングを経て新卒入社を果たしました。

―井高さんは転職でエンプラスに入社されたそうですね。

井高:前職はSE職でした。朝から終電まで、ひどいときは泊まり込みもするようなハードな環境で3年ほど働いていたのですが、結婚を意識するようになり取り急ぎ学生時代に塾講師のアルバイトをしていた塾に正社員として入りました。ところが今度は妻と生活時間帯が合わなくなりすれ違いが発生!そこで転職活動を開始しました。その中で、SE時代に不動産検索サイトを立ち上げた経験を活かせないかと、不動産系の転職先をあたっていたところ、エンプラスにたどり着きました。まずは一度話をきいてみようと応募。塾講師の特性上、本当は受験シーズン後に転職できたら、という気持ちで転職活動を始めたのですが、思いがけずトントン拍子に話が進み、最終面接で大いに悩みました。ですが、その時雲下社長にかけていただいた「自分の人生だよ」というお言葉が響いて、入社を決意しました。

◯お互いの印象は?

―お互いの第一印象はどうでしたか?

Jiang:もともと他部署だったので最初はじっくり話す機会がなかったのですが、すごくロジカルな人だな、という第一印象でした。これは今も変わらない印象なのですけどね。同じ部署になって思ったのは、プロジェクトマネジメントがすごく上手だな、と。

井高:入社して少しした頃「話してみたい人はいる?」ときかれたことがあって。迷いなく「Jiangさん」と答えました!部門長の中でも一番やわらかい印象で、話しやすそうだなという第一印象でした。

〇お二人が現在取り組んでいることを教えてください

Jiang:現在私たちは、会社のVISION達成のために中長期的に取り組むべきことは何かを考え、企画・実行していく部署にいます。目先の売上や目標よりも、どちらかというと将来的な計画や目標をつくっていく。会社として目指すべき姿がどんなものかを考える仕事です。エンプラスが取り組んでいる日々の業務の中でみえてきた課題やビジョンを落とし込んでいくために自然発生した部署ですね。

井高:Jiangさんももともといた部署との兼務から始まり、その後専属になりましたが、僕も最初はウェブ周りの業務だったのがだんだん他部署との連携などで業務の幅を広げていき、昨年Jiangさんに声をかけていただいてこの部署にきました。

Jiang:外部と連携した中長期プロジェクトが社外的部分、社内の構造ややり方を見直す部分と、大きく分けると二本柱の業務です。

井高:中長期プロジェクトとしては、今までエンプラスが提供してきたサービスを、ターゲットを広げて、もっと多くの企業や人に広げるためにどうしたらいいかを考えています。

―具体的にどんなプロジェクトですか?

Jiang:たとえば今取り組んでいるプロジェクトは、海外採用向けのサービスの企画です。昨今の世の中の流れとして、海外からの外国人の人材採用はあらゆる業種の企業にもつながる大きなニーズであり、国も政策として取り組み始めている部分です。今まで海外からの「赴任者」対応のスペシャリストとして様々なサービスを提供してきたエンプラスとしても、この流れをチャンスと捉えて、新しいサービス展開につなげようとしています。

井高:エンプラスの業務内容の大きな柱の一つであるリロケーションサービスでは、もともと海外の拠点にいた人材が日本の同じ会社に赴任するためのサポートをするので、その赴任者のために時間や労力を割くことを前提としています。ですが新規採用の場合、海外から初めて日本にきて働く人であっても、日本にいる日本人や既に日本にいる留学生など、他の採用候補者と差をつけて特別扱いすることができない場合が多いんです。かと言って、初めて日本に働きにいらっしゃる外国人にはビザの手配や住居探し、契約など生活をスタートさせる最低限の部分でハードルだらけです。その両端のバリアをなくすのが、今回のプロジェクトの目標です。

Jiang:大枠としては、今までエンプラスで提供してきたサービス内容と重なるのですが、目標の趣旨や細かい部分で異なってくるため、新しいサービスとして立ち上がりました。このように、その時どきで必要となってくるニーズに答えるプロジェクトや、将来的にエンプラスが進んでいくべき方向性を私たちの部署では示していっています。

〇仕事をする上での課題

―プロジェクトを進めていく中で、課題はありましたか?

井高:コロナにより入国制限が長期化したことで、海外採用自体がストップしてしまったことは大きいです。企業側としても今後の見通しが立たないことには、プロジェクトの営業をかけていくことが難しくなってしまいました。

Jiang:そのほかにも、今回のプロジェクトはエンプラスでは初めての試みとして研究開発的なアプローチをとっています。IT業界などで使われる開発手法である「アジャイル開発」を参考にしながらプロジェクトを進めています。今までのプロジェクト開発では、最初に顧客のニーズに対して見合ったサービスを事細かに道筋を決めてから進めていくことが多かったと思うのですが、アジャイル開発的な進め方では、最初はざっくりとした計画をたてて、その都度試して実践、修正を繰り返していきます。こうすることで今回のコロナのように、急な状況の変化でも低リスクで小さな軌道修正で済みます。

―トライアンドエラーを繰り返していくということですね。

井高:今までとは全く違うやり方なので、最初は当事者である僕たちも戸惑いました。社内の他のメンバーに理解してもらうのも難しいです。わかりやすい目標があってそこからブレイクダウンして予定を組むようなプロジェクトの進め方が当たり前とされているところにいきなり、「全体像は現段階で見えてないけれど、とりあえずわかるところから抑えていきます」と言われたらそれは戸惑いますよね。

Jiang:会議で、経営陣からプロジェクトのゴールについて質問をされて「現段階ではわかりません!」って言ったらそりゃ怒られますよね(笑)

井高:一番大切なのはこのやり方への理解を得ること、認識合わせが常に必要だということです。「わかりません」と答えるに至った過程が現行のやり方とは全く違うということ自体をまず理解してもらうという作業が欠かせません。

Jiang:「サービスとは、顧客のニーズに答えること」というのは、どの手法でも変わらない認識だと思います。ただ、世界が目まぐるしく変化していく中で顧客のニーズもころころと変わっていくのも現実です。その変化のスピードに合わせるために、言ってみれば歩幅を小さくすることで、途中戻ることになっても進んだ一歩が小さければ戻る一歩も小さいというやり方にトライしているところです。

井高:今やっているプロジェクトは、先程お話ししたようにコロナで現状ストップしたりして、イレギュラーな逆風がある中でも、社外でヒアリングしていくと確実に今後ニーズがあるサービスだという確証を得ているので、社内での調整にも今後時間をかけていく必要があると思っています。

〇リモートワークな昨今、お互いの距離感は?

―リモートワークなどの業務環境でおふたりの距離はいかがですか?

Jiang:昨年会社の引っ越しをして、社内の席がフリーアドレスになったんです。コロナ禍で出社も平均週3日程度。実際に井高君と顔を合わせるのは週1回くらいですね。

井高:リモートではほぼ毎日2人で打ち合わせを行っています。その他チャットでのやりとりも頻繁ですし、もしかすると出社しているときよりもオンラインの方が密な関係かもそれないですね。会社で顔を合わせられても、フリーアドレスなので席が遠くになってしまって、結局リモートとあまり変わらなかったりすることも(笑)

〇お二人が考えるエンプラスの今後について

―お二人が思い描く今後のエンプラスとは?

Jiang:業務上、お互いの考えをすり合わせる機会が多いので、自ずとお互いの理解を深め合うことにもなるのですが、お互いの強みを理解しあったり弱い部分をカバーしあったりと、とてもいい関係が築けているんです。リスペクトしあえているからこそ効率的に業務が進められていて、こういう物事の進め方を会社全体に広げていけたらいいね、とランチタイムによく語り合っています(笑)

井高:物事の進め方の話でいうと、具体的にはスケジュールやタスクの管理だったりコミュニケーションのとり方だったり。効率のいい業務の進め方を、プロジェクトを通して実践できていると実感しています。今後会社全体で効率のいい働き方に切り替えていけたら、もっと柔軟に業務も推進していけるんじゃないかなと思っています。

〇育休取得1ヶ月

―プライベートでは、Jiangさんは昨年育休を取得されたと伺いました。

Jiang:昨年第一子が生まれるときに、1ヶ月の育休を取得しました。ちょうど井高君がこの部署に異動してきて間もなくというタイミングで育休に入るのは心苦しかったのですが、井高君ならきっと大丈夫、と安心して育休に入らせてもらいました(笑)

井高:エンプラスに入って、初めて事業的な業務に携わることになったばかりで不安はありましたが、周りのみなさんの手厚いサポートで乗り切ることができました!

Jiang:エンプラスは育児中の方も多く在籍していますし、育児の楽しさ大変さはたくさんお話を伺っていてイメージついていたつもりでしたが、実際に自分が育休をとってみて「何が、どう大変か」ということが身に沁みて分かったのが大きかったです。子供の成長は一瞬、というのも本当にそうなんだ!って思いました。一定期間子供と向き合う時間を得られたからこそ立ち会えた瞬間がたくさんありました。これからも家族との時間は確保していきたいと強く思うきっかけにもなりましたし、管理職という立場上、会社の制度作りの面で働き方の柔軟性について今後考えていきたいです。

〇休みの日の過ごし方は?

―井高さんは休日どのように過ごされていますか?

井高:基本的に仕事とプライベートは分けたいと思っているのですが、リンクさせる楽しさもあって。例えば料理をするときも、休みの日に食材を買い込んで、どうしたら平日の食事が効率よく作れるか考えて一気に仕込みをしたり。でもあまりに効率のことを考えすぎて、どこか遊びに行くにも突然寄り道したいと妻が言い出したら効率や目標を優先させるあまり妻に嫌がられることもしばしばあります(笑)

〇好きなVALUE

―社員インタビューで必ずお伺いしているのですが、お二人が一番好きなエンプラスのVALUEはなんですか?

井高:僕は、「Take Responsibility」を常に意識しています。自分が受け持ったことに責任を持って、無理だとかできない、と言わないようにしています。責任を持ってやり抜いた結果が想定と異なっていたとしても、結果に対して価値を見出すことに意味があると思っています。

Jiang:意識したいのは、「Think Creative」です。どちらかというと細かいところに目が向いてしまって上から大きく見るのがまだまだできていないと感じています。今やっていることの延長線上だけでなくて、もっと先や違う視点でみられるように発想力を養っていきたいです。

〇今後のキャリア

―それぞれの今後のキャリアについてお聞かせください。

Jiang:入社してから新規プロジェクトにたくさん携わってきた経験を活かして、現在の部署で新たに取り組んでいる事を次のステージにもっていきたいと強く思っています。自分たちで創造したものがどんどん形になって、収益を得られるようになり、コンスタントに伸びていく。そういったことにずっと携わっていきたいと思っています。

井高:個人のキャリアアップより、チームとしての成長を一番に考えています。今までもこれからも、たくさんの部署やプロジェクトに関わっていく中で「井高君がいるところはうまくまわるね!」と言われたいですね。

―ありがとうございました!

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