2017年2月28日の「Nikkei FinTech Conference 2017」ネットワーキングパーティにて当社代表の田中が登壇いたしました。「御用聞きAI®を利活用した過疎地連携経済圏構想」と題し、当社が開発しているアプリケーションのこれまでの歩みと今後の展望についてお話しております。
京都府南山城村生まれの「御用聞きAI®」
私たちが開発した「御用聞きAI®」アプリは京都府南山城で生まれ育ったアプリケーションであると考えています。南山城村で実証実験を繰り返し、地域住民みなさまの声を傾聴し、次々に改良を加えてきたからです。ご高齢の方にご利用いただけており、実証実験を通して私たちも手応えを感じています。
開発当初は、テキストベースのチャットボットを人工知能で実現するアプリを構想していました。しかし、実証実験のなかで試行錯誤を繰り返し、選択式ユーザーインターフェース(選択式UI)の導入を決めています。この選択式UIは大阪大学石黒研究室の研究内容のひとつで、石黒先生からかなり細かくご指導をいただきました。それらを迅速に実装していく当社技術陣の絶え間ない努力の結果として「御用聞きAI®」は今も進化を続けています。
南山城村の実証実験
南山城村では、「御用聞きAI®」アプリでお弁当の注文を実現したり、バスロケーション機能でバスの現在地をお知らせしたりなど、1年をかけて複数回実験をしました。反響は予想以上で、最高齢79歳の方からお弁当のご注文をいただき、広域バス実証実験では10日間で延べ176名のみなさまにご利用いただきました。これを受けて、お弁当販売サービスやバス路線復活の具体的な準備が始まっています。
過疎地連携経済圏構想とは
南山城村の成功を他の地域にも広げていきたい。
様々な地域の方にも「御用聞きAI®」の体験をお届けします。様々な業種の企業様と一緒に、コンテンツやサービスを充実させます。
それを実現するため多地域をつないだ広域実証実験を実施します。
いよいよ全国へ。