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なにをやっているのか

これまでに350以上の書籍を出版
5Fは白基調のイベント・会議スペース。読書会の様子
英治出版は、未来の社会づくりに貢献する書籍を発行する出版社です。主にビジネス書・社会書の分野で、人・組織・社会のポジティブな変化につながる書籍、とくに革新的なアイデアや視点、パワフルなメッセージや問いを持った書籍をつくり続けています。 1999年の創業以来、これまでに約350点の書籍を発行。話題作やベストセラーもありますが、私たちが大切にするのは「長く読み継がれる本づくり」。一過性で終わらない、普遍的・本質的な価値を持つ本づくりを志向し、多くのロングセラーを生み出してきました。 また、英治出版では出版をあくまでも目的のための手段と捉えています。著者の夢を実現するための手段、何らかのメッセージを伝える手段であり、出版自体がゴールではありません。本づくりだけでなく、それをいかに届けるか、どうプロデュースするかにもこだわり、イベント企画等を行っています。 2018年4月からはWebメディア「英治出版オンライン」を開設し、書籍未満のコンテンツを発信。またイベントの開催等、著者が読者とともに考える場づくりにも努めています。旧来の秩序が崩れつつある出版業界。英治出版は本当に意義のある出版を行うことを志向しつつ、新たな取り組みにも挑戦しています。 ■参考記事「話題作次々!出版経験者のいない英治出版はなぜ価値ある本を生み出せるのか」(2018.06.13) https://www.businessinsider.jp/post-168297 ■主な発行書 『イシューからはじめよ』安宅和人著 『ロジカル・プレゼンテーション』高田貴久著 『学習する組織』ピーター・M・センゲ著 『ティール組織』フレデリック・ラルー著 『世界の経営学者はいま何を考えているのか』入山章栄著 『異文化理解力』エリン・メイヤー著 『「社会を変える」を仕事にする』駒崎弘樹著 『世界を変えるデザイン』シンシア・スミス著 『国をつくるという仕事』西水美恵子著 ■英治出版オンライン https://eijionline.com/

なぜやるのか

代表取締役・原田英治
イベントも頻繁に開催。著者をプロデュースします
■「誰かの夢を応援すると、自分の夢が前進する」 英治出版では創業以来、「誰かの夢を応援すると、自分の夢が前進する」という言葉を大切にしています。 出版というビジネスは本質的に、誰かを応援するビジネスです。著者の思いを人々に伝えることで、著者の活動を後押しする。読者に気づきや変化のきっかけを提供し、行動を後押しする。そして、誰かの夢を応援することが、巡り巡って、自分たちの夢の実現につながると考えています。 「誰かの夢」を応援するビジネスだから、私たちのビジョンは、関わる大勢の人たちのビジョンの集合体です。 あの著者の画期的なアイデアが実現する。 この本の読者が行動を起こし、自分のチームを変革する。 あの本のメッセージから世の中に変化への気運が生まれ、社会のしくみや価値観が変わる。 ・・・そんなさまざまな夢が、英治出版の中にはあり、それはこれからも進化しつづけます。 さまざまな人に出会い、「それ、とてもいいね!」と共感する夢に出会ったら、その実現を応援する。この仕事を「なぜやるのか」は単純明快です。それが自分たちの欲しい未来につながるから。未来への予感にワクワクしながら、一緒に働きませんか? ■参考記事「「人の夢を応援する仕事」としての出版に懸ける思い」(2014.01.21) https://www.bizcompass.jp/interview/062-1.html ■参考記事 ドリームゲート スペシャルインタビュー 英治出版代表取締役 原田英治(2011.11.20) https://www.dreamgate.gr.jp/contents/case/interview/35831

どうやっているのか

仕事で迷ったらメンバー間で気軽に相談し合うカルチャーです
4Fのオフィス。5F・B1Fも自社フロアです
チーム全体(アルバイト含む)で17名と小規模な会社。ほとんどは業界未経験で入社しており、書籍づくりを担うプロデューサーは全員がまったく異なる業種からの転職者。既存の業界慣行にとらわれない、さまざまな知見を取り入れる、という観点から、むしろ未経験者を歓迎して採用してきました。新卒で入ったメンバーもいます。 私たちの仕事で大切なのは、正直・誠実に人と接すること、じっくり対話すること、目的を見失わないこと、などさまざまです。気を付けているのは、マニュアル依存を避けること。必要以上の管理をしないこと。毎週の気軽なミートアップや、納得いくまで対話する企画会議、社内ワークショップ等を通して価値観を共有し、そのうえで各人が自律的に行動することを大切にしています。 カルチャーとしては、個々人を尊重するフラットな関係性がひとつの特徴となっています。たとえば、企画の決定には全社員の合意が必要。入社年次や職種にかかわりなく、誰もが自由に発言でき、誰もが貢献を求められます。本づくりでも編集メンバーは要所要所で相談し合い、チーム皆で一つの本を育てるように仕事をしています。 ■2018年2月に行った社内ワークショップでは、仕事において「大切にしたい問い」として、以下のような問いが挙げられました。ややくだけた表現もありますが、当社のカルチャーのご参考として紹介します。 ・著者との関係:「互いの人生において記憶に残る仕事ができているだろうか?」 ・同僚との関係:「自分の対応によって、この仲間は笑顔になれそうか?」 ・採用の判断:「ハートでつながり、ともにカルチャーを育てていけるか?」 ・企画可否の判断:「強い想いと、信じられる意義はあるか?」 ・発信する言葉:「読み手がどう受け取るのかを、イメージしているか?」 ・仕事のやり方:「あの人に相談したら、もっとよくならないだろうか?」 ・仕事への評価:「家族に誇れる仕事ができたか?」 ・問題・トラブルへの対処:「誠実に向き合えているか?」 ・一日の終わりに:「友とビールを飲みながら、今日の何を語りたい?」 ・社会との関わり:「いい会社ってなんだろう?」 ・会社の将来:「自分たちだからこそできる役割を担うため、何をすればいいだろう?」 ・自分の将来:「『今』の中にどんな未来の可能性があるだろう?」