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【CTO兼CPOインタビュー】現場主義で事業を牽引する取締役の信念とは

こんにちは、HR部の村上です。

今回はCTO兼CPOの岩田さんにインタビューをしました。
以前プロダクトの構想について詳細をお伺いしたので、この記事では岩田さんの価値観や仕事への向き合い方をメインに伺いました。

ぜひ最後までご覧ください!

*以前の記事はこちら。

【CTO兼CPOが語る】マルチクラウドサービス「Location Connect」の今後の構想とは | 株式会社エフェクチュアル
こんにちは、HR部の村上です。今回はエフェクチュアルのメインプロダクトである「Location Connect」をご紹介します。事業の全体像をご紹介したこちらの記事を先に読んでいただくのがおすす...
https://www.wantedly.com/companies/effectual/post_articles/483282

エフェクチュアル入社までのご経歴を教えてください

大学ではコンピューターサイエンスを学んでいました。「ものづくりが好き」ということもありIT業界に興味を持ち、新卒で株式会社日立ソリューションズに入社し​ました。そこでは機械学習や統計、データ分析を活用し、企業が利用する社内プロダクトの技術課題を解決するための応用研究に携わっていました。

エフェクチュアルに入社した理由は、学生時代から「一緒に何かをやりたいね」と話していた代表の田中がこの会社を立ち上げたためです。

大企業からスタートアップへの転職ですが、不安はありませんでした。日立ソリューションズでの経験から、個人の安定は環境に依らないことを学んだからです。
大企業も、ある意味部署など小さな集合の集まりなんですよね。部署1つ1つがベンチャー企業のようなイメージで、配属先によって環境はかなり違うと感じました。

「自分の未来は自分で作っていかなければならない」とわかったので、不安定だと言われるスタートアップへの転職でも全く抵抗はありませんでした。

エフェクチュアルで経験した最も大きな困難を教えてください

プロダクトマネジメントの思想がなく、「売れるもの」を開発するための知見がなかったことです。

当社で一番最初に開発したプロダクトはHoshitornですが、もともと「クチコミを管理する何か」くらいの要件しかなかったんです。「誰に、何のために、何を作るのか」が不明確だったので、ターゲットもポジショニングもわからず、要求もないのでプロダクトの要件や仕様も決められない状態でした。
開発はしていたものの、マーケットとのつながりを感じられず、売り上げも思うように伸びなかったので苦しかったです。

そこでプロダクトマネジメントに本気で取り組まなければならないと感じ、CPOとしてさまざまな施策に取り組んできました。
例えば作りたいものを作るのでなく、「お客様のためのプロダクト」にするため、機能の無駄や複雑さを排除し、直感的に使えるプロダクトの開発に取り組みました。

またプロダクトを中心に成長していくためには組織も変えなければなりません。当時は部署ごとに分断され、部署を超えたコミュニケーションが足りないと感じていたので、Open Issueやピッチなどを始めました。プロダクトが変わっていく様子を全社で体感できるような設計をして、ビジネスサイドがお客様からフィードバックを回収し、開発に取り入れ、お客様に還元する「フィードバックループ」の実現に取り組みました。

この課題には終わりがないので「乗り越えた」とは言えませんが、光は差してきました。これからも会社全体での漸進的な成長に向けて取り組み続けます。

エフェクチュアルではメンバーとどのように関わっていますか?

私のスタイルは「現場主義」です。これは私が「漸進的な成長」を大切にしているからです。漸進的な成長を実現するためには現場の実態、進捗、課題等の情報を得た上でゴールや次のアクションを考える必要があるので、メンバーとは近い距離で仕事をすることが多いですね。

現在はプロダクト開発部、プロダクト戦略部の2部署を管掌しており、管轄のメンバーとは特によくコミュニケーションをとります。
日常の業務の中では状況を確認したり、進め方について議論を行ったり、目標達成に向けての調整等も行います。

また月に一度、1on1も行っています。ここではメンター的な役割として、感情面の話もするように心がけています。例えば会社やチームとしてやりたいことと、メンバーがやりたいことのタイミングが合わないことはよくあります。こうしたときに事業を前に進めるために経営と現場の双方の目線を持ちつつ、どう解釈して取り組んでもらうかをフィードバックしたり、調整したりします。
他にも感情の変化は業務のパフォーマンスにも影響するのでキャッチアップしてフォローするようにしています。業務のやり取りの中で話をすると課題が混在してしまうので場を明確に分けた上で、しっかり「感情」にフォーカスするのがポイントです。

テック企業としてのエフェクチュアルの強みは何ですか?

本格的にスクラム開発に取り組んでいるところだと思います。
アジャイルでは「常に進化できているか」が一番大切です。スプリントを組んでイベントをやるだけではなく、「成長、変化しながら実績を出せているかどうか」という点で当社はかなり本格的なアジャイルだと思っています。

実際に、4ヶ月前には月に3リリース程度だったところ、現在は30〜40リリースできるようになりました。
この改善の要因として、チームの能力と開発計画のバランスを整えたり、いろいろな試行錯誤はありましたが、一番効果的だったのは「スプリントゴールを明確化にして、ゴールに向けた対話を最大化する」ことです。
「スプリントを終わらせる」のではなく「お客様に還元するためのリリースをする」という意識をみんなで持つことを大切にしています。
具体的にはスプリントごとに「お客様にどんな還元をするのか?」を明確にし、共通認識を持った上で、進め方の計画まで行います。
こうして共通認識や信頼関係をしっかり作ることでチームとしての議論の内容も変わってきたと感じています。私としても新しい発見でした。

これからも経験主義をベースにどんどん変化していきます。半年前と今が全く違うのと同じように、今から半年後には全く違う価値観の中で次の挑戦に取り組んでいるはずですし、組織や事業、個人の成長に気づけるのではないかと思っています。

岩田(左)とプロダクト開発部長 日山(右)

エフェクチュアルをどんな会社にしたいですか?

代表の田中の方針もあると思いますが、私としては「チャレンジが評価される会社」でありたいです。

私は、会社と個人が一緒に成長できるのが理想と考えています。そして個人を成長させるのは「経験学習モデル」の実践だと思っています。
経験学習モデルとは「経験、省察、概念化、実践」のサイクルを繰り返し行うものです。これを繰り返す経験をすればするほど、ある経験を別の事象に応用できるようになり、要領が良くなっていきます。

私が過去に出会った優秀な人は、経験学習ができている人が多いです。
そのため会社としては新しい取り組みやチャレンジを評価し、どんどん経験を積んでもらって、個人が成長できる環境を作りたいと考えています。

また私が個人的にずっと意識していることですが会社としても「正直でありたい」と考えています。

私は仕事において嘘をついたり誤魔化したりはしません。プライドを持って仕事に取り組んでいます。
上手くいかなくてもチャレンジですから、相手がお客様であってもコミュニケーションをとりながら、考えていく必要があると思います。
同じように「プライドを持って仕事にコミットできる人」と一緒に、会社を作っていきたいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

岩田さんの価値観やメンバーとの関わり方、仕事への向き合い方を知っていただけましたか?
エフェクチュアルでは経験主義に基づくスピード感のある成長を体感できます。

少しでも興味を持った方はぜひ気軽にエントリーしてください。お待ちしています!



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