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「水木一郎」さんがナビ案内してくれる『MAPLUSキャラdeナビ』の収録に19新卒が同行してきたゼッーーット!!!!

はじめに

「収録現場に同行したい!」という夢を持つ人は、この業界において多いのではないだろうか!? かくいう私 (新卒のK) もその1人。でも経験できるのはまだまだ先の話と思っていた。しかし!!! 人生とは分からないもので、機会というのは唐突にやってくる。

私の場合、入社して4カ月目にして早くもその機会が巡ってきたのである。今回の記事は株式会社エディアから出ている『MAPLUSキャラdeナビ』というナビアプリの収録に、あたふたしつつも、同行した私が、新卒という目線から感じたことを、皆さんに向けて、書いたものである。

『MAPLUSキャラdeナビ』って?

『MAPLUSキャラdeナビ』を知らない人もいると思うので、軽く説明をさせていただきたい!

『MAPLUSキャラdeナビ』は株式会社エディアの運営するナビアプリで、豪華声優陣の演じる個性豊かなキャラクターが楽しく案内してくれる。案内音声以外の音声もあり、案内ポイントが少ない所も退屈しない。ナビに案内表示による着せ替えもあったりと、自分好みにできるスマートフォン用のナビアプリなのだ。

MAPLUSキャラdeナビHPはコチラ→ https://www.maplus-navi.jp

いざ収録現場へ

現場に到着。現場につくと収録スタジオの社員さんが施設を案内してくれた。録音機材のあるコンソールルームと、録音するブースは分かれており、それぞれの部屋を見せていただいた時には「ここでデータを調整するのか!」「おぉ!! このマイクにしゃべるのか!」などとワクワクが止まらず、心の中で興奮していた!! (仕事でなかったら叫んでいたと思う) そして遂に……

アニソン界の帝王、水木一郎さん登場!早速サインをお願いしました!

「令和元年がいいんだよ~」と快くサインを受けてくださった水木さん。オーラが凄く、緊張感が走り、空気が一気にピリッとしたのがわかった。普段画面越しに見ていたあの人が目の前にいる衝撃は想像以上!! しかもイベントではなく、仕事をする関係者として対面しているのだ。。。ファンやお客としてではなく、一緒に仕事をする仲間としての対面は、まるで違う緊張を感じた。

事前打ち合わせスタート

全員が集まったところで約30分の打ち合わせ。水木さんもたくさん意見を出してくださり、事前の打合せでもコンテンツがより良くなっていく様子を実感した。そんな中、特に印象的だったのは、常にこの『MAPLUSキャラdeナビ』のユーザー目線で考えてくれていた事だった。

水木さん:「後1キロ」というセリフがあるけど、歩いているユーザーに向けたセリフならまだまだ果てしない長い距離だし、逆に車だと一瞬で過ぎてしまう短い距離。だからどちらのユーザーに向けたセリフかによって読み方が変わる。これはどちらを想定したセリフですか?

と質問してくれた。

普段『MAPLUSキャラdeナビ』の運用に関わっている私は「水木さん、本当にこれが『MAPLUSキャラdeナビ』の収録初めてなのか!?」と驚くくらいに、色々な点を気にかけてくれていた。自分が何をユーザーに届けるのか、ユーザーは何を求めているのか、仕事に対する意識の高さと熱量にプロの凄さと妥協しない漢らしさを実感した瞬間だった!! 普段聞いてる様々な「音声」は、こうしたやり取りがあり、ユーザーに対して気を配り、初めて出来上がっていくのだと痛感した。そして、お互いの考えを伝えあう激しい会議の雰囲気に早くも飲まれる私であった。。。


(平常心を保っているように見えるが、実はメモを取るだけで手一杯なくらい焦っている私 ↑ )

収録開始!!

打ち合わせを終えて収録スタート!!! 本日のメインイベント ♪ 水木さんがいる録音ブースとコンソールルームは別れていたので、直接水木さんが声を発している姿を見ることは出来ず、お互いに声だけで確認し合う進め方だった。だから事前の打ち合わせがとても大切になってくるんだと気付いた。(今頃になって気づく汗)

衝撃&感動を5つ紹介!!

今回の収録で衝撃を受けたことや感動したことがいくつもあったのだが、具体的に5つ紹介させて頂きたい!!

1.収録のテンポの速さに衝撃!!!

ナビの案内音声という事もあり、セリフが非常に多く、ざっと見積もっても600ワード以上……(なんて多さだ!)それを以下のサイクルで何度も繰り返していく。

①水木さんが複数のセリフを収録

②音響さんとエディア社員で音声チェック

③エディア社員の要望を音響さんが水木さんに伝えへ再度収録

そしてその速さは1サイクル1分未満とかなりリズミカル。早いから漏れとか多いのでは? と思うかもしれないが、そんなことはない! 水木さんの経験や、音響さんのチェック技術によって、早くても問題ない流れを生み出している。その凄さをより詳しく書いていく。


2.水木さんの音声バリエーションの豊富さが凄い!!!

水木さんが道案内をするセリフの中で「この道…」というワードがあったのだが、この1つのセリフに対してもいくつものバリエーションを即座に披露してくれた。

ハッキリと叫ぶように「この道っ!」
少し悩んで調べているように「この道ぃ~…」
他に何種類も・・

プロとしての長年の経験なのだろうか。いろんなパターンを想像している上に素早く出してくれるのだ!


3.迅速で正確なチェックも凄い!!!

ノイズやリップ音、声の滑らかさまでチェックしている。次々と収録される音声を聞き、修正箇所をチェックし続けるのはかなりの集中力を必要とした。

(私も見よう見まねで心の中でチェックしてみるが、20ワードを超えたあたりから結構キツかったコレ! 汗)


4.水木さんへの要望をまとめるスピードが速い!!!

一発OKもあるけれど、要望を伝えたいケースも発生する。「もう少し○○のように表現してほしい」等、エディア側からお願いすることもあったり、水木さんのマネージャーさんからも意見が出る時もある。そういった意見を10秒ほどでササッと音響さんが取りまとめ、水木さんへ伝えてくれる。高度なテクニックとやり取りが行われる濃い時間となっていた。


5.音響さんと水木さんのポジティブかつ丁寧なやり取りが凄い!!!

音響さんは録音のたびに「ありがとうございます!!」「バッチリです!!」など声掛けを忘れず、水木さんも意見に対して「OK!」「はいっ!」「了解しました!」と明るく対応してくれる。このやり取りを見ていて、これが収録のサイクルを円滑に進めているように感じた。相手が違うブースで仕事をし、お互いの顔は見えず聞こえるのは声だけという状態で、ここまでお互いを尊重しあい、明るい空気を作りながら仕事をしている。こんな光景は中々目にすることがないだろう。


最後は待ちに待った・・・!!

収録最後には水木さんと言えばあのセリフ「ゼェーット!」の収録に立ち会う事もでき、その迫力に仕事を忘れて「おぉ……」と自然と声が出てしまうほどに感動した。昔から聞きなじんだセリフであるだけに、心にぐっとくる。ゼットの一言だけで、赤いスカーフの姿が自然と浮かぶのである。

大変な作業に対して、収録の様子は終始明るかったイメージだ。打ち合わせとは違い雰囲気がとても柔らかくなっていた。でも作業はお互いが納得しながら進めて非常に質の高い仕事内容になっている。(プロは仕事の進め方もプロである)

水木一郎さんの案内音声は8月29日から『MAPLUSキャラdeナビ』にて配信開始! 水木さんのファンの方には勿論「記事のような収録をしてきた音声なんだ」と聞きながらニヤニヤするのもオススメ! (こんな楽しみ方をするのは私だけだろうか?)

編集後記

私は収録作業を甘く考えていた。決して簡単だと考えていたわけではない。色んな番組で、収録がいかに大変なのかを知る機会はあり、自分の中でも理解しているつもりだった。ただ、それ以上に今回の収録が衝撃的だったのである。自分への妥協のなさ、ユーザーの事を考える思考の広さに驚かされた。普段自分が関わっているアプリならユーザーの行動を想像するのもある程度出来るだろう。だが、仕事で初めてアプリを知った時、果たして私はそこまでユーザーを意識できるだけの広い視野を持てるだろうか。自分の仕事内容に手一杯になるのではないだろうか。自然な流れでユーザーの行動を意識できること。今後とも意識的にユーザーを意識すること。今後仕事を覚え成長していくなかで、忘れずに身に着けていきたいと、今回の収録を見て思った。

ちょっとしたオマケ!(という名目の自慢話)

鋭い方は気づかれたと思うが、実はカバー写真に私はいない。実は収録は2日かけて行われ、私が同行した収録は1日目、カバー写真を撮ったのが2日目という悲劇! 私も水木さんと写真撮りたかった…(泣)。しかし、私に死角はない! 1日目に水木さんが収録を終えたスタジオでちゃっかり写真を撮ってきました。

(水木さんがここに座ってたと思うと、思わずニヤける私)


おしまい

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