みなさん、こんにちは。人財開発グループの芳賀です。1年間の育休を終え、今年の春に復帰しました!現在は7月に新設された人財開発グループにてドリームアーツの人・組織について考える毎日です。
さて、今年もドリームアーツにBOOKマラソンの季節がやってきました🏃
BOOKマラソンは新人研修の一環として行われるもので、遡ること6年前から毎年新人たちが挑んでいる知のマラソンです。
すでに実業務で新人らしからぬ活躍ぶりを見せてくれている、ドリームアーツの次世代を担う頼もしいメンバーたち。そこに「読書」で幅広い知見と地道な積み重ねの習慣を手に入れたら、きっと将来の糧になるはず!!
今日はこの研修に込めた思いと厳選に厳選を重ねた今年の課題図書を一挙にご紹介いたします!
BOOKマラソンルール
新人たちは会社から指定された図書を読みます。1冊に対し1ヶ月読書期間があり、じっくり本に向き合うことができます。読み終わったら、本の感想をレポートにまとめ、弊社製品SmartDBで作ったバインダにアップします。このバインダは全社員に公開されており、他のスタッフも感想文を閲覧して、コメントをつけることができます。
また感想文を書いておわり、ではなく、その本の内容をもとにディスカッションも行います。例年、新人のみでディスカッションを行ってきましたが、今年は代表の山本も参加予定。オンライン勤務が主流となった今、直接お互いの意見を聞く機会は貴重!それぞれがどのような解釈をしたか、どんな感想をもったかを聞き、話すことで多様な価値観に触れたり、新しい気付きがあったり、インプットだけでなく、アウトプットも行う仕掛けです。
感想文バインダ 画像は昨年のもの
BOOKマラソンに込めたねらい
このBOOKマラソンのねらいは「社会人早期に読書習慣を身に着けて、幅広い視野を持つことの重要性に気づく」こと。
読書をしたからといって、すぐに何かが身につくわけではありません。即効性はないけれど、「紙を1枚ずつ重ねるような努力」はいずれ大きなパワーを持つ、という信念のもと、このような機会を作っています。
課題図書はビジネス本だけではなく、小説もあります。いま新人が読んでいる1冊目の本はSF小説。会社がこれを選んだの?と驚くかもしれませんが、気づきや示唆が多くあるテーマに沿った本です。私自身もそうですが、普段は自分が興味のある分野の本を読むことが多いですよね。課題図書という形で自分では手に取らないような本を読むことで視野が広がればという思いで選定しています。
今年の課題図書をご紹介!
今年は5つのテーマをもとに本を選びました。課題図書は毎年、代表山本はじめ役員や人事メンバーを交えて、議論をかさねて選出するのですが、今年も悩みに悩みました。候補としてあがった本は50冊以上!!
例年通り、12冊を課題図書とするつもりでしたが、急かされるように読書するのではなく、じっくり読んでほしいという思いや選んだ本に共通するテーマもあったので、今年は半分の6冊を課題図書とし、惜しくもこのタイミングで課題図書にはならなかったけれど是非読んで、考えを深めてほしいという本を推薦図書としています。もちろん、この推薦図書も購入可能(当たり前ですが会社負担です)。今すぐに読まなくても、長い社会人生活の中できっと役立つ本だと思います。
それでは今年の課題図書と推薦本を一気にご紹介いたします。
テーマ:将来を考える
▶これからどのような時代に生き、働いていくのかを考えるきっかけになればと選んだ本
課題図書は2冊。野崎まど「Know」と冨山和彦「コロナショックサバイバル」
推薦図書は河合雅司「未来の年表」「未来の年表2」、藤井保文・尾原和啓「アフターデジタル」
テーマ:働き方を考える
▶社会人として身につけておくべき、読んでおくべき名著
課題図書はスティーブン・R・コビィー「7つの習慣」
推薦図書は野田智義・金井壽宏「リーダーシップの旅」、D・カーネギー「道は開ける」、稲盛和夫「生き方」、松下幸之助「道をひらく」、クレイトン・クリステンセン「イノベーション・オブライフ」
テーマ:私と人類を考える
▶進化生物学の本を中心に大局観を捉えることができるような本。どれも読み応えたっぷり!
課題図書はジャレド・ダイアモンド「若い読者のための第三のチンパンジー」
推薦図書は稲垣栄洋「Learned from Life History 38億年の生命史に学ぶ生存戦略」、ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」、ディラン エヴァンス「感情」
テーマ:ビジネスサプリ
▶仕事をしていく上で知っていると役立つ考え方や実践本に近い本
課題図書はドリームアーツ内でのベストセラー、筒井美希「なるほどデザイン」
推薦図書は佐藤尚之「ファンベース」、リーアンダー・ケイニー「ジョナサン・アイブ」、玉飼真一他「Web制作者のためのUXデザインをはじめる本」、永井孝尚「100円のコーラを1000円で売る方法」
テーマ:思考と発想
▶自分自身を見つめ、深く思考したり、新たな気づき、発想ができる本
課題図書は酒井敏「京大的アホがなぜ必要か カオスな世界の生存戦略」
推薦図書は細谷功「自己矛盾劇場」、山口周「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」、スティーブン・デスーザ「「無知」」の技法
以上、2021年課題図書6冊、推薦図書18冊のご紹介でした!
新人は半年かけてこのBOOKマラソンを行います。どんな感想を抱くのか、どのようなディスカッションが行われるのかとても楽しみです!取り組みの様子は、またこちらでお伝えできればと思います。
ドリームアーツの課題図書&推薦図書いかがでしたでしょうか。まだ手にとったことのない本があれば皆さんもこの機会にぜひご覧ください!