こんにちは。ドリームアーツ新卒採用担当の山本です。
去る2月9日、スローガン社主催の就活生向け特別オンライン企画「ぶっちゃけトークラジオ」に参加させていただきました。今回登壇したのは入社5年目の社員。1時間で語られた内容を一部、ぎゅっと凝縮してレポートします。
登壇者:保条 佳紀(ほうじょう よしき)
2016年4月新卒入社。明治大学在学中は学外活動にも注力し、2度のアメリカ留学、ボランティアやNPO法人でのインターン等多様な経験をもつ。入社後は主に自社プロダクトの導入支援に携わり、大企業の業務デジタル化実現に尽力。お客さまとの対話を大切に課題解決と組織変革に伴走し、社内ではSaaSへの転換に伴う新部署立ち上げにも参画するなど、幅広く活躍中。
トークテーマはこんな感じでした
ロジックと、エモーション
アメリカ留学中、現地の優秀な若者たちを見て「このままではまずい」と焦りを感じました。政治や過去の歴史、複雑なテーマについて自分たちの言葉で議論し合っていたりとか、そもそもの圧倒的な勉強量の違いとか、いろんなものが日本で過ごす自分とは違っていたんです。彼らと肩を並べて会話ができるようになりたい、個人としての能力を高めたいと強く思ったことから、もともとは個々の力が試されるコンサルを志望していました。
ですがある経験から一緒に働く人や環境を重視するようになっていき、そんな中で出会ったのがドリームアーツでした。他企業の説明会や面接ではロジカルな話を聞くことが多かった一方で、ドリームアーツは代表の山本さんの発言がすごくエモーショナルで心惹かれる感じだったんです。「情熱」「心」「対話」このあたりを重視しているところが私の目指す姿に重なると感じたのが、最終的な決め手となりました。
上から目線な自分を変えた、ひと夏の経験
3年生の夏、就活に役立つロジカルシンキングなどの考え方はすっと理解できたし、もともと要領が良い方だったこともあって、当時の私は「自分には大抵のことはこなせるスキルがある」と思いあがっていたんですね。
ちょうどその頃、再会した小学校時代の同級生に誘われ、教育系NPO法人での活動に参加しました。そこで多くの人に慕われ愛され憧れられる彼の人望の厚さを目の当たりにして、すごいな、自分もここで力を尽くせば同じような世界を見れるのかなあと思って、心が躍りました。
でも実際参加してみると全然通用しなかったんです。高校生と対話し本音を引き出していくのですが、まったく心を開いてもらえなくて。なんで友人にはできて自分にはできないんだろうと、当時の私は正直何もわかりませんでした。
悔しさから活動に参加するのをやめてしまったある日、その彼から「最近、活動行ってるか?」って連絡が来て。行ってないよ、って返したら、「えー、佳紀は行き続けた方がいいよ。じゃないといつまで経っても治らないよ、その上から目線。」ってはっきり言われたんですね。
彼にはわかっていたんだなって、すごく悔しかった。昔から友人付き合いは苦手じゃなかったけれど、どこか表面的だと自分でも感じていました。でもそれは「自分はどこか周りと違うからだ」って内心思っていたりもして。だから彼に「上から目線」と言われたのがすごく悔しくて、そんなことないって証明したいと思いました。そこからその悔しさと、証明したい気持ちを抱えて活動に通うようになり、時間をかけて心の対話やエモーショナルな思考を体感する中で、たしかに上から目線になってたな、これじゃだめだ。変わろう。と、徐々に意識が変化していきました。
自信を打ち砕かれ、心機一転
就活中にそんな経験をしたわけですが、入社してからもまた転機となる出来事があって。就活で身につけたロジカルシンキングとエモーショナルなコミュニケーションスキル、これがあれば社会に出てもやっていけると思っていました。でも配属が決まり実践的な研修が始まるとまったく通用しませんでした。お客さまの要望をヒアリングして商品を考え役員に向けて提案する研修で、私は意気揚々と発表しましたが、終了後の講評ではいい反応がひとつもなくて。後日、研修に関わった先輩と飲みに行ったときに、酔った勢いで講評の裏側を言われたんです。その言葉があまりにもショックすぎて、目が覚めたというか。見ている世界が違いすぎたし、知ったような顔して何も知らなかった。自分の考えの甘さを痛感しました。
それからは気持ちを入れ替えて素直に学ぶようになりましたし、いろんなお客さまや先輩たちと関わる中で、学生生活には存在しない「重み」にも気づけました。当時の僕を知っている人には、「お前はずいぶん丸くなったな~(笑)」と言われることもありますね(笑)
大事なのは理論武装より、魅力的な個性だった
私も学生時代には気づけませんでしたが、学生と社会人では視野の広さもちがうし、役立つとか必要とされるスキルも別物です。だから、就活に必要な勉強を優先してむやみにスキルを伸ばすよりも、今だからこそできること、自分のやりたいことを一生懸命やってほしいと思います。
専門性を活かしたい方はまた別ですが、社会人に必要なスキルは社会人になってから身につければいい。もし私が面接官なら、ただ頭の良さを見せられるより楽しそうに好きなことを話してくれる人を選ぶと思います。夢や野望を楽しそうに語る人と仕事がしたい。スキルがあるよりも、一緒に働く上で楽しい、魅力的な相手であることの方が重要だと思うんです。
就活をしていると、みんなが黒いスーツを着て、とか、だんだんみんな同じところに収束していくようなところがありますよね。でも「みんなちがってみんないい」が大事なキーワードだと思っていて。自分と向き合って、ダメな部分が見えたらそれを改善するもよし、それより自分が好きなことや得意なことを活かして何ができるかを考えるもよし。誰もが備えていて、何にも代えられないユニークな部分だからこそ、個性を伸ばし個人として魅力的な存在であってほしいなと思います。
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就活にまつわるリアルなエピソードが次々に飛び出す会となりました。大きな挫折があったからこそ自分が大切にしたい価値観に気づき、ここだ、と思える場所として出会えたドリームアーツ。入社から5年、どのような経験をして、どんなやりがいをもって仕事にあたっているのか。業務内容も交え、近々co-creatorsにてお届けしたいと思います。
それでは次回の配信もお楽しみに!