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Donutsの医療事業はスタートアップです【医療事業部 企画・プロダクトマネージャー インタビュー】

■プロフィール
部署/職種:医療事業部/企画・プロダクトマネージャー 五十嵐
入社年:2017年7月入社

ーこれまでのキャリアと現在の仕事について

これまで、薬局勤務から広告コンサルティング営業、モバイルコンテンツ配信 ディレクション・事業責任者からPHR(Personal Health Record)事業の立ち上げ等にも携わり、世の中を健康にしようと試みましたがPHRの浸透の難しさを実感しました。

その製品自体はよく出来ていたのですが、積極的に使うのは健康意識が高い人であって、本当に使って欲しい生活習慣病予備軍の方は医者に怒られてからやっと行動するという構図が見えました。
彼らの意識改善が必要であるだろう事は事前にある程度想定してはいたのですが、それを覆そうと思っても日本の皆保険制度に甘んじている現状も実感しました。
それらハードルを超えるためには、「医療の方から意識を浸透させていく必要がある」と思っていて、前職でもそのアプローチをすべく動き始めていました。
そんな中、たまたまDonutsという会社が水面下で医療の領域へ入っていく準備をしているという話を聞いて、「自分の考えている世界観を実現するにはスタートアップの今がチャンス」と思ったのでお話を聞きに行きました。

実はDonutsという会社の事は知らなかったのですが、新規医療事業に参加できるという一点で自分自身も決断し、ご縁があってDonutsの医療事業に参画しました。
現在はDonutsの医療事業部門でビジネスモデル・運営・開発内容検討等なんでも屋的な役割をやっています。最初は開発陣しかいなかったので営業体制もなく、問い合わせにも誰が担当するか決まっていなかったので、何でもやっていました。実際にクリニックへ行ってサポートもしています。
自ら営業もしていたのですが、最初に契約が取れてしまった時は「このあとどうしよう?」みたいな状況があったのを覚えています。

ー電子カルテ「CLIUS(クリアス)」の強みは?

電子カルテ事業はまだ立ち上がったばかりなので、 投資段階であり、知名度もまだまだこれからというところではあります。
その中でCLIUSの強みとしては、製品よりも人にあると思っています。後発だからこそ業界的な暗黙のルールで今までやれなかったことにもあえてチャレンジしています。

医療は制約が多い業界なので、通例的にこういうことをやってはいけないだろうと閉鎖的にシステムを組んでいたり、運用していることが多いです。
あとは、データを出してほしいと言われても大手は断ることがあるのですが、我々はその状況を逆手にとって提供しています。
他にも、電子カルテ以外の質問も承っています。例えば「予約サービスやプリンターで良いものないの?」と問い合わせを受けたら、自分たちで他社にコンタクトを取ったりもしています。
自社で開発することも重要ですが、独占して全部やる訳じゃなくて、自分達が後発だと意識しているからこそ、他の会社と手を組んでクリニックの為になればいいなという考え方です。
そうすることで目先の利益とはならなくても、信頼は得られるだろうと考えています。
こちらから紹介を繰り返していると相手の企業様も紹介をしてくれよるようになって来ているのも事実で、こういった部分では柔軟さやオープンさがあるなと感じますね。

ーコロナ禍でオンライン診療はチャンス?

オンライン診療に限らずですね。
正直コロナだけの為に動いているわけではありませんが、制度面では暫定とはいえ4年分くらいグッと進んだという感じがしました。しかしこの状況に直面しておられる医療機関様は深刻な状況だという事は忘れてはいけないと思います。
制度の緩和によりお金儲けだけじゃなく、今までできなかった医療体制が取れるようになったり、医療従事者を4分の1でもカットできたりと日本の医療費を下げることに貢献していけるきっかけになる可能性はあると思います。僕自身そういった考えを持つドクターと話をしたいという気持ちも強くなってきていますね。流れに乗ってただサービスを作れば売れるという訳ではないので、ニーズはどこにあるのかの見極めというのは今後も行っていきたいです。
また、他社さんともたくさん対話をしながら、Donutsはどう変えていくのかの狙いどころを決めて、当社の優秀なディレクターやエンジニアに託していこうと画策しています。

ー前職と比較してDonutsの魅力は?

まず決め手は未上場なので、自由度が高いところですね。
前職は上場している会社でしたが、やはり利益を守らなければならない部分はありました。
あとは、とにかく事業を進めるスピード・意思決定が早いです。
色々とやりたいことが出来る半面、守られていないので不安定だと思う人もいますが、「危ない橋を渡った先には開けた道がある」という捉え方をする人やそういった環境をチャンスと捉えられる人は特にDonutsには向いています。
特に医療事業は事業のフェーズやマインド面においても一つのスタートアップ企業だと思っていただければと思います。

ー職場環境については?

制度としてははまだこれからという点もありますが、働き方は個人に委ねられているのでセルフコントロールできる人であれば、むしろプラスになると考えています。当社のスローガンの一つである「全員リーダー」という精神はまさにそれだと思っていて、たとえ難しい問題があっても最後まで自分が見る!という意識は大事です。逆に制度に守られたい人には合わないと思います。

ーどんな人に来て欲しい?

僕の立場としてであれば、医療業界を変えてやろうという人ですね。医療ITは10年遅れていると言われています。その中で遠隔診療が急に解禁になったりと、背景としては手放しで喜べる状況ではないですが、事例は生まれたので変えられない訳じゃないということは証明できました。
こういった流れに乗るだけではなく、自らの考えで業界やサービスを変えていきたいというマインドの方とぜひ一緒に働きたいと思います。

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