Diverseは4月にMission/Value/Visionを
それぞれアップデートし、
カルチャーを刷新すべく動いています。
▼前編
▼後編
でも、こう思われる方も
多いのではないでしょうか?
そもそも何でアップデートしたの?
Mission/Value/Visionってそんなに大切?
Diverseは母体をライブドア、LINE、ミクシィと変えつつ成長を続けてきました。
そして2018年7月。
婚活支援事業で国内No.1である株式会社IBJグループへ。
「すべての人へ 出会いのプラットフォームを作る」
上記をミッションに掲げるDiverseにとって、
IBJグループへの加入は大きな転換点となります。
今回はDiverseの成り立ちを紐解き、
魅力ある会社作りに邁進する
津元社長に“あるべき組織の姿”を
聞いてみました!
スタートはライブドア時代。苦労の連続から見つけたマッチングの「価値」
━━ そもそもDiverseはどのようにスタートしたんですか?
当時、消滅する部署から人材を確保し、マッチングサービスを提供したのがDiverseの始まりです。
当時はまだ「ネットで男女が出会うサービス=出会い系」と捉えられていた時代で「誰もやりたがらない」「怪しい」、というイメージがついて回りましたね(笑)
━━ それでもこの事業をやろう、そう思ったきっかけは何ですか?
純粋に、恋愛って面白いじゃないですか。
飲み会や女子会でも、仕事の話半分、もう半分は恋愛の話じゃないですか?
言ってしまえば恋愛や結婚は、人にとって興味が尽きない分野だと思うんです。
苦労や問題があっても、その先には言いようもない幸せが待っている。
その幸せのお手伝いに携わっている。
このことって、強い意義があるな、と。
もちろんそれだけではありません。
マッチング事業は基本的に“サブスクリプション事業”なので、サービスの規模が大きくなればなるほど利益が出やすい、という経営的な側面もあります。
私自身、10年近くこの業界に携わっていますが、熱意は変わっていません。
規模が大きくなるにつれて聞こえてきた不協和音
━━ その後ミクシィグループの傘下に。どんな変化があったのでしょう。
2014年からミクシィグループにジョインしました。
特徴的だったのが、スタッフがグループ内で基本的に自由に異動できる制度があったことです。新卒を中心に、優秀なスタッフの方に多く入っていただきました。
事業も多角化し、人材が増えたのもこの時期ですね。
でも、私はあるジレンマを抱えました。
人数は増えているのに、統一感が取れていないこと。それに関連して業務のスピードが全然上がって行かない。結果として、売り上げも上がらない。
負のスパイラルです(苦笑)
━━ チームとしての方向性が見えなくなってしまった?
それ以前の問題かと。
もともとライブドア、LINE、ミクシィ時代では”一事業部”としてメンバーが集まっていました。すなわち、“Diverse”として集まったメンバーではなく、親会社のVisionやMissionに共感して集まっていたんです。
もっと言ってしまえば……VisionやMissionをわざわざDiverseが決めなくても、“もとからあった”という状態でした。
加えて、方針などを決める経営陣が全員、親会社籍だったので“DiverseのMissionやValueを決めなくても、普段の業務にはそれほど支障は出ない”であろう、と。組織としての正しいあり方を模索するでもなく、放置状態に。
それに加え、様々な会社の様々な社風が合わさり、まとまりがなく、ただ自由さだけが残ってしまいました。“Diverseとしての組織マネジメントをサボっていた”と言われても仕方ありません。
“これではいけない”という想いが、
日増しに強くなっていったのを覚えています。
企業が強くなるための土台造りに力を注ぐ
━━ その後、IBJグループにジョイン。大きく変わった点はなんでしょうか?
最も大きな点は、社員全員がDivese籍であること。そして、もう1つ大きく変わったのは人事・労務制度などの各種制度がDiverse独自でマネジメントするようになったことです。この点は過去の反省を活かした点でもあります。
いま考えれば当然なのですが、組織マネジメントは1つのビジョン、そしてMissionやValueに紐づくべきです。そのため、Diverseが子会社になると決まったとき、“Diverse独自の経営理念を設定したい”とIBJの社長にも伝えました。
これはIBJグループの傘下になる際の条件でもあり、最もこだわった部分でもあります。Missionをシンプルに、行動指針を3つに絞り、社員たちに浸透しやすいものに。細やかな工夫もこらしました。
何より、私の提案をすんなりと受け入れてくれたIBJの社長にはとても感謝しています。
━━ 過去の会社とIBJ傘下による端的な違いはどこにあると感じていますか?
“事業のスピード感”でしょうか。
IBJは婚活支援事業を手がけている日本最大手の会社。Diverseとの親和性も高く、“日本の少子化問題を解決したい”“ひとりでも多くのマッチングを生み出したい”という想いも強い。
そのため、経営方針のズレも少なく、事業の展開スピードが爆発的に速くなったんです。
これはDiverseにとって大きなプラスとなりました。
成長志向で、ユーザーに高い価値を提供することがマインドセット
━━ これほどまでに、Mission・Value、そしてカルチャー設定にこだわる理由は?
“70名前後の組織なのに、大企業化してきているなぁ”と感じたことですね。
具体的には…大きなチャレンジがない。意見は出るがジャッジしない、ユーザーファーストでない、それぞれが持つパフォーマンスを最大限に発揮できていない…などなど。
その環境を変えるためにも、Mission・Valueをきちんと設定することが必要だな、と気付いたんです。
━━ これまでなぜMission・Valueが浸透しなかったと思いますか?
理由は明確です(笑)
我々経営陣がMission・Valueをきちんとした形で、社員に伝えられていなかったから。
Mission・Valueの具体的な定義や基準をしっかり伝えられていなかったため、“会社が何を目指しているか?”という本質的な理解に繋がらなかったんですね。
その結果、様々な意見や誤解も生まれてしまいました。
誰を見て仕事をしたら良いのか曖昧で、チャレンジしないことに繋がってしまったのだと思います。
━━ Mission・Valueが持つ意義って大きいのですね。
はい、本当にそう思います。
Mission・Valueは設定したら終わり、ではなく、浸透させていくことが100倍くらい大事なので…。
これまでの反省をフルに活かしながら、
新しいことにチャレンジしていきたいですね。
直近のMission/Value/Visionのアップデートに絡めた
津元さんのインタビューでした!
会社がメンバーのことや組織のことを
いかに考えているか、
少しでも伝われば嬉しいですm(__)m
📝オフィスツアー動画を制作しました!
https://www.youtube.com/watch?v=QoptPGhlsPw
宜しければご覧くださいm(__)m