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【インタビュー】転職面接で選ばれる人と選ばれない人の違いを、Web業界の人事担当者に直接聞いてみた。2/4

リスティングプラス採用担当の人事のちーちゃんこと、
大和田千尋さんに採用に関する本音をインタビューしました!

今回は第2回目!
転職活動でも重要なリサーチについてお話を聞きました。

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大和田千尋
新卒で営業アウトソーシング会社に入社。飲食サイトの新規開拓など様々なクライアントの営業支援を行う。
その後、ゲーム会社の広告事業部、大手Web広告代理店を経て、2016年にリスティングプラスに入社。
当時なかった営業部の立上げメンバーとしてジョインし、約2年半を営業職で従事。
2019年に人事の立上げとして異動。現在は、採用、教育、労務など人事全般の業務に携わる。
▼Twitter
人事のちーちゃん
https://twitter.com/ChihiroOwada

リサーチ不足で仕事を誤解している人も多い

リスティングプラス(以下リ):転職面接を受けに来る方で、選考に通過しずらいよくある間違いや問題点などはありますか。

大和田さん:そうですね。先ほど未経験から1名を採用した時に「とてもよくリサーチしていたから」という点をポイントに挙げたのですが、逆に実際の業務内容についてあまり理解されていないまま応募されてくる方もいるんです。
そういう場合は、弊社だけでなくどこの会社でもなかなか選考を通過することが難しいと思います。

例えば、Webデザイナーの募集に「クリエイティブな仕事がしたい」という理由で応募してくださる場合などですね。

リ:デザイナーと言うと確かに「クリエイティブな仕事」というイメージがありますが、実際には違うということでしょうか。

大和田さん:デザイナーにもいろいろな種類があると思いますが、弊社の場合、デザイナーが担当するのは広告なんですよね。
広告デザインの場合、一番の目的として売上や集客があります。内容についてもWebディレクターやコピーライターがいて、成果を出すために何をどのように見せてほしいという指示があります。もちろん、クライアントの意向がある場合もあります。

そのような中で効果的なデザインを作成するのが仕事なわけですから、自分の思い通りに「作品」を作るという訳にはいきません。極端に言うと、反応を上げるためにデザインとしてはめちゃくちゃダサいものを作る可能性だってありますから。

広告は作品ではなくて、売上を上げるための仕掛けの1つなので、弊社のデザイナーはその目的を達成するために様々な技術を磨いていくわけです。
だからデザイナーとはいえ広告の知識が必要ですし、クライアントの意向を汲み取るためにコミュニケーション能力も必要、プロとして提案ができるプレゼンテーション能力も必要です。

リ:なるほど…デザインが好きだからとか、自分のクリエイティビティを活かして作品を作りたいという考えの方が入社してしまうと、確かに実際の業務に入った時に「思っていたのと違う」とミスマッチが起こる可能性がありますね。

大和田さん:そうなんです。それはお互いに不幸なので気を付けています。

未経験の場合完全に業務内容を理解することは難しいとしても、他の企業の同職種の情報も参考に見てみるなどが役立つと思います。

今はSNSで情報を発信している人もいますし、ある程度調べられると思うので、自分の思い込みで応募しないことが重要ですね。

何かを好きな気持ちはもちろん大事なのですが、面接のときには、その気持ちをもって入社後にどんなプロになっていきたいかを伝えるといいと思います。これはデザイナーだけでなく、他のどんな職種にも言えますね。

フィードバックへの反応で成長できる人材かどうかわかる

リ:面接中にそういう誤解をしているとか、事前に調べてこなかったなとわかった時は、その時点でもう不採用となってしまうのでしょうか。

大和田さん:会社によると思いますが、うちの場合はそんなことはありませんよ。ただ、実際にはこうだよということはお伝えします。
こちらとしては、その時の反応によってもその人の仕事への適性を見ています。

リ:仕事への適性ですか。それはどういうことでしょうか。

大和田さん:フィードバックに対してどう対応するかということですね。
Webマーケティングの業界は変化が激しいので、自分と違う考えや新しい考え方を受け入れられる頭の柔らかさが必要だと思います。それに若い人が多いので、人によっては自分より若い上司を持つこともあるでしょう。
だから、フィードバックを素直に受け入れられる人でないとなかなか成長が難しいのです。

自分の考えに対して「それは違うよ」と言われた時、まずは肯定的に受け止めてることができるか、それとも否定的に反応してしまうかというところは、この業界では成長に大きく影響する性質ですので注意して見ていますね。


次回は第3回!転職活動でも悩む、志望動機についてお話を聞きました。

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