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デジタルハリウッド大学の広告は、大学の広告ではない。

デジタルハリウッド株式会社では、2021年3月末まで渋谷および新宿エリアで街頭広告を展開しています。

平手友梨奈さんという才能あふれる方とご一緒できたこともあって、このビジュアルとタグラインとQRコードしかない広告を多くの人に話題にしていただいています。とても嬉しいです。

「大学の広告としては大規模ですごいですね!」と言って頂くこともあるのですが、私たちとしては、大学の広告というよりも、デジタルハリウッドという組織の価値観を知ってもらう活動だと意識してこの広告をつくりました。

高校生や大学生で「デジタルハリウッドを知っている」という人の多くは大学のことをお話しされます。ただ会社としては1994年に最初につくった学校であるクリエイター養成スクールのデジタルハリウッドや、デジタルハリウッド大学院、デジハリ・オンラインスクール、ジーズアカデミーなどさまざまなブランドの学校を運営しています。

私たちの学校で目指していることは、学びに来た人がより自分らしく生きること。これは大学を含めたすべての学校で意識していることです。

ではなぜデジタルハリウッドでクリエイティブを学ぶことが、自分らしく生きることに繋がるのか?

たとえば、もしあなたが家を出てすぐにスマホを忘れたことに気づいたら、遅刻しそうでも家にスマホを取りに帰りませんか?人と連絡がとれなくなる、行く場所がわからなくなる、移動中ヒマになる、理由はさまざまだと思いますが、その人が関心のある対象への入口は、リアルの世界でなくデジタルの空間に多く存在するのが今という時代だと思います。

さらには、遠隔診療、オンライン授業、VR空間と、リアルからデジタルへの引っ越しや二重化が進んでいます。そんな時代に全速力で突入しているわけですから、デジタル上で自由に表現や会話ができることは多くの人にとって生き方の選択肢を増やすことに繋がるはずです。選択肢が増えれば、より自分らしい生き方を選ぶことができます。

「自分らしい生き方」と書くと、とても優しい言葉に聞こえますが、違う言い方をすれば「自分の真のポテンシャルを発揮できる生き方」という感じでしょうか。先人たちの積み上げた“なんとなく良い大学、なんとなく安定した企業”という価値観から若い人たちが脱して、多くの人が自分の基準で動かなければ社会を支えていけないかもしれない、私たちはそういう風に考えています。

だから今回の広告では自分たちの学校の説明はひと言も書かず、自分らしく生きようということだけ書きました。また大学の広告にしたのは「主語が大学の方が若い人たちに届きやすいだろう」という考えからで、大学のPRがしたかったわけではないのです。そういえばTwitterでは「受験シーズンでもないのに、なぜ大学がこんな時期に大々的に広告を?」と書かれているのを見つけました。ここまで読んでいただい方には受験シーズンなど関係ない広告だったということがお分かりいただけることと思います。

このような形で私たちが想いを込めた大切な広告も、永遠に存在するわけではありません。契約には必ず期間があります。以下に掲出場所と終了日程を掲載しておきます。春らしいとても美しい広告になっています。首都圏にいらっしゃる方で、渋谷や新宿に行かれるご予定があれば、ぜひご覧になってください。

  • 渋谷
    ・旧東急東横店ビッグシート(3/31まで)
    ・渋谷憲章シート広告(3/31まで)
    ・QFRONT Q'sWall(3/30まで)
    ・渋谷駅東口地下東口地下広場B1F東棟連絡通路(3/28まで)
    ・渋谷駅東口B7番出口階段下壁面(3/28まで)
    ・渋谷駅東口地下広場大階段下り見附看板(3/28まで)
  • 新宿
    ・Flags壁面(3/29まで)

その他、首都圏の高校通学路にも看板広告を、都内の一部デジタルサイネージビジョンにも静止画を放映しています。いずれも3月中に終了します。

最後に。

みんなを生きるな。自分を生きよう。

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