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出社前に海?宮崎で叶えるサテライトオフィスの働き方とは

大都市圏に本社がありながら、地方に拠点を構える「サテライトオフィス」。子育てや介護、「地方に住んでみたい」といった様々な人の理想的な働き方を叶える新しいオフィスの形として、導入する企業が増えてきています。

デジタリフトもその1つ。2019年10月、宮崎県に本社機能の一部を移した「サテライトオフィス」を設置し、広告の運用・管理などの業務にあたっています。

ヤシの木が並ぶ海岸で、出社前には釣り……?今回は、南国の暖かい雰囲気のなかで仕事をしながら、東京本社の中枢機能を担う宮崎オフィスのエッジが効いた働き方について、大阪府から宮崎県に移住した宮崎オフィス責任者、野津手俊幸さんに聞きました!


野津手 俊幸(のつて・としゆき)
大阪でPCスクールの講師やホテルのWebサイトの運営・管理に携わった後、宮崎へ移住。広告代理店やWeb系スタートアップで広告の運用管理を経験し、デジタリフトへ入社。現在は宮崎オフィスの責任者を務める。

宮崎と東京での分業制

ーー宮崎オフィスの業務内容を教えてください。

東京のコンサルタントメンバーが受注したクライアントの、広告運用や管理がメインの業務内容です。東京のコンサルタントメンバーと連絡を取りながら、どうすればお客様の業績に貢献できるかを考え、広告のパフォーマンスをチューニングしています。

ーー宮崎オフィスのメンバーはどんな方ですか?

今は全部で9人のメンバーがいます。私以外は宮崎出身で、前職でWeb広告の運用経験があるメンバーがほとんどです。ある程度経験を積んで、「地元に戻って仕事がしたい」と宮崎での仕事を探しているときにデジタリフトを見つけた、というメンバーが多いですね。

オフィス全体の雰囲気は静かな方かなと感じます。クライアント一社につき一人が担当になっているので、基本的には黙々と業務に向き合うような形です。一方で、自分の担当している業務で困ったことがあれば、コミュニケーションしながら協力できる体制です。

土地柄か、真面目であたたかい雰囲気が宮崎オフィスの特徴ですね。

ーー宮崎オフィスはどのような環境にあるのですか?

宮崎の中心街に位置しています。ですので、仕事終わりに飲みに行けるような飲食店が近くにたくさんありますし、日本で増えているサテライトオフィスの中では恵まれた環境だと思いますね。

ーー地方拠点だからこそのメリットはありますか?

やはり自然が近いのは嬉しいです。海や山に車で10分程度で行けるので、休日にそうした場所でリフレッシュできるのは地方ならではだと思います。もちろん都内にも自然を感じられる公園などはありますが、宮崎ではもっとスケールが大きな生の自然を身近に体感できるので、個人的にはかなり癒やされていますね。通勤前に海に行ってから出社するメンバーもいますし、アウトドア系の趣味がある人にはぴったりの環境かもしれません(笑)

ーー確かにそれは都心ではなかなか難しいライフスタイルですね。

そうかもしれませんね。地方なので家賃も都心に比べて安いですし、きちんとしたスキルや経験があれば、文字通りの悠々自適な生活ができる環境ではあります。

個人的にはこうした生活を送りながら、東京の大きな企業の支援ができる点に魅力を感じています。仕事の可能性を広げてくれたインターネットの恩恵と言えると思います。

目指すは広告のプロフェッショナル集団。サテライトオフィスの「仕事の流儀」

ーー本社から離れた場所で仕事をする上で困ったことはないですか?

特にはないですね。もっとも、物理的に距離があるので連絡はオンラインが中心となりますが、今って同じオフィスにいてもチャットで連絡するのが当たり前な場面もあるじゃないですか。なのでそこまで違和感は感じません。宮崎のメンバー間では普通に対面で相談するときもありますし、そこまで影響は感じないですね。

ーーとはいえ、クライアントとのやり取りなどもあると思うのですが、そこも問題ないのでしょうか?

確かにクライアントは東京の企業が多いですが、基本的な窓口は東京のコンサルタントになっているので問題はありません。

ただ、コンサルタントとクライアントでのメールのやり取りは業務上かなり重要なので、必ず目を通しています。

ーー具体的にどう重要なのでしょう?

物理的な距離という制約のなかで、東京はコンサルティング業務、宮崎は広告の運用という分業になっているので、より深くクライアントを理解するためには、メールからクライアントの反応や情報を読み取って先回りしておけるかがかなり重要になってくるんです。

コンサルタントのメンバーから「やってほしいことがあるんだけど」と言われたときに、「あ、取り掛かってますよ」と言えるのが最高の状態ですね。

ーー運用担当としてできることを最大限に広げるために、ということですね。

そうですね。やはり私たちにとっては広告の運用パフォーマンスが最大のコミュニケーション手段であり、成果につながる部分なので、それを最大限に発揮するためには、あらゆる情報を頭に入れて、クライアントへの提案に結びつけることが重要です。

ーーそこがある意味評価にも直結するわけですね。

おっしゃるとおりですね。もちろん最終的な指標に広告の完成度はありますが、成果を上げられるメンバーはコミュニケーションに敏感で、あらゆるところから情報を収集しているように思います。私自身も多いときは一日100件以上のメールに目を通していますし、必要であれば電話やメールで直接連絡をすることもありますね。

宮崎オフィスは拡大期。より存在感のあるチームに

ーー今後の宮崎オフィスの展望はありますか?

これからさらに人数を増やして、より存在感のあるチームにしていきたいです。オフィス拡張の話もあり、宮崎オフィスは今、拡大期を迎えています。

特に、今後は広告運用のプロフェッショナルとして、特定分野のスペシャリストが集まったチームを目指していきたいと思います。

ーー分業ならではのスペシャリスト集団ということですね。

そうですね。東京のコンサルタントはクライアントの課題の深堀りが必要な業務なので、いわゆる「全体最適」を目指す指向性があります。

一方で私たちが行っている広告の運用管理は、媒体別の傾向を理解した上で、広告企画の運用方針など「専門領域」を深めていくポジションになります。宮崎オフィスはこうした強みに特化した組織になっていくとよいなと考えています。

ーー人数も増やしていくとのことですが、今後はどのような方と一緒に働きたいですか?

大前提として、クライアントの成長に必要な数値を伸ばすという目標を実現するために、自ら考えて動ける方と一緒に働きたいですね。

あとは、クライアントの商品やサービスをアピールしたい、応援したいと思っている人だと嬉しいですね。基本的には誰かを応援したいと思える人で、そのために自分には何ができるのかを考えられる人だと嬉しいです。

2020年9月1日時点

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