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キャッシュアウトじゃない?スタートアップにおける一番のリスクとは何か

おはようございます!
三井滉平です。

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日曜は思考の発散みたいな感じで、最近ふわふわと考えていることを書いていきます。

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最近「リスク」について色々と考えていました。

会社経営している中での一番のリスクはキャッシュアウト(会社の倒産)であり、挑戦が止まってしまうことだと思ってます。特に僕らみたいな設立2年目のスタートアップは、必死にバーンレートを抑えて、なんとかPMFを目指そう!という感じです。

ただ、キャッシュアウトを過度に怖がると、バリュエーション低めで早めに調達してしまい、シードくらいのフェーズで株式を過剰に放出してしまう可能性があります。お金がなくなるかもしれないという怖さを無くすための調達になってしまいます。この気持ちはわかるなあ、、。

一概に早めにしてはいけないとか、ギリギリまで粘った方がいいとかではなく、Exitから戦略的に考えて適切なバリュエーションとタイミングで調達はすべきで、自分たちの感情によってそこをぶらしてはダメだなと思いますね。

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で、挑戦が止まること(キャッシュアウト)を最大のリスクと設定した時に、とにかくバーンレートを下げて生き延びれる時間を長くしようと思ってしまうんです。もちろん、必要以上のコストをかけてはいけないので、とにかくバーンレートを下げる思考は大事です。その前提の上で、いつの間にかPMF達成や次のラウンドに進むことではなく、生き延びることが目的になってしまう時があります。手段が目的化してしまうって奴ですね。

僕自身、収支や戦略を考えている中で、できるだけバーンレートを下げようと考えていると、そっちに集中してしまい、メインのプロダクトの価値を上げることをそっちのけで思考が進んでしまっていることがあります。途中で気づき、「ああ、これは意味ない思考だ。あくまで目的はプロダクトを磨き込むことだ。そのためのお金の使い方をしなきゃ。」と思考を戻します。

よく、潰れないけど何も前に進んでいないスタートアップを”ゾンビ企業”と言いますが、ゾンビ企業は途中で手段が目的化してしまって、そこに気づかずに進んでしまうから起きるのかもしれないと思いました。

僕も個人事業主の時に受託案件などやってましたが、ここに会社として手を出すと一定の売上が上がってしまうわけです。スタートアップで何ヶ月もずっと売上0で赤字を垂れ流し続けている中で、受託をやって売上が数十万とか入ってきたらマジで救いなので、そこに手を出したくなるのはめちゃくちゃわかります。経営陣として、なんとしてもこの会社を潰さないようにと頭が働くのは自然のことなので、ずっと赤字であと何ヶ月後に会社が終わる、、となるとそりゃ焦ります。

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この辺はもちろんバランスで、受託が悪いわけでも、バーンレートをあげまくって走るのが良いわけでもなく、ちゃんと適切に進むことが大事なんだと思います。

なので、スタートアップにおける一番のリスクは「ビジョンの達成(プロダクトを磨き込む)よりも会社の存続が目的になってしまうこと」だと思います。

表現が難しいな。会社をなんとしても残すことは社長にとってマストな作業ですが、それが目的になって、チームメンバー全員の目がそっちに行くことは、スタートアップという社会を変革しようとしている集団にとっては、会社は残っていても魂が死んでいる状態(失敗)と同義だと思ってます。

なので僕も、ぶるぶる震えながらもスタートアップとしての存在意義、自分たちの会社やプロダクトを作った理由や目的を忘れずに、常にその達成を最優先事項に置いた意思決定をしていきます。それを最上位に置いた上で、ファイナンスの戦略があるので、なんとしても挑戦が止まらないように走りまくります。

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そんな事を思っている今日この頃です。

おわり。

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