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VRの3D制作すべてを担う「3Dの要」が大切にしていること

現在すべての案件においてクオリティの高い3DCGを制作するその姿は、まさに「3Dの要」。そんな彼の高いスキルの秘訣は「相手への思いやり」にありました。

■プロフィール

高校時代は家族の影響もあり、大工を目指して建築系の学校へ。漠然と「モノづくりがしたい」と夢を抱きながら、CAD等に触れる中で「コンピューターでモノづくりができたら面白そうだ」と考える。その後は専門学校に進学して3Dを3年間学び、3DCG制作会社へと入社。ゲームや遊技機などの3D制作に携わり、モデリングやモーションなど、3D制作の全行程におけるスキルを実務の中で磨いていく。7年間同社にて制作に携わった後、「開発も自分でできるようになりたい」と思い始め、ダズルに入社。

■すべての始まりは「モノづくり」にかける情熱から

高校時代は建築系の学校に通っていました。祖父が大工だったこともあり、当時は大工を目指していたんです。漠然と「モノづくりがしたい」と考えていたので、「建築」という観点からモノづくりをすることばかりを当時は考えていました。しかし、学校の授業の中でCADなどのコンピューターソフトを扱うことがあり、コンピューターでモノづくりをすることの面白さに触れたことで心境に変化が。「コンピューターでモノが創れたら面白そうだ」。徐々に興味はコンピューターでのモノづくりに向き始め、卒業後は専門学校へ進学することを決意しました。 専門学校へ進学後は3年間3Dを勉強。モデリングやモーション、テクスチャなど、一通りの工程を専門学校で学びました。卒業後は3D制作会社に入社し、3DCGに関わるものを全般的に制作していました。中でも、ゲームや遊技機は案件としても多く、自然とゲームに携わるようになっていきましたね。当時は学校で学んだことを活かしながら制作していましたが、実務の中で覚えることも多々ありました。 しかし、会社は下請けが専門。様々な案件に携われることは面白みの一つでもありましたが、スキルも徐々に身についてきた頃、与えられたものをひたすらやり続ける業務からもう一つステップアップしたいと考えるようになりました。開発や企画にも携わってみたい。そう思い始めたときに出会ったのがダズルでした。

■相手の意図や欲しいものを常に考える

現在、ダズルではVRの3D制作全般に携わっています。また、ダズルには3Dデザイナーが多くないので、制作スキルやクオリティを上げるために各案件の監修も担当。 これまでは下請けとしてクライアントの要望に沿ったものを制作してきましたが、自分で何かを生み出すダズルに入社してからも、根本的には概ね同じだと実感しています。開発現場では、エンジニアや企画のメンバーも同じプロジェクトにジョインしているので、相手の意図や欲しいものを常に考えて成果物として出す必要があります。 これは、前職で培ってきたヒヤリングの力が役に立っていると感じています。前職では、クライアントが何を意図してこの依頼をしているのか、どんなクリエイティブを求めているのかを正確に汲み取っていかないと、やり取りの回数が増え、結果的に膨大な工数が必要になることもありました。こうした環境の中で長年制作に携わってきたので、自ずと「相手の意図を汲み取る」力は身についてきましたね。特に「相手がこうされたら嫌だろう」というものが何となく分かるようになったのは大きいと思っています。 プロジェクトに関わっている様々な職種のメンバーが、どのような意図をもって依頼しているのか、どのようなクリエイティブを求めているのか、そういったことを正確に汲み取っていくことで、プロジェクトもスムーズに進められますし、問題が起きる頻度も圧倒的に少なくなります。ダズルでは、社内に3Dのノウハウをもつメンバーが多くないこともあるので、Unityで詰まっているエンジニアに対してアドバイスを積極的にすることも。自分の知識が活かせるところは職種問わず活かすことで、プロジェクトを円滑に進められるよう意識しています。 「クライアントを大事にする」ことが「メンバーを大事にする」ことに変わっても、根本的には同じだと感じています。

■メンバーと共により大きなVRコンテンツ制作を成し遂げたい

現在、ダズルでは3Dデザインスキル向上のため、2Dイラストレーターも3D制作を学んでいます。業界の流れとしても、2Dイラストレーターの方が3Dデザインスキルを身につけることも増えてきました。その過程において、分からないことがあったときに質問されることも多くなりましたが、2Dイラストレーターの方はデッサンができるので基礎力が高いと感じています。自分は2Dイラストが描けないので、そのあたりは素直に凄いと思いますね。 今後は社内の2Dイラストレーターに、3Dに起こす能力を身につけてもらうことはもちろん、2Dイラストレーターの強みである「手書き力」を活かしてテクスチャのスキルを伸ばしていってほしいと思っています。そして、学ぶ上で出来る限りの手助けをしていくことで、ダズル全体として3Dデザインスキルの底上げを狙っています。 現在は3Dデザインスキル強化中ですが、デザイナー全体としてスキルが上がってきたら、ゆくゆくは大型のVR案件も制作してみたいです。例えば、遊園地のアトラクションにダズルのVRコンテンツを導入してみたり。現状、ダズルのVRコンテンツでは研究開発も兼ねたカジュアルゲームが中心になっていますが、ダズル全体にノウハウが蓄積されてきたら、今よりもっと大きなVRコンテンツ制作に携わっていきたいですね。

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