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食品メーカーで心から感じた課題を解決。ないがしろにされがちな「作る側」を支える熱い仕事

デイブレイクのセールスには、大きく分けて「特殊冷凍機・アートロックフリーザーを売る、機械セールス部門」と「業務用の特殊冷凍食材を売る、フード部門」があります。

今回お話をうかがったのは、2社の食品メーカー営業を経て、2022年9月にフード部門のセールスに転職した佐藤朋子さん。

業界内をよく知るからこそ、心から解決したい課題や叶えたい夢があります。そんな佐藤さんに、熱い想いをうかがいました。

佐藤朋子さん
  • これまでのキャリア:和菓子メーカー営業、飲料メーカー営業を経て、デイブレイクへ
  • デイブレイクへ転職した決め手:生産者を大事にする、食品ロスをなくすなど「生産側のことを考えている企業がいる」と感動
  • デイブレイクの魅力:事業内容、スピード感ある仕事、幅広い知識が身に付くこと、生産者さんとの体温の通った仕事

許されない欠品、食品ロス。食品メーカーで感じた課題

新卒の就職から、ずっと一貫して食品に関わる仕事をしている佐藤さん。食がずっと大好きなのかと思いきや、「プライベートでの食への興味は人並みくらい。でも仕事となると、売っていて楽しいのも、他社の新商品などの情報収集が楽しいのも、食です」とのこと。そんな佐藤さんが新卒で和菓子メーカーに入社した理由を聞くと「不純な動機です(笑)」と振り返りました。


「就職説明会の際に、そのメーカーが出しているお菓子をいただいて。就活生の遠慮のかたまりで残ってしまったものを『せっかくだから、全部持って帰りなよ!』と言われて、『なんて優しいんだろう、ここにします!』と面接を受け、とんとんと内定をいただきました…(笑)」


和菓子メーカーに就職後、営業に配属。まず関東の支社で東日本の営業を担当することになりました。まだまだ東日本では未開拓のメーカーだったため、新規営業の割合も少なくありません。4年の関東支社勤務を経た後、そのメーカーがすでに根付き、自社商品が売られていて当たり前の地・九州地区へ異動。関東時代とは異なり、取扱店をひとつずつまわって、売り場を作っていくような地道な営業活動が求められるようになり、言葉は同じ「営業」でも、仕事内容はまったく違いました。

「同じ会社でもこんなに変わるなら、別の会社ではもっと学べることがあるはず」と転職を考え始めます。


さらに和菓子は賞味期限が短い商品。出荷数予測を外してしまい商品が余ると、なんとか廃棄にならないように売ってもらうべく、1日かけて比較的売れ行きがいい別の取扱店に価格を下げてでも追加で頼み込む…。寿命の短い商品を扱うことの難しさに思い悩む日々が続き、和菓子よりずっと賞味期限が長い商品が多い、飲料メーカーへ転職しました。

毎週新商品が並ぶコンビニの営業担当になり、開発担当と何度もやりとりをしながら労力をかけてできあがった商品が店頭に並んだときは感動もひとしお。

しかし、賞味期限とは、まったく異なる問題に直面することとなります。

「欠品が許されない」という世界と、それにともなう食品ロスです。

基本的に、商品の欠品は許されません。予想以上の売れ行きで在庫がなくなりそうであれば「何がなんでも持っていく」ような世界で、ときには「何百本かの欠品」を避けるために、最低ロットである「何万本かの追加生産」を行うこともあったといいます。


「時間をかけて商品化して、欠品をしないように細心の注意を払って、最終的に作りすぎて、売れ残って、どうにか販売してくれる売り先を時間を割いて探し回る。何をやっているんだろう? なんのためにこれを作ったんだっけ、と…。再度転職を考え、次は食品業界は一度やめておこう、と思っていました」


そんなときに偶然出会ったのが、デイブレイクでした。


ないがしろにされがちだった「作る側」に寄り添うデイブレイクの社会的意義

「まったく別の業種に転職しよう。そして自分が営業に出るのではなく、今度はサポートの職種にしよう」という気持ちでWantedlyを眺めていたときに、おそらく経歴に食品メーカーを入れていたことで、おすすめ企業として出てきたのが出会いのきっかけです。


「『食品業界の世明けを目指します』という一文に目を奪われました。食品業界は『お客さん第一で、幸せを届けます』という企業が多いので、ないがしろにされがちだった『作る側の明るい未来』に着目してくれて、作る側のことを考えてくれる企業がいるんだと、心に沁みました。

他にも、生産者の方を大事にしていること、冷凍の技術で食品ロスをなくしたいこと、ロスをマイナスなこととして捉えるのではなく、ポジティブに活用し、さらに良い商品を作り出そうとしていること…あらゆることに感動しました。ここなら、今まで私がいたメーカー(作る側)の人たちを助ける仕事ができるんじゃないかと感じました」


とはいえ、どちらかといえばこれまでは老舗寄りのメーカーにいた佐藤さんにとって、デイブレイクのようなベンチャー企業への転職は勇気が必要でした。ドラマなどの影響で「若めでイケイケ、会社にyogiboがありそう」という想像が膨らみ、果たして本当にそこで自分が働けるのか、下調べの期間を設けました。1〜2か月ほどデイブレイクのwebサイトや社長のSNSをチェックし、他のベンチャー企業へ転職した友人へ実際の働き方などをヒアリング。その期間を経て、思い切って、応募をすることを決意しました。


「『カジュアル面談』という言葉にもどこか尻込みして、Wantedlyで知ったのに、他の転職サイトから応募して…。今思えばそんなに怖がることはまったくないんですけどね(笑)。面接の前にしていただいた企業説明も本当に丁寧。勝手に想像していた『ベンチャーって適当なんじゃないか』というイメージが一変しました」


当初はセールスアシスタントの職種に応募して面接を受けたものの、フード事業のセールスへの興味の有無を問われ、そちらで採用されることとなりました。


熱意ある社員、あたたかいやりとり。デイブレイクの、体温がある仕事

デイブレイクのフード事業は、おいしく鮮度がいい厳選された素材を、デイブレイク独自の「特殊冷凍」技術で保存し、とれたてのおいしさそのままで、飲食店や企業にお届けするビジネス。高品質なまま長期保存可能なのはもちろん、すでに使いやすく加工された状態なので、飲食店の仕込みや調理の手間を減らしながらメニューに活用しやすいのも魅力です。


飲食店には「高品質且つ作業効率改善に役立つような食材で、おいしい感動を提供するお店として、事業を長く持続させるお手伝い」、そして生産者には「鮮度がすぐに落ちやすい食材や、味はまったく問題ないのに規格外とされて使えなかった食材の活用」を実現する、佐藤さんが食品メーカー時代に抱えていた課題を解決できる、非常にサステナブルな事業です。


佐藤さんが入社後にまず驚いたのは、スピード感、そして扱う分野の広さです。

「これがベンチャー企業か、と(笑)。体感として、これまでの4〜5倍くらいのスピード感で仕事をします。『そんな話、夢物語では?』と思っていたことが、1か月後にはもう進んでいることも、1週間前とやるべきことの方針が変わることもたくさんある。その上で、今までは和菓子なら和菓子だけ、飲料なら飲料だけ売っていたのが、今はお客さんによって売るものがまったく異なります。昨日はラーメン、今日はおにぎり、明日はケーキ。猛スピードで、新しい知識がたくさん身に付いていきました」


さらに感動したのは、デイブレイク社員の熱量、そして情報感度の高さ。

「入社して刺激を受けたのが、皆さん『テレビでこんなことをやっていたよ』とちょっとした情報をアンテナを張ってチェックして共有する方が多いこと。全体で共有してみんなで上がっていこう、という意識が根付いていると感じます。誰かが受注を取ればみんなで喜ぶし、みんなで伸ばし合って成長していく。いい雰囲気です」


また、生産者さんとの距離の近さと、それにともなう体温の通った仕事も魅力。

これまで働いていたメーカーでは、実際に商品を作る工場の方とは、「名前は知っているけれど、緊急の依頼をするときに、他の担当を介してやりとりをする」くらいの関係性で、どこか遠い存在だったと振り返ります。けれど、デイブレイクに転職してからは、レギュラーで10社ほどの生産者さんと、電話やメールで直接やりとりをするように変わりました。


「たとえば私が『この企業さんに提案したいんですが、いいでしょうか?』と確認の連絡をしただけで『提案してくれてありがとう』と返事が来たときは、本当に驚きました。まだ提案が決まったわけでも、実際にしてさえもいないのに、確認するだけで喜ばれるなんて、なんて体温が通った仕事なんだろうと。実際に提案が決まって商品が入ったら『見てください!』と報告の写真を送るなど、密にやりとりをしています。社会人1年目の、担当した商品が初めて売り場に並んだときのあの感動を日々味わえるような、そんな感覚です」


食品メーカー時代に抱えていたモヤモヤや課題を、日々の仕事で少しずつ解決できていく感覚。それは代え難い仕事です。

これからも、食品ロスに悩むメーカーなど「作る側」の課題を解決したい、という強い思いは変わりません。


「いきなりガラッと変わるのは難しく、きっとすごく時間がかかります。けれど、食品業界のロスの問題を変えようとしている会社が存在していることをもっと知ってもらって、固定概念に一石を投じるような仕事ができていけたら…。デイブレイクには、意外と食品業界出身のメンバーが少ないので、食品メーカーを経験してきた私だからこそ知っている知識を活かしていきたいと、強く思っています」




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