こんにちは。株式会社dscの代表 加藤です。
現在、dscではスポーツテックSaas事業を新規として立ち上げたく、事業検討を進めています。
どうしてdscがスポーツテックSaasに挑戦するのか、どのような方と新規事業を作っていきたいのか採用観点込みで書いております。
ぜひ最後までお付き合いください。
【目次】
- スポーツ業界が抱える構造的課題と、テクノロジーによる解決への挑戦
- テクノロジーで実現する、新しいスポーツビジネスの形
- スポーツテックSaas事業を創るエンジニアを探しています
1. スポーツ業界が抱える構造的課題と、テクノロジーによる解決への挑戦
私たちdscは設立以来15年以上、スポーツ界の環境改善に取り組んできました。映像制作からスタートし、インターネットを活用したメディアやサービスの開発、そしてキャリア支援へと事業を拡大。その過程で、スポーツ業界特有の構造的な課題が見えてきました。
多くのプロリーグやクラブ、スポーツ団体では、一部の業務においてデジタル化され効率化が進んでいるものの、アナログな方法で施策の企画をしたり、業務遂行を行っている場面が残ってしまっています。本来、戦略立案や選手のサポート、ファンとの関係構築といった本質的な業務に時間を使うべき現場スタッフが、日々目の前の業務に追われ、多くの業務が属人化してしまっており、改善できる点が多くあると考えています。
この課題に対し、汎用的なSaaSを導入する選択肢もあると思います。しかし、スポーツ業界特有の習慣や業務フローに最適化されていないため、かえって現場の負担が増えるケースも少なくありません。
そこで私たちは、スポーツ界に特化したバーティカルSaaS/AIサービスの開発に挑戦していきます。長年築いてきたプロリーグやクラブとの関係性、現場への深い理解などの強みを活かし、コンテンツ事業において蓄積し活用してきた知見やデータを用いて、本当に必要とされるソリューションを提供していきたいと考えています。
2. テクノロジーで実現する、新しいスポーツビジネスの形
新規事業として立ち上げるスポーツテックSaaS事業では、大きく二つ実現したいことがあります。
一つは、データを活用した業務効率化と組織強化を支援するバーティカルSaaSプラットフォームの開発です。現場の基幹業務をデジタル化し、業務プロセスを効率化することで、スタッフがより本質的な業務に時間を使える環境を整えます。具体的には、データの一元管理や業務の自動化、レポーティングの効率化など、現場が抱える実務的な課題に直接アプローチしていきます。
もう一つは、その基盤の上に構築するAIを活用したソリューションです。生成AI技術を活用したコンテンツ作成支援や、データ分析に基づく意思決定支援など、より高度な業務支援を実現していきます。かつてSNSの普及期に、私たちがいち早くその波を捉えてスポーツ界のデジタルコミュニケーションを支援してきたように、今度はAIという新たな波を、業界により良い形で取り入れていくサポートをしていきます。
このプロジェクトの特徴は、スモールスタートでの展開です。特定の業務や課題に特化したソリューションから始め、現場のフィードバックを得ながら段階的に機能を拡充していく予定です。これは、私たちがこれまで大切にしてきた「現場に寄り添う」というアプローチを、テクノロジー領域でも実践していくということです。
開発体制としては、新規事業部門として独立したチームを組成します。既存の事業とは別のチームとして、スピーディーな意思決定と開発を可能にする環境を整えます。ただし、社内の既存エンジニアとも定期的な技術共有の機会を設け、dsc全体としての技術力向上も図っていきます。
3. スポーツテックSaas事業を創るエンジニアを探しています
この新規事業は、dscグループの新たな柱となる事業です。コンテンツ制作、クラブ運営、キャリア支援に次ぐ、4本目の柱として位置づけています。そのため、最初のメンバーには、単なる技術者としてではなく、事業を共に創っていくパートナーとして活躍してほしいと考えています。
具体的には、以下のような方との出会いを期待しています:
- 事業開発の視点を持ち、要件定義から実装までを主導できる方
- データを活用したサービス・業務改善の仕組みを作ることに興味ある方
- 新規事業開発に興味があり、0→1の経験がある方、もしくはその経験を積みたい方
- AI技術への関心が高く、実サービスでの活用に意欲的な方
- 新しい技術トレンドへの感度が高く、キャッチアップ力のある方
- ユーザー視点でのプロダクト開発を大切にできる方
ただし、これらは必須の要件ではありません。それよりも重視しているのは、以下のような素養です:
- スポーツ界の変革に情熱を持って取り組める
- 技術を通じて社会に貢献したいという想いがある
- 現場の課題に真摯に向き合い、解決策を追求できる
dscには、一人ひとりが自分の熱量のあることを推進できる文化があります。表に出て派手に活躍するのではなく、縁の下の力持ちとして、業界の基盤を支えていく。そんな地道な挑戦に共感できる方を求めています。
マネジメント経験は必須ではありません。むしろ、現場で手を動かしながらチームを大きくしていける方を歓迎します。
スポーツテック領域は、まだまだ未成熟の分野です。先行する企業/サービスも出てきていますが、市場の潜在的なニーズに対してプレイヤーはまだまだ限られており、私たちにとって大きなチャンスです。
技術で業界の未来を創っていきたい。その想いを持った方々と、新しい挑戦ができることを心待ちにしています。
事業やポジションの詳細については、カジュアル面談でもお話しできればと思います。まずはお気軽にエントリーください。