株式会社CyberZは、2019年6月21日(金)、Facebook社と共同でマンガアプリディベロッパー向けのセミナー「CyberZ×Facebook社共同セミナー for マンガアプリディベロッパー」を開催いたしました。その際の様子を少しご紹介いたします。
CyberZ AC事業部 局長 深見 一平(ふかみ いっぺい)
当社からは、広告代理事業部にてサービス領域を担当している深見 一平が登壇し、「メディアとしてのFacebook」「FacebookにおけるA/Bテスト事例」「Facebookにおけるクリエイティブテクニック」などをお話しさせて頂きました。Facebook社からは営業本部長の日下部 大(くさかべ すぐる)氏が登壇し、「マンガアプリにおけるFacebookの好プロモーション事例の共有」「広告効果を最大化させるためのポイント」をFacebookのアルゴリズムを交えながらご紹介頂きました。当日のセミナー内容から一部ご紹介いたします。
<マンガサービス向けのダイナミック広告の活用>
ダイナミック広告をECや旅行系サービスに活用することは主流となっていましたが、マンガサービスにおいても、ダイナミック広告を活用する新しい手法をご紹介。
従来のダイナミック広告では、広告におけるマンガの表現方法が限られていたことに課題がありましたが、当社ではツールの開発、提供によりマンガ向けの「ダイナミックカルーセル」を実現しました。広告における表現の拡張と、ダイナミックの機能により「人」と「作品」のレコメンド精度が向上し、獲得効率の大幅な改善を期待できます。
ダイナミック広告に関して、Facebook社日下部氏からは、効果をあげるために、「シグナル」の活用が重要であることをお話頂きました。Facebook広告の機械学習効果は、SDK・ピクセルのシグナル量に相関するため、シグナルの質と量を上げていくことで大幅な効率改善が見込めます。広告主様のみが保有する有力な顧客データを活用することで配信を最適化し、分析・運用していくことが重要になるとのことでした。
当社では、今後マンガサービス向けプロモーションの新たなトレンドとして、シグナルを活用したダイナミック広告の導入を推進してまいります。
<CTR128%改善!カルーセルクリエイティブ、5枚と10枚で効果検証>
当社では、Facebook広告フォーマットのひとつである静止画カルーセルにて、同素材を用いたクリエイティブ枚数での効果検証を実施いたしました。結果として、多数のカルーセルが少数のカルーセル広告に比べてCPMが87%抑制され、CTRが128%改善いたしました。これにより、枚数が多い方が、ストーリー性がしっかり伝わり、「続きが気になる」というユーザー心理をうまく引出せる構成であったと考えられます。
<10枚目に表紙絵+アプリアイコンでCTVR124%改善>
また、10枚で構成されるカルーセル広告のクリエイティブにおいて、最後の1枚を作品のワンシーンで構成したクリエイティブよりも、作品の表紙絵とアプリアイコンを載せたクリエイティブの方がCTVRが124%改善する結果となる事例もご紹介させていただきました。アプリアイコンを入れることで、クリエイティブとアプリストアの導線をうまく繋げることができ、改善できた結果であると考えられます。
Facebook社 営業本部長・日下部 大(くさかべ すぐる)氏
セミナーの最後には、当社社員と参加者の皆様を交えてディスカッションを実施いたしました。「Facebookの広告プロダクト活用法」について、各社のノウハウや課題を共有しながら、Facebook運用で広告効果を最大化させるための施策を議論いたしました。ディスカッション後の発表では、このような機能を追加してほしいという開発要望や、運用方法についての質問も複数あがり、日下部氏からは、参加者の皆様から出たご意見やご要望に適った広告プロダクトの開発について、今後ご検討していくとお話頂きました。
CyberZはスマートフォン広告に特化した代理店としてこれまで培ってきたノウハウ・強みを活かし、今後も広告主様のニーズにお答えし続けるべく、積極的に情報提供の場を設けて参ります!
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CyberZ社員出張登壇 第2弾!広告プラットフォームとしてのeスポーツとは~社外向け勉強会レポート~
「CyberZ社員出張登壇!社外向け勉強会レポート~今後の展望と可能性を秘めた「動画広告マーケティング」講座~」
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