サイバーエージェントでは、社会人として就業経験がある人が新卒採用にチャレンジできる「Re:Career(リキャリア)採用」を実施しています。「Re:Career採用」を経てこの春クリエイターとして新卒入社した宮良に、これまでの経歴や転職活動について聞きました。
【プロフィール】
宮良 理人
千葉大学卒業後、ベンチャー企業に入社し、UXデザイナーとして就業。「Re:Career採用」を経て、2024年4月にサイバーエージェントへ新卒入社。現在は「AmebaLIFE事業本部」の開発局でデザイナーとして従事。
クリエイターとしての土台を固めるため転職を決意
─ これまでの経歴について教えてください。
2018年4月に千葉大学 総合工学部 デザインコースに入学し、大学2年生までは授業の課題やダンスサークルの活動、大学3年生からは研究室のプロジェクトやベンチャー企業でのアルバイトに力を入れていました。
大学卒業後、アルバイトをしていたベンチャー企業へ新卒入社。UXデザイナーとして自社サービスのUIデザインの改善提案や内部で使用しているアイコンの制作、メールマガジンに関する業務を担当しました。
─ 転職を考えた理由は何でしたか?
転職を考えはじめた理由は3つあります。
1つ目は、プロのクリエイターとしての土台のなさを痛感したことです。新しいことがしたい、挑戦したい、早く実践経験を積みたいという想いでベンチャー企業に入りましたが、思ったように上手くいかないと感じるタイミングが度々ありました。一緒に働いている30~40代の方と自分の差を考えた時に、クリエイターとしての土台が圧倒的に足りないと感じました。
2つ目は、サービスに対してやりたいことと、リソースのバランスです。1社目はベンチャー企業ということもあり、常にリソースは不足していました。やるべきこと・やりたいことを実現することがなかなか難しく、常に歯痒い思いをしていました。
3つ目は、業務でワクワクする機会が減ったことです。前職で提供していたサービスが1つだったこともあり、業務内容は次第に固定化していきました。入社したころと比べると、日々ワクワクを感じることが少なくなっていきました。
また、入社してすぐに新規サービスに携わるようになったので、サービスをグロースさせるノウハウはもちろん、適切な運用方法などもわからず、常に手探りの状態が続きました。
また、クリエイターは単独で仕事をする文化だったので、他職種を巻き込んでプロジェクトを進める経験などもありませんでした。このような環境にいたからこそ理解できたのですが、自分は若いうちに規模の大きい開発組織でサービスづくりを経験することで、改めてクリエイターとしての土台を固めたいと思い、転職を考えはじめました。
─ 転職活動はどのように進めましたか?
転職の時期は明確に決めていなかったのですが、たまたま大学の先輩に会う機会があり、サイバーエージェントでクリエイターのRe:Career採用をしていること、会社説明会があることを教えてもらいました。
もともと自分が掲げていた会社選びの軸は、インターネット業界で新しい取り組みをしている会社であること、若手に投資をしていること、AIなど最新技術を取り入れていて頻繁に情報発信をしていること、という3つだったのですが、サイバーエージェントはこれに当てはまっていると思ったので、その場で会社説明会に応募しました。いま考えると、完全に勢いでしたね。笑
前提として、「会社は入社してみないと本質がわからない」という思考です。
ただ、偶然同期となった大学の同級生から聞いた内容と、会社説明会でクリエイターや人事から聞いた内容の本質的な部分が一致しており、安心と確信に繋がりました。
また、若手社員が任されているミッションや業務内容を聞いて、まさに自分がやりたいことだと思いましたし、社員の仕事に対してのモチベーションの高さを感じたことでさらに志望度が上がりました。
会社説明会後に急いでポートフォリオをつくり、Re:Career採用の本選考に進みました。
このタイミングで他社も複数エントリーしましたが、サイバーエージェントから内定が出た時点で転職活動を終えました。
この環境だからこそ気付けた自分の強み
─ 配属されて1ヶ月ほど経ちましたが、現在の業務内容を教えてください。
現在は、AmebaLIFE事業本部で、アメーバブログに関する施策をメインで担当しています。
具体的には、アプリのUI設計・デザイン、SNS・ブログ内キャンペーンのクリエイティブ制作、動画制作などです。
配属されて1ヶ月ほどですが、ここまで色々な業務を任せてもらえるとは思っていなかったので、自分でもびっくりしています。
社会人経験はありますが、新卒として入社しているので、トレーナーが二人三脚で伴走してくれるのもとてもありがたいです。
また、社内で募集がかかるデザインの仕事には必ず手を挙げたり、社内コンペにも自主的に参加するなど、いち早くクリエイターとしての土台をつくるために積極的な行動を心がけています。
─ 初めて同期ができたとのことですが、どんな存在ですか?
同期全体の印象でいうと、「面白い・手強い・心強い」です。
みんなの個性がバラバラで尊敬できる部分が多く、研修初日からとても良い刺激を受けました。
クリエイターの新卒研修でグループ制作をした際は、チームメンバーと協力して1つのアウトプットをつくるので、何よりも心強い味方だと感じました。
逆に、個人制作では手強いライバルとなり、切磋琢磨し合うことでさらに良いアウトプットができたと思います。
配属後も定期的に集まって情報交換をしたり、相談し合ったりなど、助け合える同期がいることは本当に幸せです。
また、そういった同期との制作・交流の中で、自分の強みが「思考力と言語化」であることに気づけたのも大きな収穫でした。
振り返ると、前職は年齢の近いクリエイターがいなかったので、比較対象は常に30~40代の先輩社員。
社会人経験もスキルも圧倒的な差があったので、自分の強みに気づくことはどうしても難しかったように思います。
まさか同期がきっかけで自分の強みに気付くことになるとは思ってもいなかったので、自分でも予想外でした。
─ Re:career採用をどういう方にすすめたいですか?
現状の自分に違和感を感じている若手クリエイターです。
会社で感じた何かしらの違和感は「他の会社を知る」ことでしか解消できない気がしています。
この会社に受かるかどうか、受かったとして入社するかどうか、入社しても自分がついていけるかどうか、、などの悩みは一旦置いておいて、どんな小さなことでもいいので、まずは行動に移してみてください。
会社説明会で他社の情報を得ること、座談会や交流会では他社のクリエイターと話すことで新たな学びや発見がありますし、何かしら刺激を受けると思います。
「自分の視野を広げるために話を聞いてみる」くらいの気軽な気持ちで参加してみてほしいです。
また、中途採用は即戦力かどうかを判断されるのが一般的だと思いますが、Re:Career採用は新卒採用と同じく、今後の伸び代も鑑みて採用してもらえるのも大きな違いだと思っています。
トレーナーも手厚くサポートしてくれるので、私のようにクリエイターとしての土台を固めたい人は、ぜひRe:Career採用を検討してみてほしいです。