5月16日〜19日に熊本にて行われた「第91回 日本産業衛生学会」。法人や行政機関などで保健指導に携わる産業医・保健師の方々が一堂に会する大きな学会です。前回(第90回)に続き貴重な機会をいただき、ランチョンセミナーを開催させて頂きました。
健康経営・産業保健マネジメントに関する研究の第一人者でいらっしゃる産業医科大学 森 晃爾先生に座長頂き、弊社代表 佐竹、トロント大学CAMH(Centre for Addiction and Mental Health)にてうつ病の研究をされている森口先生から「健康経営を促進するテクノロジーの活用〜モバイルヘルス活用の実例から〜」をテーマに登壇をさせていただきました。
まずは佐竹より「ascure(アスキュア)オンライン禁煙プログラムの使用実績と課題」と題し、健康経営に関して企業を取り巻く状況や事例をご紹介したのち、スマートフォンアプリを活用した健康経営へのアプローチについて、禁煙をテーマにお話しをさせて頂きました。
医療向け「治療アプリ®」の多施設臨床試験の結果をご紹介したほか、民間法人向け「ascure(アスキュア)禁煙プログラム」の最新データもご紹介いたしました。
「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」での参加者の経過から、オンラインで支援をうけられる利便性と、心理的依存や従来の支援の空白期間を埋めるフォローの充実から、継続率・成功率が大きく上昇していることをご紹介させて頂きました。
− ascure卒煙プログラム:https://www.ascure.technology/
加えて、充実したフォロー・支援を、アプリとオンラインカウンセリングといったテクノロジーを活用して効率的に提供していくため、禁煙外来よりも2、3割抑えた金額で提供できていることで、経済性・投資対効果の点でも注目できる結果があがってきています。
続いて、森口先生より「メンタルヘルス対策の現状とモバイルヘルスを用いた支援の最新事例」についてお話いただきました。
うつ病は社会的損失が大きく、企業においてもその対策は大きな課題となっています。2015年12月のストレスチェック義務化により、高ストレス者が把握できるようになったものの、医師の面談に訪れる方は全体の1%にも満たないという報告もされているなど、悩まれている方・リスクを抱えている方へのフォローは難しいのが現状です。
うつ病は発症してしまうと再発リスクが高いことが特徴であり、高リスクの方に適切な支援を行い、うつ病の発症を事前に防ぐことが重要になります。高リスクでありながら、従来のソリューションでは自主的に参加されなかった方にもそうした支援を提供できるソリューションとしてモバイルヘルスの有用性があります。
本会では、海外の最新事例や弊社の「ascureSPARXメンタルヘルス・プログラム」など、アプリなどモバイルテクノロジーを活用したによるメンタルヘルス対策の実例をご紹介いただきました。
− ascureSPARXメンタルヘルス・プログラム:https://sparx.ascure.technology/
当日は約360席の大きな会場の席のほとんどが埋まり、大変多くの方にご参加をいただけました。
弊社も、産業保健における「健康経営のためのテクノロジー活用」や「モバイルヘルス」への関心の高さを改めて実感した会になりました。
今後もキュア・アップでは、テクノロジーの力で優れたプロダクト・プログラムを提供し、企業の課題や人々の命に貢献していきます。
・「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」についてはこちら
https://www.ascure.technology/
・「ascureSPARXメンタルヘルス・プログラム」についてはこちら
https://sparx.ascure.technology/