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心が病まない・壊れないために 働き方2つのキーワード

Photo by Jared Rice on Unsplash

今回は「心を病まずに、そして壊れずに働くセルフコントロールの方法」をお伝えします。

日頃ハラスメント研修や社員カウンセリングを実施する中で、職場の人間関係やストレスが原因で精神的に疲弊している方のご相談を受けることがあります。

日本の働き方は「ストレス社会」や「過労死」というワードでよく表され、世界における自殺率が第14位と先進国で突出している現状です。
昨今からの新型コロナウイルスの影響で、落ち着かない状況の中、徐々に精神が疲れ始めている方がどの業界・職種でも増えているのではないでしょうか。

そこで今回は、心を病まずに働き続けるコツをお伝えします。
ポイントは大きく2つあります。

一つ目は「自己否定をしない」こと。

二つ目は「悩みは実は自分で作っていることを理解する」こと。

この二つを意識することで、心が軽くなります。

一つ目の自己否定が強い方の特徴としては、「どうせ自分なんて」「どうせ何をしたって」が口癖になり、少し怒られるだけで大きく落ち込み、それをずっと引きずってしまうということがよくあります。
恵まれた環境にいるにも関わらず、「この人はどうしてこんなに悩んでいるだろう」と思うくらい悩みを抱えている方もいるのですが、実はこれは自己否定の強さが関係しています。
自己否定を続けると気分が落ち込むだけでなく、自信がなくなり、更に他責になる傾向があるのです。
自己否定を止める為には、目の前で不都合なことが起きた時に「自分が成長できるチャンス」だと思うような訓練を敢えてしてみてください。

まずは自分を肯定的にとらえること、そして自分に思いやりを持つことを意識することから始めてみましょう。

二つ目の「悩みは実は自分で作っていることを理解する」ことが大切です。
例えば、「○○になったら私は異動しなくてはいけない」「○○したらストレスが増えてしまうのではないか」という未来の不安に苦しんでいませんか。
ですが実は、心配というものが生産的であることはほとんどなく、「人間は繰り返し心配になりますが、それで何かが解決することはあまりありません。」と心配に関する研究を行ったミシガン州立大学心理学科准教授のジェイソン・モーザー博士は説明しています。

将来的に起きるかもしれない不安に悩まされ、時間を無駄にするのではなく、「自分はできる」と思う訓練し、失敗したとしてもそれをバネに行動すればよい、と理解していく練習が大切です。

こうしたことを日々実践しつつ、セミナーを通して個人に伝えたり、
研修や人事コンサルティングを通して生き生きと働く職場づくりをサポートしています。

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