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給料が上がらなくても社員幸福度は上がるのか?

皆さんの組織において、社員が幸せに働き甲斐を持って働く為に必要なことは何だと思いますか?

綺麗なオフィス、高い給料、やりがい、福利厚生等…色々あり、また個々人で働きがいを感じる理由は異なりますよね。

よく「給料が上がれば」や「福利厚生を充実させれば」と耳にしますが、確かにこういった目に見える給料や福利厚生等ももちろん大切です。
ただ、決してそれだけでは幸福度を上げることには繋がらないのが現実です。

今回は、どの会社でもできる!給料を上げなくても社員が幸せになるための7のコツをご紹介していきます。

具体的なポイントに入る前、なぜ社員の幸福度なのか、会社にとって社員の幸福度をどこまで考えるべきなのか、その重要性をお伝えしたいと思います。

下記の図からもお分かりのように、幸福度が高い社員はそうでない社員よりも生産性と営業成績が高くなるというのはデータで実証されています。例えば、幸福度を上げることで生産性を21%増加、そして営業成績も37%の上昇に繋がったというデータがあります。加えて、幸福度の高い社員であれば退職する可能性も51%低くなっているのです。


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これまで労働時間に比例して成果が出るという価値観が少なからず根付いていた日本ですが、労働生産性が先進国の中でも低いことを考えると、今回のコロナをきっかけに起きた働き方の変化を皮切りに、こうしたデータを元に行動や習慣を変えていく必要が出てきています。

もちろん、このコラムを読んでいる方の多くが、「幸福度は高い方が良いに決まっている」あるいは「幸福度を上げた方が良いことは頭では理解している」と思っているでしょう。

では、実際にどのように社員を幸せにできるのか、について7つの観点から見ていきましょう。

1. 組織との繋がりを実感し、ポジティブな仕事体験を積むこと

従業員を惹きつけ、魅力的な組織を目指す為には、もはや福利厚生だけを重視するだけでは十分ではありません。社員幸福度にいち早く注目したGAFAなど企業では、従業員が組織とのつながりを日頃から感じ、豊かで充実した人生の一部となるようなポジティブな仕事体験ができるような環境作りに力を入れています。

2.透明性のある情報共有を行い、誠実であること

組織における課題については、フィードバックすることに留まらず、その後何をするかが組織として社員の成長には重要です。課題から学んだことや問題に対処するための具体的な行動指針を社内に共有し、常に透明性を保つ必要があります。

例えば社内のエンゲージメントサーベイを実施する際は、実施するにとどまらず、その結果も社内にオープンに共有し、その結果から何を学んだか、成功点と改善点を明確して、今後のアクションプランを誠実に伝えることが重要となります。

3.オープンなコミュニケーションを促すこと

企業は、従業員が気軽にコミュニケーションを取り合い、アイデアを共有できる場や空間を作る必要があります。休憩室での何気ない雑談から創造的な仕事の会話に発展することも珍しくありません。オフィスであれば、空間の雰囲気を工夫することも効果的ですが、例えばテレワークであっても敢えて雑談をする為のオンライン会議を設定することも一つ効果的な事例でしょう。

4.キャリアパスを明確にする機会を設けること

社内において成長に繋がる研修の機会やキャリアカウンセリングなどのサポートを提供することが従業員のモチベーション向上につながっていきます。
従業員が定期的にキャリアプランについて考え、発信する場を設けることが重要です。
研修やキャリア開発の一環として、会社全体で様々なキャリアパスの提示や一人ひとりが考える機会を積極的に設けましょう。

5.組織のミッション・バリューを共有しつづけること

昇給を提示して従業員を引き留めようとしているのであれば、その状況は時すでに遅しです。組織を運営する上で重要な価値観に共有できる人材を採用した上で、継続的に成長の機会を与えながら定期的に価値観を共有する場を設けましょう。
また、管理職がご自身の言葉でミッション・バリューを語り続けることが重要です。

6.感謝を伝えること

従業員のモチベーションが低下する多くの理由が、上司と上手くいっていない、仕事にやりがいがない、また学びや成長の機会を感じられないということがあります。
そのような中、日々の行動を褒め合う文化や感謝を伝え合うチームを作ることでチームメンバーのエンゲージメントを高めることができます。
些細なことでも感謝を伝え続けることで、自発的に動こうというモチベーションを促すことができます。

7.定期的に社員の行動や実績を褒めること

年1回の評価面談の時に褒めるのに比べて、例え些細なことでも頻繁にポジティブなフィードバックを与える方が、人々の幸せを長く維持できることが示されています。昇給や年一回の賞賛はいくら価値があっても1年未満で「消耗」してしまう傾向があり、頻繁に褒められる事の方が効果が高いことが実証されています。
テレワークでは些細なコミュニケーションが薄れがちですが、意識して部下や同僚を褒めることから初めて見るのがおすすめです。

どうでしたか?
つい、目に見えるお金に目が向きがちですが、
長期的な視点で社員幸福度を上げるためにこの7つを意識してみましょう。

社員幸福度を企業戦略として向上するサポートに興味が有る方は是非カジュアルにお話しましょう!

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