人生100年時代と言われ、何十年と働き続けなければならない時代に突入している中、とって避けて通れないのが「職場の人間関係」です。
「人間関係」は職場での悩みとして常に上位に挙げられる課題ですよね。
人材の流動性が高まる昨今では、「転職をしたいが、転職先の人間関係が良いか不安で踏みとどまっている」という相談もよく耳にします。
職場の人間関係によって、仕事の楽しさや充実感に差が出ることもあるのではないでしょうか。たかが人間関係、されど人間関係なのです。
皆さんは職場の上司や同僚とうまく接することができていますか?
「この人何だか馬が合わないな…」という場面には誰もが直面していると思います。気難しい上司、お局様は恐らどの会社にも存在しており、転職しても転職先にも絶対いるはずです。
こういった「自分が苦手とする人とどう付き合い、攻略する」方法についてお伝えします。
気難しい上司、同僚とスムーズに話が進まない時、普段どの様に対応していますか。
よくあるケースとしては「我慢する」こと。自分さえ我慢すれば…と抱え込んでいる人も多いと思います。ただ、我慢すると精神的な健康が徐々に失われて、休職や離職という道を選んでしまう人が多いのも事実です。
他にも「反撃する」「反抗する」「悪口を言う」ことでその場をしのぐという意見もあるかと思いますが、こういった対応はいつかブーメランの様に自分に戻ってたり、そもそも皆さんの労力を使う場所を間違えているが故に同じく身心共に疲労していきます。
そこで今回は、「感情」と「事実」を分けて話を聞くという方法をお伝えします。
「何かを言われて嫌だな」「いつも叱られてばかり」という場面に直面したら、その時に言われたことを一度文字に起こします。
紙に書いた文章の中で、「感情」をピンクのマーカー、事実を黄色いマーカーで塗っていきます。
例えば、「いつも何やってるんだ。この間頼んだ書類の締め切りも遅れているし、これまで何をしてきたんだ。本当に仕事が出来ないやつだ。急いで対応しろ」という会話があったとします。
その時に「いつも何やってるんだ」は感情のピンク、「この間頼んだ書類の締め切りも遅れている」は事実の黄色、「本当に仕事が出来ないやつだ。」は感情のピンク、「今すぐ対応して」は事実の黄色、という風に色付けをしてきます。
まとめると事実は「締め切りに遅れているから今すぐ対応して」ということになります。
その他のピンクの感情部分は一旦切り捨てる練習が必要です。
この様に、感情と事実を分ける訓練をすれば、どれだけ気難しい上司がいたとしても精神を削らずに仕事に取り組むことが出来ます。
いかがですか?
こうした内容を社員の一人ひとりが理解して実践することで、ストレスで悩む人が少しでも減れば嬉しいです!