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チャレンジングな環境に身を置き、成果に対してまっすぐ向き合える仕事がしたい

キュービックで7年目のキャリアを迎え、その中でマーケター、マネージャー、そしてR&D(Research and Developmentの略で、研究開発を行う社内部署)と役割を変化させていった藤原さん。SEOの奥深さに魅了され、一貫して取り組んでいます。そのやり甲斐はどんなところにあるのか、今後のキャリアをどう考えているのか、伺いました。

藤原駿太(ふじわら・しゅんた)

1991年生まれ。岐阜大学卒業。新卒でスタートアップに入社してすぐフィリピン支社に出向し、現地でスタートアップの泥臭さを経験。2016年にキュービック入社。主にコンテンツメディアの立ち上げや運営を担当し、現在はR&Dの部署で活躍中。

社員5人のスタートアップから始めた、社会人としてのキャリア

——藤原さんはキュービックが2社目ですね。まずは最初の会社についてお聞かせいただけますか?

藤原:はい。大学卒業後、IT関連のスタートアップに入社しました。ご縁があったその会社は社員が5人くらいの規模だったのですが、とにかくいろんなことを経験して社会人として早く成長したかった。そのためにチャレンジングな環境に身を置きたかったんです。そういう思いで入社しました。

——1年ほどで退職されたとのことですが、その理由は?

藤原:規模の小さい会社にありがちなことではありますが、良くも悪くも「会社=社長」的な面が強かったんです。社長で全てが決まる。時に、マーケットではなく社長のほうを向いて仕事をせざるを得なくなることがあり、これでは成果に対してまっすぐ向きあえないなと思ったのがきっかけです。

——転職活動はいかがでしたか? どんなところを受けたのでしょうか。

藤原:小さなスタートアップを経験したので、次は社員数100人くらいのフェーズの会社を主に受けました。業界や職種に関しては、この時の転職活動でも特にこだわりはなく、IT系の会社を広く見ていったという感じです。

——チャレンジングな環境に身を置きたいという軸は変わらず、人数が少なすぎるとジレンマが発生しやすいこともあって、ある程度規模のあるベンチャーを選んでいったということですね。

藤原:はい。スタートアップでは泥臭い仕事も多く経験しました。もちろん自ら望んでやったことですが、1日の時間の大半がそういった業務に割かれることもあって。一定の規模の会社ならば、もう少し効率的に仕事ができるんじゃないかという期待もありました。



キュービックに来たことで初めて「おもしろそうな仕事」に出会えた

——キュービックに決めたのはなぜですか?

藤原:さきほど言った退職理由と重なるのですが、成果に対してまっすぐに向きあえそうだと思ったからです。面接で世一さん(世一英仁/代表取締役社長)をはじめ、さまざまな方と話して、キュービックの文化を感じて。これは間違いないなと思いました。

特に世一さんは面接で初めて話をした時に、極めて合理的だな、本質的に正しいことをめちゃくちゃ大事にする人なんだなという印象を抱きました。その印象は現在まで変わっていません。

SEOの技術って、いわゆるハック的な面もあるんですよね。Googleやユーザーを勘違いさせることで効果を上げるという施策もいっぱいあるんです。でもキュービックはそういった施策に必ずNOを突きつけます。姿勢が終始一貫していますね。

もう1点は、選考過程でSEOの仕事を知り、おもしろそうだと思えた点です。これまで、学生時代の就職活動の際も含め、おもしろそうな会社にはいくつも出会えましたが、おもしろそうと感じる職種はこれが初めてでした。

Googleの「カンペキじゃないところ」を補うのがSEOの仕事

——SEOのどんな点に惹かれたのでしょうか?

藤原:もともとネットサーフィンが好きで、小学生のころからパソコンでいろいろなサイトを見ていたんです。なので、親近感があったから、というのが理由の1つです。

理系出身だからでしょうか、分析をして施策を打って、という業務の流れがおもしろそうに感じられたということもあります。

——藤原さんは2016年にキュービックに入社したので、社歴は長いほうだと思います。仕事のやり甲斐について教えていただけますか?

藤原:ちょうど7年目に入ったところですが、入社してから最初の数年は1つのメディアの担当ディレクターを務めました。それからマネージャーになって複数のメディアの運営を担当したり、次は新規にメディアを立ち上げる部署のマネージャーもやりましたね。現在はSEOのR&Dチームに異動して、社内のさまざまなメディアを横断的に見ています。

やり甲斐は……うーん、なかなか言い方が難しいのですが、Googleと向き合うことが楽しいですね。

——それはどういうことですか?

藤原:Googleって、いまさら私が言うのもおこがましいのですが、世界を舞台にしたプラットフォームですよね。でも、カンペキではない。

——カンペキではない?

藤原:はい。目指している姿は本質的で、いつも理想的なところに向かってはいますが、現時点ではカンペキなものではありません。そこをしっかり理解した上で施策を打つことによって、自分たちが作ったクオリティの高い記事や役に立つ情報をユーザーに届けるのが私たちの仕事なんです。

Googleが求める理想に足りない部分を補うのがR&Dのやるべきことなのかなと感じています。技術はどんどん進化しているので、そこに追いつくのは大変なことです。でも、逆に言えば自分も新しい技術や知識をインプットして成長していける。そういう世界を相手に切磋琢磨を続けられるのが、仕事の醍醐味です。



ユーザーの検索体験をもっといいものにしていきたい

——藤原さんは1つのメディアに特化して仕事をされていたこともありました。現在は横断的に動いておられますが、仕事の楽しさ、やり甲斐に違いはありますか?

藤原:1つのジャンルに特化している時って、そのジャンルのことを深く理解しながらユーザーにもGoogleにも評価されるコンテンツ作りに集中することができますよね。これは熱中できるおもしろさです。

いまのような立場だと、1つのジャンルに深く入ることは難しいのですが、横断的に社内のメディアを分析することで、全体で一定の効果が見込める共通項を見い出していくことが求められます。とても難易度の高い仕事なのですが……これも楽しいんです。

それぞれのメディアの担当ディレクターが現場ではなかなか気づかない部分まで分析して、傾向を発見していかなくてはなりません。1メディアで仕事をしていた時よりもさらに高度な知識、技術が必要なのですが、そのぶん、会社の業績に与えるインパクトも大きい。非常にやり甲斐を感じています。

——現在の立ち位置が性に合っている、という感じですね。

藤原:そうですね。世の中に数あるマーケターたちがSEO対策をしながらいい記事、いいコンテンツを作っていく一方で、Googleもアップデートを重ね、どんどんカンペキに近づいています。私がキュービックに入った頃と比べても、格段に検索結果のクオリティは上がっていますし、世の中のサイトの平均クオリティも確実に良くなっていると思うんです。そして、トータルとしてユーザーの検索体験もいいものになっている。キュービックは業界でも先陣を切って記事のクオリティを高める方向性を打ち出していて、業界の平均クオリティを牽引する立場だと思っています。そこに大きな意義を感じます。

——最後に、藤原さんのこれからについて聞かせてください。マーケター、マネージャーを経験し、現在はR&Dを務めていますが、今後についてはどうお考えでしょう?

藤原:キュービック全体のSEO事業だけを切り取って見てみると、このところ思い通りの大きな成長とまではできていない部分もあります。記事のクオリティアップは継続的に注力できていますが、Googleの技術進化に合わせたテクニカルな面の研究は強化する余地が大きいと感じています。向こう1、2年はそのあたりをミッションにして成長を加速させていきたいと思っています。

その後については、このままSEOの専門家としてやっていこうとは考えていないんです。Webサイトを経由してユーザーの疑問、課題を解決するところに終始するのではなく、もっと新しいサービスを創造して、情報や価値を提供していきたい。社内の役割で言えばプロダクト・マネージャーですね。これまでの経験を全て活かして、そういった立場で仕事をできればと思っています。

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