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社会人インターン事業を成功させ、転職の失敗をなくしたい

キュービックで社会人インターンを経験し、4年間の勤務を経てスタートアップへ転職した佐々木恵太さん。その後、2021年にキュービックへ復帰し、現在は社会人インターンの事業に注力されています。三度の転職経験を持つ佐々木さんの、この事業への想いについて伺いました。


佐々木恵太

新卒で印刷会社に入社し、住設機器メーカーのキッチンカタログの制作進行を担当。その後2015年にキュービックに入社し、4年間で10を超えるWebメディア立ち上げを行う。2019年にブロックチェーン/NFT系スタートアップに参画後、2021年にキュービックへ出戻り入社。再度メディア立ち上げとそのグロースに従事したのち、2022年より新規事業チームにて事業開発を担当する。


「遊び心のある会社だな」を入り口にしてキュービックに社会人インターンとして入社

——佐々木さんは新卒で印刷会社に入られたあと、2015年にキュービックへ入社しました。まずはその経緯を教えていただけますか?

佐々木:コピーライティングに携わりたいという思いがあり、学生時代は広告系に絞って就職活動をしていました。ですが、いざ働き始めると、業務内容が想像していたものとは違っていて…。方向性に乖離を感じたので、入社から1年経たないくらいの時期から転職活動を始めました。

——キュービックとの出会いについて教えてください。

佐々木:当時はそれほど強い想いがあったわけではありません。自分の経験を生かせる仕事がしたかったので職種はWebディレクターに絞って、あとはおもしろい会社に入れればと思っていました。そんな時にWantedlyでキュービックの求人記事を見て、遊び心のある会社だな、おもしろそうだな、そう思ったのがきっかけです。アプローチしてみると、「いったん社会人インターンとして働いてみてはどうですか?」とお話をいただきました。迷いはありましたが、「インターン中も転職活動を続けていただいて構いません」と言われたことが後押しになりました。それが2015年のことです。



「人を大切にしているんだ」ということに気がつき、キュービックで正社員として働くことに決めた

——社会人インターンとして入社後、どのようなお仕事をされていたんですか?

佐々木:最初は金融のメディアに配属され、記事制作を担当しました。その後、正社員の登用のお話をいただき、不動産メディアの立ち上げを一人でやることが実質、課題となり立ち上げが軌道に乗ったところで正社員になりました。

インターンを始めて1年くらいが経っていましたが、キュービックで働くうちに、自分自身がけっこう人との関わりを大切にしているんだということがわかってきたんです。いい人たちと働けるということが私にとってとても大きく、入社を決めました。キュービックはまだまだ若い会社ですから、会社作りに参画できているという思いを持てたことも決め手の一つでした。

——会社作りに参画するというのは、具体的にどういうことですか?

佐々木:当時、社内に「1,000億円ランチ」というイベントがあったんです。社員を対象にした企画で、「キュービックが売上1,000億円を達成するにはどうすればいいか」ということをランチを食べながらざっくばらんに話し合うというものです。「もっと会社を大きくしたい」という夢に向き合っている社員がみんな楽しそうに見えましたし、自分もこの一員になりたいなと強く思いました。印象的なこととして思い出に残っています。

——正社員登用後はどのようなお仕事を?

佐々木:メディアの立ち上げ、グロースに関わることが多かったですね。不動産売却、仮想通貨、証券、債務整理、プロバイダー、婚活、英会話、シルバーケア、ビデオオンデマンド、リフォーム、ウォーターサーバー、クレジットカードとジャンルは多岐に亘りますが、立ち上げ、立ち上げ、グロース、立ち上げ、グロース……と、半期で8つのメディアに関わったこともあります。当時はキュービックとしてより多くのメディアを立ち上げようという時期で、どんどん作ってPDCAを回していく、その繰り返しの中でディレクターとしてのキャリアを積み重ねていきました。

もっと広いマーケティングを追求したい。キュービックからスタートアップへの転職

——順風満帆のようにも思えますが、その後、他の会社に転職されていますね。

佐々木:はい。キュービックで働くうちに、もっと広い意味でのマーケティングに興味が湧いてきたのです。あとは、SEOを極めていった先にはSEOのスペシャリストという道しかないように思えて、自分が本当にそこの道に進みたいのかという迷いもあって。また、ちょうどその頃、キュービックは人材を増員していて、部署異動が頻繁に起こっていたんです。キュービックに古くからいる人と新しく入ってきた人とでは仕事の進め方や考え方に違いがあり、私は部署のコンディションを改善するPJメンバーだったのですが、これがなかなか大変で……。いちディレクターとしては、もっとユーザーに向き合える時間が欲しいなと心苦しく思っていました。

——そしてスタートアップに転職されたのですね。

ブロックチェーン技術を使ったサービスを運営するスタートアップです。当時28歳でしたので、スタートアップに挑戦するなら年齢的にも今が最後のチャンスかなと思いました。アプリやウェブサービスの開発に関わったのですが、ユーザーのリアクションを見ながら細かいところまでサービスを作り込んでいく経験をさせていただきました。やりたいことはできていたものの、これはスタートアップならではというか……資金調達に苦労する時期が長く、営業担当の取ってきた案件をひたすらこなす、ということが続きました。その時期はユーザーの気持ちをないがしろにせざるを得なくなることも多く、再び転職活動を始めました。

復帰のきっかけは「キュービックなら人は間違いない」

——そうして、いわゆる出戻りの形でキュービックに復帰されたわけですね。

転職に向けて動き出したものの、なかなかピンと来る会社には出会えなかったですね。たまにメンバーと連絡を取ったり飲みに行ったりと、キュービックとの関係自体は続いていたのですが、その中で、「一番覚悟を持って働ける会社に行くのがいいんじゃないか」というアドバイスをいただきました。先に述べたように、私は働く環境として「人」の存在をとても大切に考えていますので、そこで改めて「キュービックなら“人”は間違いないな」と感じたんです。

——先程、SEOをこれ以上がんばってもSEOのスペシャリストになる道しかない、そこに迷いを感じていたとおっしゃっていました。現在はどう思われていますか?

佐々木:SEO担当としてキュービックに復帰しました。その迷いは引き続きあったものの、「果たして自分はSEOをしっかりやり切ったんだろうか」という思いも出てきて、やれるだけやってから新しい挑戦をしたいと考えるようになりました。現在は新規事業の立案企画、開発に携わっていますが、プロダクト制作のマネジメントに興味があったので、それに近い仕事ができていると感じています。ポジションは自分で作っていくことができるんだということを実感しているところです。



自分自身の経験を踏まえて社会人インターン事業に注力

——佐々木さんは現在、社会人インターンの事業にも取り組んでらっしゃいますよね。

佐々木:これはスタートアップに転職した際に感じたことなのですが、社会人インターン時代を含めてキュービックで4年間働いたことで、この業界で働くための土台になる力、マーケティングの基礎的な力が身についていたんです。まったく100%の未経験というわけではありませんが、私が全然違う業界からWeb業界に入って現在のように働けているのは社会人インターンを経験させてもらったからだと思っています。

そうした経験を踏まえて、現在は「転職の失敗をなくしたい」という思いで社会人インターンの事業に取り組んでいます。少しでもキュービックに興味を持っていただければ、まずはインターンとして入社していただけるルートを用意する。キュービックで働くことを通じてしっかりとした力を身に着けて、本格的に入社するかどうかはそれから考えていただければ。そうすれば会社をよく知った上で入っていただけますよね。

——今でこそ大学生インターンは広く知られるようになりましたが、中途入社の場合は、会社を見極める期間が少ないですよね。そこで働きながらにして入社するかしないかの検討をする時間を長く持てるのは素晴らしい仕組みだと思います。

佐々木:私自身が経験してきたことですので、この経験を活かせればと思っています。一度社会人になってしまうと、未経験での転職の道が狭いのが実情ですよね。そこでインターンという形を挟むことによって未来を開くことができる。未経験だから転職できないという現状を解決していきたいです。

そういった方々を受け入れる側として、私たちキュービックにも課題はあります。課題を考えて施策を立てガンガン進めていくことは得意だけど、仮説の検証設計をしてデータを分析しながら検証していくことは、私自身を含めての課題であるのと同時に、これからキュービックに来ていただく方に求めることでもあります。

個人的には、世の中のいいモノをもっと広めたい。いいモノをおもしろいと感じてもらいたいと思っています。現在の業務に徹底的に向き合うことで、いずれはプロダクトマーケティングマネージャーのようなポジションを自分で作り出し、世の中にとって価値のあるプロダクトを作って広めることのできる人間になれたらいいと思っています。

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