13期から15期(2018年7月から2020年6月)の3年間で、業績は236%成長。グループ全体の従業員も289人→483人へと規模が拡大し、さまざまな「変化」が生まれました。「三度目の創業期」と言われるこのタイミングで「キュービックの変化とこれから」について社内メンバーへインタビューしていくことにしました。まずは、聞き手である自身が自分を振り返ろうということで、第1回目は2018年新卒として入社した市原純がセルフインタビューをしてみました。
◆聞き手 兼 話し手
・市原純(@Junomi_icchi)
2018年新卒入社。北海道生まれ。キュービックに内定後、内定者インターンとして転職領域のコンテンツメディア運用チームに配属される。新卒入社後、クライアントのオウンドメディア運用チーム→営業部署の立ち上げ→ウォーターサーバーメディアの広告運用と営業を兼務→社長室に所属。
市原 純の経歴と3年間の変化について
ー 市原さんの入社の経緯を教えてください。
市原:
2018年に新卒としてキュービックに入社しました。2017年新卒以前は長期インターンからの採用のみ。「長期インターン以外からの採用」は18年新卒が会社として初めてだったんです。他の会社だとなかなか無いかもかもしれませんが、「同期だけど入社歴は4年目!」みたいなことが平気でありました(笑)
ー 今までどのような仕事をしてきましたか?
市原:
部署異動が多くミッションは変わりやすかったのですが、新卒から4年目まではウォーターサーバー業界に関わることが多かったですね。新卒から法人営業部としてウォーターサーバーのクライアント担当になりました。
今となってはネタなのですが、当時ウォーターサーバーのメディアを担当していた弊社のスタッフが、クライアントと契約締結した次の月に退職してしまって、、
ー なんと!一大事ですね。
市原:
そうなんです。その時僕は、クライアントへ「貢献したい」という気持ちで、ミッション外ではあったもののコソコソとエディターと協力しながらコンテンツSEOのメディアを運用することにしました。実際に自分で使ってみたり、正月に家電量販店に張り付いて、契約した人へインタビューしてみたり(笑)。運よく努力が実り、業界の中でも話題になる速さでメディアが成長して、会社も慌てて注力領域に指定し直す・・・といった小さな成功体験を積むこともできました。
その後しばらくはさまざまなメディアのフロント営業をしていましたが、2020年には広告運用を担当させていただくこともできました。コンテンツメディア運用・広告運用・法人営業と、キュービックのマーケティングを一通り学んだ上で、2021年7月から社長室に在籍しています。
ー 社長室はどのような役割が求められる部署ですか?
市原:
社長室のミッションは「CEOの実行力拡張」です。CEOは「中長期×最重要のアジェンダ」に取り組むベンチャーの最大戦力で、実行力を拡張すること・本来の社長業に集中できる布陣を組むことが、ベンチャーの成長にとても重要になります。現在CEOの世一が担っているアジェンダの1つが「採用力の強化」ということで、今期の社長室は採用広報を担当していく予定です。
キュービックの3年間を振り返る
ー キュービックの3年間を振り返るとどんな3年間でしたか?
市原:
まずは市場の変化に触れたほうがいいかもしれません。直近3年間を語る上で外せないのは新型コロナウイルスの影響ですね。キュービックのメディア事業への影響も大きかったです。。
市原:
そもそも広告事業は、「広告主の広告予算」と「インターネットユーザーの需要の増減」の双方に左右されます。そこにきての新型コロナウイルスの影響です。
キュービック全体で捉えると大きく分けて3つの影響がありました。
- 広告主の事業にダメージがあり、広告予算が縮小された領域
- インターネットユーザーの需要が低下して、トラフィックが減少した領域
- インターネットユーザーの需要が伸び、それに伴い広告予算が拡大された領域
業界や広告手法の戦術をバランスよく保つことができていたので、なんとか業績を伸ばすことができたと捉えています。
ー なるほど。たしかに業界自体もかなり大きく変動しましたよね。
市原:
そうですね。PESTで振り返ると、大きなところではこのような動きがありました。
- Politics
- 消費者庁による規制の検討開始
- 薬機法の厳格化
- Economy
- DXニーズの上昇→デジタル広告予算拡大、人材獲得競争加熱
- テレワーク浸透
- Society
- youtuber/tiktoker台頭(TV離れの加速)
- 働き方の多様化
- Technology
- Googleの検索順位決定アルゴリズムはEAT重視に
- Yahoo!、LINEなど広告規制の厳格化
- 5G→動画プラットフォームの台頭
国やプラットフォームの広告規制やプライバシー保護への取り組みが活発となり、広告業界への影響はかなり大きかったと思います。業界としては「向かい風」が強かったと考えています。
ーたしかに、業界全体の伸び率は鈍化していましたね。キュービックはどうでしたか?
市原:
売上は3年で236%成長しました。12期まではメディア事業のみでしたが、13期には新規事業への投資もスタートしました。
また、事業だけでなく、組織面も拡大していきました。株式会社パラソルや株式会社アーク・コミュニケーションズのM&Aによってグループ会社も増え、グループ全体の従業員は289名から483名に増えましたね。
その他にもCI(コーポレート・アイデンティティ)・VI(ビジュアル・アイデンティティ)のアップデート、営業組織立ち上げ、SNSアニメ「モモウメ」の誕生、CDO/CTOのジョインなどもありました。だいぶ会社も変化していきました。
ー かなり順調ですね。
市原:
定量的な成果やポジティブに変化があったところだけピックアップすると順調に見えますが、実際はそれほどではありませんでした。コロナ禍による消費行動の変化や広告主の広告縮小、Googleなどプラットフォームのアルゴリズム変動などにより、業績や組織状態がダウンした時期もありました。
また、在宅勤務が増えたことにより、「ヒト」の魅力で入社している割合が多いキュービックのメンバーは「なんでキュービックで働いているだっけ?」と迷子になってしまうことも珍しくありませんでした。実際、僕もそう感じました(笑)。
ー そんな状況下でも業績を伸ばせていけたのはなぜですか?
市原:
その理由については、僕よりも当時メディア事業本部長だった木村圭介さん(現在は執行役員)から話すほうが良いと思うので、次回のインタビューに持ち越させてください!
ー そうですか。では木村さんの話楽しみにしてます。最後に市原さんの今後の抱負をお聞かせください。
市原:
会社初の中期経営計画が出たのが、12期の終わり(2018年6月)でした。中期経営計画により、目指す先や姿が明確化され、課題が噴出してきました。たくさんの課題の解決に携われるのはベンチャー企業に勤めている特権ですよね。
今期は2回目の中期経営計画始まるタイミングです。17期にかけての1年間は、様々な課題が噴出してくるでしょう。前回は新卒で貢献範囲は今と比べて小さかったのですが、今回は社長室という立場で、全社を横断して課題の解決に向き合えるのですからとてもワクワクしますね!
ー ありがとうございました!では次回のインタビュー企画はどなたですか?
市原:
話の流れ的に、本当は木村圭介さんにインタビューしたいところ。ですが、僕一人では世に出せるようなレベルの文章が書けないため、文章を書いてくれるパートナーを見つけなければなりません。そこで最近、朝日新聞社/朝日新聞出版から入社された佐々木広人さんにインタビュー 兼 協力依頼をしにいきたいと思います!
市原純とコンタクトを取る
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YOUTRUST:johnicchi
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