Web3黎明期の2018年から国内最大級のブロックチェーンゲーム『CryptoSpells』を自社開発・運営。その知見を活かしてNFT・ブロックチェーンゲーム領域で自社開発・開発支援・コンサルティングを行い、急成長を続けるCryptoGames株式会社。
今回は、Oasys Explorerのエンジニア事業責任者 白井寛之さんにインタビュー。
*Oasysは「Blockchain for Games」をコンセプトとするゲームに特化したブロックチェーンプロジェクトです。CryptoGamesはOasysのバリデータとして参画しています。
実際のWeb3業界で働く人達の肌感やCryptoGamesの内側に迫ります。
No.2 白井寛之
2022年4月に入社
Oasys Explorer事業責任者 エンジニア歴13年
最近LUUPのUXに感動し、激推しハマり中
──簡単に自己紹介と経歴をお願いします。
エンジニアの白井と申します。新卒から今までずっとエンジニアをしていて、13年目になります。
営業や医療、ビッグデータなどを経て、現在CryptoGamesでブロックチェーンエンジニアをしています。
──Web3に興味を持ったきっかけはなんですか?
4年ほど前にSolidity(ブロックチェーン言語の1つ)の学習ツールを開発した知人に、イーサリアムのコミュニティに誘われたのがきっかけです。ちょうどCryptoKitties(クリプトキティーズ)がすごく流行っていた頃で、コミュニティやプロダクトの信条にすごく共感したんですね。
これはすごい技術だ、と。
そこから色々クリプトを触ってみたりしていました。
──Web3の好きなところはどんなところですか?
希少性のあるトークンを少量ずつプログラムでユーザーに配ることができる点です。これが、既存の株や証券より優れてる点です。なのでどうしても既存企業のホルダーには偏りがあります。
ただ、Web3はそういった不公平をよりフェアにしてくれると思ってます。例えば、エアドロップは代表的な例で、ユーザーに還元される環境を”技術”が作るんです。
この時点で本来の金融とは全く違いますよね。
ブロックチェーンで金融らしいことをしていても、1番楽しさを感じる部分は、既存の金融とは違って中央集権でないところ。パブリックでオープンソースな部分に魅力を感じます。
──CryptoGamesに入社した理由はなんでしたか?
1番の決め手になったものは「STEPN」です。
ブロックチェーンの技術がどれだけ先進的で魅力的だとしても、現在の日本の金融リテラシーだと浸透するまで時間がかかると思っていたんですね。
そんな中で、「STEPN」というブロックチェーンゲームが登場して、日本で大流行したんです。今まで投資なんてしたことがなかった人も「STEPN」ならしてる、みたいな状況になったんです。
すごく衝撃的で、同時に、日本にブロックチェーンを浸透させるにはゲームだと確信しました。
これを受けて、Web3企業でもゲームに注力している企業か且つ、ゲームが1番面白かったCryptoGamesに入社することを決めました。
──実際にCryptoGamesに入社してどうですか?
決して大きな会社ではないけれど、やはり最先端のことをしている自覚はあります。
ビジネスでも、法律面でも全てが新しい。前例がないからこそチャレンジし続ける楽しさがありますね。技術面でも常に最先端な情報が入り続けてますから。
あとは、魅力的な人が多いです。新しい・ホットな業界ですので、やはり集まる人もタレント性であったり、誇張なくいい人、面白い人が多いのかなと思います。
前例が無いこと、難しいことにもチャレンジしていく、そこに楽しさを見出している人がCryptoGamesには沢山いますね。
CryptoGamesのミッション
──これからWeb3業界に来る方へメッセージをお願いします。
1番は、ブロックチェーンへの情熱を抱き続けることです。
ブロックチェーンで通貨を非中央集権にして何が嬉しいのか、なぜこんなにも難しいことに挑戦しなければならないのかを常に考えながら、めげずにチャレンジし続ける。理想を目指し続けるモチベーションが必要です。
この業界の方々にはWeb3の可能性を信じている人が多くいます。知れば知るほど魅力を理解することができる分野です。
例え95%が詐欺プロジェクトだとしても、残りの5%がどれだけ先進的で真面目に、挑み続けているのかをぜひ知っていただきたいです。
笑顔が素敵な白井さん
【取材後記 by森】
柔らかく朗らかな雰囲気とは裏腹にしっかりと自分軸を持っている方でした。
ご自身が描く未来や理想を信じて、モチベーションを保ち続けるその考えに強さと自信を感じ、これから進化し続けるであろうWeb3の発展の礎を築くのは挑戦し続ける彼であり、私たちなのだろうと思わずにはいられませんでした。